細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2020-01-01から1年間の記事一覧

【詩作品】始まりの言葉

終わらせられず始めることができない たとえば終わったら終わったでダルく歩き出せない 生まれ変わらない 繰り返す 繰り返していると誰がいえるか空気を吐き数を数える 星の数に驚く誰が宇宙をみたか草むらに寝転びまた思い出す思い出す 疲れやすいなとつぶ…

【詩作品】引き裂かれる前の力を

明るささえ罪だとしても求めるあたたかさを待ち受けている 文明の明るさは暗さであり罪と罰であり生かされている世界が知らぬまに私を狭い部屋に閉じ込め生かされているという幻を目の前にしつらえた 元に戻りたいという罠と悪くなるばかりだという罠と 私た…

ひとりで、全てで。

冬に向かう空。コロナ禍で。死に行く文明で。何もない心が行く先も知れず生きていて死に行く。知らぬ人波はそのまま魂を剥き出して一人一人になる。はじめからひとりではなかったか。ひとりで、全てで無知で底知れなくてこうべを垂れる。

【詩作品】来迎図

心安らぐときにざわめく草の命たち流れる灰の雲懐かしい匂い灰の匂い別れの匂い なぜ生きていて理由はわからない わかろうとしなくても知らなくても知らされなくてもぷつぷつと泡が吹いてきて私はそっと笑ってみる 心安らぐときに終わらない音を聞く聴くつも…

維新、自民、トランプのバラエティショー的共犯関係の作り方とその排除的な暴力性のステルス化ー大阪市廃止に反対していて感じたこと

維新の手法というのは、テレビのバラエティや24時間テレビのような、ネタとガチを故意にわからなくさせて、人を集団催眠に陥れて、不可解な企画やいじめ的暴力やお涙頂戴を正当化し、視聴者を共犯関係にもちこみ、理不尽なことを「面白い、いっぺんやってみ…

大阪市廃止特別区設置というのは住民自治の剥奪、弱体化でそれを無理に「改革」と呼ぶ限り、大阪市民は深刻な分断対立に追い込まれる。

二回この大阪市廃止住民投票の反対運動に関わって、私たち大阪市廃止反対の人びともみんな大阪がよくなることを願っている。おそらく、大阪を「良くしたくない」という人は、賛成の人の中にもあまりいないはずである。 しかし、問われるのは、どの方向に改善…

大阪市廃止を推進するファシズム的手法への異義

多くの人は、「都構想賛成派」と「反対派」が対等に戦っていると思っている。 この捉え方が全く間違っている。 「都構想」の賛否など問うていない。 野球で「フレーミング」という手法がある。 ピッチャーの投げた球がボールなら、さりげなくキャッチャーが…

大阪市廃止住民投票の手前で。

いま大阪市廃止阻止のためスクランブル的にしばらく休んでいたTwitterにも投稿していますが、またそのうち休むかもしれません。 コロナ禍や心身の不安定とかもありますし、しかし、それより以前にTwitterでの発信にいまいち自信がなくなっています。悪質な人…

【11.1大阪市廃止住民投票目前】たちどまって再考いただきたい。大阪市廃止特別区設置という東京都の猿真似をしても、都にはならず、大阪市が廃止され、特別区という財源のない自治体になり住民が苦しむ。東京に勝てないどころか自爆するだけである。

西川のりお氏は維新の構想を支持してしまう人々の「よくある傾向と誤解」の典型である。 「 ―都構想には賛成ですか。 都構想が正解とは言い切れませんが、「何かしなければ」という気持ちからおおむね賛成です。反対多数になれば、現状のままということにな…

【11.1住民投票まであと4日】 大阪市廃止特別区移行コスト年218億増(住民サービス低下)発表の衝撃。新型コロナ禍の中、市民に説明すべき特別区コスト増というデメリットを隠して進められてきた「大阪市廃止構想」は終止符を打たれるべき時。

維新による、大阪市廃止特別区移行に年218億のコスト増報道に対する「デマ扱い」が激しい。大阪市財政局が出した行政の発表が終盤で痛打になっていて、必死に話を逸らそうとしてるが、見苦しい。住民説明会でデメリットを説明しなかった松井、吉村両氏が悪い…

【11.1住民投票前最終週】大阪市廃止で「大阪が豊かに」はあり得ないと考える理由・大阪市廃止して特別区設置すれば年218億円のコスト増のスクープ

今回の住民投票は正式名称を「大阪市廃止特別区設置住民投票」といいます。 まず 都になりません。 賛成が一票でも上回ると大阪市は廃止されます。 大阪市が廃止されて、特別区が設置されますが、特別区は大阪市より権限、財源が小さく、移行コストや4つに…

【詩作品】どこを始まりとして

この世界にんげんでいることが辛く生き物に帰れず暗い港に微かな光がにじんでいる 生まれて生まれることができて 髪が伸び爪が伸びはじける 語るべきこともわからず云わずにいることもできない 張り詰めた直線が曲がり揺らぎいつまでも終わらない 言葉にしな…

【福島第一汚染水海洋放出に再度反対する】ータンク増設を真剣に検討すべき・地元、全国、近隣諸国の反対の声を聞くべき・ちりも積もれば山となる汚染物質の脅威

*タンクの場所がないのは無謀な廃炉計画を優先し、敷地などの検討をまじめにやらないから タンクの置場所がないということ自体、経産省小委員会で、委員の多くから疑われていたのに、廃炉における敷地利用の再検討をまともにやらず、廃炉に邪魔だからタンク…

【詩作品】光出す深紅のメロディ

伝えるために つまずく命 逆らう罪の 感情深い 雲に青空 夏の滅亡 生きていたら 生きていても 高らかに流れる 窓の外の風景 わたし脈打ちながら あなた脈打ちながら 誰も脈打ちながら 暗い穴に車両ごと吸い込まれる 海の匂い みどりの悲しい息吹き きっとさ…

【詩作品】向こう側に、一瞬の風と鼓動を

頭が痛い日には なかなか考えることが できないのだ だから 痛くない日に考えるのだが 考えていたら やはり頭が痛い日が やってくるのだ 考えるということが すでに流れに逆らい 魚のように流れに向かって 頭を突き出すこと だから ある種の抵抗だから たぶ…

【録音】相模原事件4年目に考える優生思想

「相模原事件4年目に考える優生思想」https://twitcasting.tv/ishikawakz/movie/631034540 「相模原事件4年目に考える優生思想2」https://twitcasting.tv/ishikawakz/movie/631046793 あわせて1時間くらいです。 私のこれまでの生き方、精神障害認定され…

仮定された未来にあわせて命を切り取らないで。それは未来自体をなくすことー新型コロナ禍と優生思想への批判

これは新型コロナ禍における人々の言論の推移を注視しながら、相当の悔しさを背景に書いたものです。 例えば、コロナ対策をまるでしないで「集団免疫獲得しましょう」って、これ優生思想的なんです。感染症の危険が高い人はどんどん「死んでも自然現象」にさ…

【詩作品】新しい町に

人間ということ 毎日 考えてみるが やる気が浮かばず ずっと目標がなく 生きてきたと いう 気がついたら 人間だったから驚いて 私であることは なんと重たく 儚いのか 夢を見て目が覚める 目が覚めて 夢を思い出せず 光の中に まぶしい戸惑いがあった 生まれ…

和歌山モデルの感染封じ込めから考える院内感染/永寿総合病院の悲劇から学ぶ

まず、はじめに永寿総合病院にて、新型コロナウィルスで亡くなられた患者、病院スタッフの方々に哀悼の意を申し上げます。さらに、新型コロナウィルスに感染し、辛い思いをされた皆様にお見舞い申し上げます。 この記事は、特に永寿総合病院自身の責任を免責…

【詩作品】あなた以外も人間、あなた以外も生き物

あなた以外も人間 あなた以外も生き物 ゾンビじゃない 論外じゃない 誰もが生きている 私たちは生きているが 生きているという状態が 深く理解できておらず 全てのものを包んでいる エネルギーの連鎖に 気づいておらず 宇宙に空いた暗い穴も あたたかい日差…

【詩作品】なにものでもなく、命は

ほんものも無くにせものも無い みなさんのお話がわからず言葉が通じ合う道がない誰にも生きている意味は用意されておらずただ最小限のものが循環している ただ何かがあるように見えていたものが誰かの呪いの残り滓であって毎日日が昇るとか気温が上がるとか…

【詩作品】地球での生き方を知らなかった

彼方に向かうはずの感覚の草の葉の先は熱暑に干からび 巨体の老人の 荒々しい声の飛沫はそれほど遠くない滅びを目指している 地表で激しく蒸発した水はやがて巨大な雲となり私たちの地上的生命を洗い流すのだがそれはあらゆる宗教経典に描かれてはいない際限…

思考と気質

今日は、大変暑く、急激な気温上昇に体がついていけず、片頭痛がしたから、頭を保冷剤で冷やして寝ていた。 そうしてから風呂にはいり、夜ハンナアレントの『政治と判断』のなかの集団責任という文章を読み、思考というものに独自の非常に高い意義付けを与え…

【詩作品】うたうコドクきり

人間が嫌いで どうしてもこの世 死ぬのは怖いから ハッピーな雲を見つめながら 歩きたいかもしれない 人間の 空気が薄い世界で 私の孤独は健やかとなり しかし未来には ますますはっきりと 不気味さしか みえない そもそも 私たち人間さまが 時間に沿ってい…

【大阪市廃止分割】の都構想、11月住民投票というが、住民のダメージを無視した維新的なショックドクトリン。その非道さ安倍政権と酷似。

大阪市をずたぼろにし、公的な医療福祉セクターを破壊したツケがコロナ禍で明らかになった。税収など先行きが全くわからない。コロナがどうなるか全くわからない。 大阪市廃止などあり得ないだろう。 都構想協定書案 来月議決の意向|NHK 関西のニュース htt…

大きな医学団体、病院、医師団体が病院で治療や分娩、透析、手術などを受ける人に対し、「無症状・軽症」でもPCR検査拡大、公的補助を求めていた

※すべての医学団体はチェックできていません。しかし検索上位でこれだけ見つかりました。 ※病院は、市中感染の規模が今の検査体制ではチェックできないため、院内感染を防ぐためこのような体制を求めていると思います。病院スタッフと患者両者を感染から守る…

【詩作品】世界にめくられて

星が輝く 動揺する 堂々する するするする 糸が下りて 君はこの穴の中で 一人なんだよ 言われなくても わかっているさ この穴は 真っ暗いから 星があんなに輝くのだ 灰色の風景を 頭によみがえらし 頭は便利だから 使ってしまうけど ああ また見えないものが…

【詩作品】弱さの自覚

頭の中に銀の糸垂直に立っている 歌を聴く度に悲鳴と歓喜の渦の中で体がしびれ銀の糸が白熱するのだ 滅びを前にして僕の体は間抜けなほどふやけている ふやけた体は冷たい空にも無気力で乱気流の裂目に吸い込まれそれでも無抵抗で墜落する僕の脳の中にまた銀…

「アフターコロナ」を今のところ想定できないコロナ危機の深さ※追記あり

コロナについて、楽観できる科学的データはほとんどみたことがない。今のところ免疫ができるというエビデンスがないという事実が深刻だ。 「ハーバード大学医学大学院とブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)のデービッド・ウォルト教授(病理学)は…

パンデミックの世界で考えてみる。自閉症の私と世界の間の距離

私は小さい頃から不安や恐れが強く、これはなかなか言葉でいわく言いがたいから、詩を書いたり、いろいろしてきたわけです。その点、自閉症スペクトラムという言葉を知って助かった面があります。それは自分の中には、なかなか溶けてゆきがたい何かがあるの…