あたたかい週の次に冷たい風が吹いて空は鉛色に深く宇宙を映していた 公園で笑う、3人の子どもたちを見ながら私はマスクをつけて町をすり抜けていくのだ 明日がわからないことが不幸じゃない笑えないから生きられないわけじゃない笑おうと無理にするくらい…
ごまかさないでいると胸が痛い胸が痛いまま生きるのは辛い だけれど 生きようとしてごまかせば痛みさえ忘れてしまうそうしてどんどん死んだ部分が増えていく 私の顔はどんどん浮腫んで画面をはみ出している 私はどんどん大きくなるすでに感じられぬ痛みが人…
特に何もなく眠る日々に歌がある昨日から連なってきたのではなく私の内なる時の流れに不気味な物語や儚げな印象の端切れよ不可思議な調べよ悪夢における寝言の囁きよこの日々は何であるかどんな喜びがあるかさざ波のように淡々と繰り返されて生きる意味問わ…
痛みに顔をそむけざるをえないのだ 私の顔は真っ青に恥らっている どうにもならない こんな地獄はない 逆さまに ひきつっている すでに落下の感覚はない 落下する私はすでに 感覚の中で落下を感じることができない 落下を感じないで あくまで生きている私の…
電子書籍で白川美也子「赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア」を買いました。 精神科の主治医が、私のケアの参考にと薦めてくれました。 あなたは、発達特性のみならずトラウマの影響も強いだろうと最近主治医に言われたのです。 近年集中力や気力が低下し、…
「繰り返しのはじめまして」 新しい海岸でまばたきをしてまだできる息が喉の奥へ流れ腹でふくらんで喉から飛び出して行く 生きることは繰り返しだった繰り返しのはじめましてだった 冷たいみどりの歌が風にながれる厳しいんだなにもかもが優しくてなにもかも…
「魂は矛盾して」 短い先は長かった 魂は矛盾して墓穴を掘る 溢れてくる水を飲み干し今だ燃える荒野を歩き続けている あの時のように遠ざかりそうな意識組み直して私のめまいの先を一切が未来につながってると思えない そのあとに未来があっても滅びは続いて…
「コロナ禍で定まったこと」 コロナ禍で定まったのはこの命が現場だということだ。 他人事にする、しないはない他人事にできない私たちはどこにも誰にも私の元となる命の光を見る不安を見る まず私の命を感じずに感染症は捉えられまい。どこかに誰かに祈りを…
「ゼロコロナ」に対する「誤解」は、「被曝受忍反対」に対する「誤解」と似ている。 事故や災害の結果の被害は仕方ないから受け入れなさいという「俗流現実論」(コロナ共生、withコロナ的な)が「もうこれ以上なるべく被害を繰り返さない目標設定を」という切…
いま、東京都は医療崩壊です。そして、オリパラ開催側は選手や大会関係者に怪我人やコロナ患者が出ても、入院できない可能性を想定してないそうです。 選手の入院困難、想定せず 感染者増とパラ開催「関連ない」―IPC会長〔パラリンピック〕:時事ドットコ…
政府のいう「復興」の意味は年間20ミリシーベルト以下に線量低下すればよいのだから、通常の年間線量限度1ミリシーベルトの20倍以下であれば被曝を受け入れさせることができるのであり、その基準より低下していれば、放射能汚染の多くの被害を「風評」とし…
現在進行形で起きているコロナ禍の惨劇に対する日本政府の対応は、日本が戦前、戦後に行ってきた天皇制的なマイノリティーの排除と似たメカニズムをもつ。 オリパラ開催を感染症対策や補償より優先するという恐るべき事態は日本の近現代史における国策的惨劇…
コロナ禍も原発事故も気象災害(猛暑等)も「大丈夫耐えられる」という五輪の根性我慢精神とそれを支える差別的な大会関係者という図式はこの世界、日本の地獄ぶりを完璧に表している。中止を!
Rockn' Roll黒沢健一J-Pop¥204provided courtesy of iTunes 放射能の「風評被害」という言葉は結局、東電や国が十分な補償をするのではなく、「被災地の商品を買い支えよ」と全国の消費者の負担にすり替えたものだった。でなければ、あれだけ閣僚が恫喝気味…
私は自閉系の発達障がいとその生きづらさによる二次障がいである精神疾患がある。 10代の頃から、死にたいと感じたことはなんどもあったし、生きるのが辛くて、叫んだり、荒れたり、父親と取っ組み合いになったことは、何度かある。 まず、そのような場合、…
生きていけないと思いながら途を歩いてきた夢のなかを歩いていたそのつもりでした クムクムクム 難しくて汗流すそんなに気張らなくていいのにさ 古い家が城跡のもう城がないそのあとに並んでいた少しずつ古い建物が消えてゆくのにもう城もないのにそこはまだ…
高い雲を見ている流れている 響く風に立ち止まる 悩み立ち止まり生まれる何が いつものこの私の意識が生まれてくるようで でもふとわからなくなって確かに私がいたのに 緑の葉が重なりあって日が鈍くかさかさと気持ちがよい また進み苦悶する歩み 土の匂いが…
高畑勲監督アニメ映画「火垂るの墓」は、中沢啓治作のマンガ「はだしのゲン」とほとんど正反対の描き方を用いた作品であるが、人間が集団で、戦争のもたらす過酷な現実を否認し、歪めて美化しつづけた結果、どんなに過酷な帰結となるかというテーマは同じな…
(3日くらい前に書きました)精神的疲労がピークだった。 インターネットを休んだら体調が少し良くなった。そして、少しだけ活字も読むのが辛くなくなった。しかし、好調というにはまだまだだ。そもそも人生で好調が数えるほどしかないのが問題だが。 昔はSNS…
始めから悲しみがあったはずやと思っていてようわからんホンマはどうなんやろかわからんだけどそんな気する知らん間にな その悲しみにひたる時間気づいたらそうなってる頭がぐるぐるして知らん間に半日過ぎて浸っても近づかれん空気 それが心のふるさとに感…
何かを考えていてその考えはクシャクシャと丸まりそこらへんに放ったらかすだけでまとめる気力も昔に比べればない昔からたぶんまとめたりまとまったりあまりできないいや全然できなかったから前からか それはたぶん私がこだわりに固まっているからかもしれな…
存在とは不気味で軽薄なものだと仮定してみよう 気に障ることを私はしゃべるだろう、その時に私は恥じ入るよりも速い速度であなたを突き刺しているのだろうしかし私もあなたも気の塊だ お互いなんだかわからないがいつの間にか言葉で触れあうのだ恐ろしいね…
招致のために「福島第一原発はアンダーコントロール」にされてしまい、「復興五輪」といいながら今年の4月に汚染水海洋放出の方針が発表されてしまった。 汚染土の再生利用についても諦めていないようだ。 コロナ禍を無視して、病院、医師、看護師を自治体…
東京オリンピック・パラリンピックの新型コロナウイルス対策を巡り、大会組織委員会は、選手らが感染した場合の医療機関での受け入れを自治体に求めている。一部の県は「専用病床を求められた」といい、感染拡大が収束せずに入院が容易ではない地域も生まれ…
この世の中を恐れた殺されたくないし殺したくない 罪を抱いたつばさ悲しみをあらわす三角形いつも握りしめいつも地下に沈む様々な涙私は幾多ある悲しみの一部なのかもしれません ぎざぎざした 燃える コロナが 血と肉を照らしだす なんとか生きたいという私…
今日はメーデー。雨や風が強いです。 宮城県沖、大きな地震でしたね。思わぬところで、地盤やコンクリートが痛んでいるかもしれません。天気も荒れ気味。ご注意ください。 さて、メーデーです。 私は無職で労働者ではないのです。だから、ちょっと引け目はあ…
私は金環食のように真ん中の影に満たされない気持ちを隠しながらあるいていた 影というのはとても都合がよくひんやりしているあまりにも透き通り濃密なそのなかに翼を持つ生き物やかさかさと歩き回る虫を隠しながらなんだか落ち着いた気持ちになる 私を受け…
生まれたところからあと3センチ歩いてみてくださいベルを鳴らして華麗に響きあってくださいあなたには見えないもの聞こえないものがかすかに感じられるはずなんですから そうして 後悔してください悪を見抜けなかったことを生きているから罪がありなお罪を晴…
2015年8月東京電力と日本政府は「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と福島県漁連に回答しています。全漁連自体が反対していること、それは本年菅総理と全漁連会長との会談でも変わっていません。「関係者の理解」などありません。福島県内だけ…
日本社会と日本政府は、感染症の危険とか公的医療福祉インフラの必要など無視して、「医療や福祉に頼らず勝手に野垂れ死にすることが理想」とか「ピンピンころり」とかの、つまりは「生活保護に頼るな」「心身が弱いひとは勝手に孤独死」せよと言わんばかり…