細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】無窮の船底にて

 

特に何もなく
眠る
日々に
歌がある
昨日から連なってきたのではなく
私の内なる時の流れに
不気味な物語や
儚げな印象の端切れよ
不可思議な調べよ
悪夢における寝言の
囁きよ
この日々は何であるか
どんな喜びがあるか
さざ波のように
淡々と繰り返されて
生きる意味問わず
知ると知らざるに関わらず
感じざるをえぬものに
追いかけられている