細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2019-01-01から1年間の記事一覧

【詩作品】もや・もや

ひび割れた心を 支えながら歩いている 銀行から3メートル進んで もう歩くのが嫌になっている 巨大なスピーカーが ザクロのように ツブツブを出しながら 万人の万人に対する 闘争に追い込んでいる 私は かけらを散らしながら 無表情を気取っている いつまであ…

天皇即位の日から考えたこと、その断片

安倍総理がバンザイし、自衛隊が祝砲を打ち、罰金刑を受けた米軍人、軍属が恩赦される天皇即位。 これだけで、天皇制が何なのかって、明確にわかると思うのですが。 しかもアマテラスに拝んでるんです。 信仰を笑うということではなく、神的なものにすがって…

【福島第一汚染水海洋放出問題】ロンドン条約(廃棄物海洋投棄規制)の締結国会議で韓国政府に加え中国やチリ政府代表も懸念を表明。議長は日本政府に情報公開を求めた。

海洋投棄に関する国際的な規制を定めたロンドン条約の締結国会議で、韓国政府が日本政府の福島第一原発汚染水の海洋放出に関して議論を提起。 中国やチリ政府代表も懸念を表明しました。 議長も議論の継続と、日本政府に情報公開を求めました。 韓国海洋水産…

スリーマイル廃炉予定74年、チェルノブイリ4号機は核燃料除去に500年以上とステリマフ戦略計画部長(共同通信)、日本政府と東電は廃炉を焦りすぎではないでしょうか。まずは汚染水を保管管理し、被ばくを低減した廃炉スケジュールの再考が必要ではないでしょうか。

日経はこのように書いていますが 福島第1「敷地拡大は困難」、処理水保管で 経産省: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50235990W9A920C1I00000/ 「小委では海洋放出など5つの処分方法を検討中だが、地元などから風評被害への懸念が出てい…

本当に考えねばならないのは、福島第一原発の事故処理をいかに行うかであり、私たちはその本質課題から目を逸らされてはならないー汚染水海洋放出議論の手前で

汚染水海洋放出が福島県でもそれが例え大阪湾であろうと危険なことだ。 まずトリチウム以外に除去されていない放射性物質が明らかになっている。 除去できるとしていたのに、除去されていないことが東京電力のデータで明らかになり、昨年来朝日新聞や共同通…

【詩作品】かならずあると

魂に雨が降り 血を流す アジアの果て 濡れた路面から 湧きあがる香りに 変わることをおそれるなと 呼びかけられる 固い顔をして歩く 弱さを感じている うまくいかないことが あってもいい 残暑の中を泳ぐ ひとを分け隔てる 不機嫌な群れ 今日も明日も終末の…

右傾化と同化圧力に脅威を感じる感覚マイノリティのひとり言

最近天皇制ナショナリズムやネオリベラリズムにあまり免疫ない人が増えてる気がしています。 そのまま深めずに反安倍や反差別を一生懸命やっていて、天皇と安倍が対立してるとか、天皇がいい人とか、愛国とか売国とか思っちゃうのかもしれない。 それはナシ…

【詩作品】本当に理解できない

宇宙が生まれてから 恐ろしく時間がたったが まだ物は運動し 反応しつづけている 私たちの言葉や行為は そのかすかなコダマに すぎないのだとしても この罪深き手を ゆっくりと組むのだ 誰も一番ではないのに 王がいて 誰の許しもなく 奪う 小さな 小さな ご…

【詩作品】否定する力なんてないのだ

とおのいて 自分のまちがいに 気づかなくて たたずんで ゆうぐれから 暗やみに変わり 不安です 私たちの 内なる太陽は むせきにんですので この世界を あつい夏として 燃やしつくします いくつもの ライトが 近づいては遠ざかります ぴりぴり として 指が痛…

朝日新聞ネット版号外(23:57)「「改憲勢力」が参院で3分の2の議席を維持できず」

改憲勢力大敗と言ってよいのでは。 号外:自公両党と日本維新の会などの「改憲勢力」が参院で3分の2の議席を維持できず (23:57)

【参院選】自民党は改選66議席を下回ることが確実。非改選議席を含めた単独過半数も失った。(共同通信)

統計や公文書を改ざんし、政権を維持しようと躍起になっていた自民党は参院選に敗北した。 さすがに改ざんはダメだとその民意は示されたのであろう。 「自民、改選議席割れが確実に 2019/7/21 22:58 (JST)7/22 00:03 (JST)updated ©一般社団法人共同通信社 …

参院選投開票日目前にマーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』読了

マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』(堀之内出版)を読み終えた。 著者は2017年に自殺してしまったようなのだが、この著書は、おそらく、絶望することをまず説いているのだと思う。 資本主義しかないようにみえる、「この道しかない」ようにみえる…

【参院選】日本の核武装「今後の国際情勢によっては検討すべきだ」自民党候補4名、維新候補11名(ソース:議員ウォッチ、毎日新聞)

関西の維新、自民候補に核武装「検討すべき」がかなりいて衝撃です。 「7月11日付の毎日新聞によると、同社が参院選の全候補者に対して行ったアンケートの結果、日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」と80%が答えた一方、「今後の国…

災害頻発列島。東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨や大阪北部地震の爪痕が残る。しかし被災者生活再建支援制度「拡充を訴える政党は、国民民主党や日本共産党、社民党などにとどまる」《神戸新聞》

災害頻発列島下、今も東日本大震災、福島原発事故、熊本地震などたくさんの被害の爪痕があります。被災者の皆様にお見舞い申し上げます。 ‪私は大阪府民です。 昨年の大阪北部地震、西日本豪雨で連続して被害に見舞われ、今も各地の屋根にブルーシートが散見…

ハンセン病家族訴訟、控訴取り下げ「おわび」のはずの安倍政権が判決を不服とする政府声明を出し、訴訟原告団と弁護団が批判

安倍総理、菅官房長官、根本大臣が「おわび」の大合唱だが、判決を不服としている政府声明が出された。 政府声明も閣議決定 ハンセン病判決に「法律上の問題」 2019年7月12日12時15分 https://www.asahi.com/sp/articles/ASM7D3JM2M7DULFA006.html すぐに ハ…

【詩作品】ふらつきながら

もういいんです 剥がれた石を 乗り越えていく朝日 どうしても悲しい ある日のことが 流れていく 僕たちの記憶は こんなにも光り ただ 争うことが 目の前を走り続ける 優しい腕に抱かれ 倒れながら 調和について思う 調和に みにくいと感じることが 雨の中で …

【詩作品】ひとつになることもあるから

普通の言葉で しゃべろうとしたんだけど 舌がうまく回らないから 口笛を吹いて どこまでも風みたいに 流れて行きたかったんだ 橋の上に車が無数に流れて この文明の余りはどこに行くか 考えてたけど 僕の行き先がわからなかったんだ 現実逃避と言われ 確かに…

【F35Aステルス戦闘機墜落】機体捜索打ち切りへ。フライトレコーダーさえ未発見のまま飛行再開は危険極まりない。

‪墜落したF35A戦闘機 捜索打ち切り飛行再開へ https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000156203.html‬ ‪「墜落したF35A戦闘機 捜索打ち切り飛行再開へ‬ ‪[2019/06/04 14:55]‬ ‪https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000156203.…

【詩作品】Falling rain

雨の中を合羽を着て 自転車に乗っていると 目の前をチラつく雨粒に苛立った 水たちは私よりも新しいのか と考えてから 雨粒も私も 物質という意味では 起源は古く 宇宙から やってきた何かに違いない 宇宙とはと 考えたけれど 物理学に詳しくないのです 雨は…

日本政府と国会は丸山穂高議員による戦争発言で、ロシアとの信頼関係を毀損したことを痛切に認識し、世界に対し平和の誓いを新たにし、信義誠実を持って、ロシア人民、とりわけ北方四島住民との信頼関係の回復に努めるよう誠意を尽すべき

【悲報】丸山ほだか議員の「戦争」発言、ロシア政府紙を筆頭にロシアメディアにより大拡散。 - サミズダート https://www.samizdat1917.com/entry/2019/05/14/232203 「「イズベスチヤ」や「タス」そして「プラウダ」は勿論のこと、遂にロシア連邦政府の官報…

日本人の社会が致命的に内向きで、自分の国以外の人がいくら傷ついても視野にも入らないという無神経さが丸山穂高や安倍などを生み出した危機の正体

この事件で、丸山穂高自身が重要人物だとは私は思ってない、とっと辞めてくらいにしか思わないが、それのみでこの問題を相対化できるとは思ってない。 安倍にしても政府にしても多くの日本人にしてもロシヤの人びととの関係、北方四島に住んできた人びと、先…

日本維新の丸山穂高衆院議員の「戦争」暴言に対し、日本政府も日本維新の会も、ロシア政府とロシアの民衆に謝らず、右往左往している。早く謝罪し、丸山穂高議員は国会議員を辞めさせるべき。戦争などとんでもない。

領土侵攻による北方四島の領有を目指すとは、聞いたことがありません。 国際法上も憲法上も侵略はだめです。 日本はアジアを侵略し、おびただしい人を殺し、人生を破壊しました。 さらに丸山穂高氏は元島民に対して、戦争して勝ち取るしかないですね?と話し…

【詩作品】木曜ドーデショウ

本当の言葉と書いてしまって どうしよう 本当も 言葉も ないのだと思って 困った 夜は 空が多少きれいであるような 窓の向こうに 空気とか 物質とか 光とか 電波が飛び交っている あたかも静止した街は そうではないのだが 私が動揺するたびに 街は圧倒的に …

【詩作品】バカいうな

鼻垂れる 吹き荒れる 祝うという バカいうな もういいぜ 死んで 生きてを繰り返す ひと だよ 私も たまたまなんだから 私は 命のカオスを生きる時 君誰なんだ? 私は誰なんだ? 暗闇に咲いた無明のからまりが 私と呼ばれるなら 名を付けたことの 上に 旅の恥…

【詩作品】あふれかえる夕方

本当に空白で 真昼にお皿を洗っている 水のしぶきが 私を泣いている めくれてきた私から 神経の束が あふれる 疲れたから寝ている 単純な 困難に打ち負かされて 光と、微粒子の私が ぶつかり合って 頭の中が かゆくなる あなた方は 私の示す感情に 名前をつ…

天皇制を維持することは戦争責任の否認と、政教非分離をもたらし、日本国の制度において、人権と平和主義の定着を阻む原因になっているのではないか

戦争責任について、裕仁も認めずにはぐらかして亡くなったわけだが、明仁も明言しないまま、国家神道儀式をやって退位してしまい、徳仁に引き継がれようとしている。 あれだけの戦争を起こした国家元首でありながら、東條英機やごく一部の人間に責任を押し付…

【詩作品】sooner or later

優しい言葉だと感じた時に その人は去っている もう一度ききたいと願っても 僕はもうひとりになっている 青い空の旅人 望んだか望んでないか ではなく 気づいたらいつもひとりだった そのさびしさは大きくて 誰を愛し 誰に愛されたらよいか まるでわからなく…

【詩作品】自由意志

限界を感じて 青空にちぎれ雲 目にしみる青さに 深くおぼれてみる 何本もの泡の柱が 立ち昇る中を 歩いているみたい 脳の中で 笑いが笑いでなく 風が風でなく 緑が緑でなく すべていつか仕組まれたお話みたいに ダマされまいと ただ駅に向かって歩いている …

【筆を研ぐ】維新勝利・反大阪市解体連合の敗北を総括する

大阪の選挙、私は何かとてつもない無力感に包まれた。 やはりダメだったかという感じもある。 私は非力であることを認める。 そして私たちは大きな状況把握の間違いをしているのではないかと率直に反省する。 差別反対、人権や社会保障の立て直しのためには…

【時評】私たちの社会体制の不自由を考えるー明るい戒厳という事態に至らないために

私たちの社会体制は、自由だと言い聞かせていけば、自由に見える面もありますが、それは意識に常に言い聞かせてるんです。 学校や会社で教わるということはつまり、意識に常に言い聞かせるお経を手に入れるということではあります。 では、病気になったり、…