細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【詩作品】ジャスタロンリープレイス

生きていけないと思いながら途を歩いてきた夢のなかを歩いていたそのつもりでした クムクムクム 難しくて汗流すそんなに気張らなくていいのにさ 古い家が城跡のもう城がないそのあとに並んでいた少しずつ古い建物が消えてゆくのにもう城もないのにそこはまだ…

【詩作品】1日の仕事

高い雲を見ている流れている 響く風に立ち止まる 悩み立ち止まり生まれる何が いつものこの私の意識が生まれてくるようで でもふとわからなくなって確かに私がいたのに 緑の葉が重なりあって日が鈍くかさかさと気持ちがよい また進み苦悶する歩み 土の匂いが…

「火垂るの墓」と「はだしのゲン」ー名作から見る戦争とオリンピックにおける「現実否認」の危険とその暴走について

高畑勲監督アニメ映画「火垂るの墓」は、中沢啓治作のマンガ「はだしのゲン」とほとんど正反対の描き方を用いた作品であるが、人間が集団で、戦争のもたらす過酷な現実を否認し、歪めて美化しつづけた結果、どんなに過酷な帰結となるかというテーマは同じな…

人間が野性動物の圏域をおびやかさないことがパンデミック防止に大切ではないかという1つの視点

(3日くらい前に書きました)精神的疲労がピークだった。 インターネットを休んだら体調が少し良くなった。そして、少しだけ活字も読むのが辛くなくなった。しかし、好調というにはまだまだだ。そもそも人生で好調が数えるほどしかないのが問題だが。 昔はSNS…

【詩作品】禁忌

始めから悲しみがあったはずやと思っていてようわからんホンマはどうなんやろかわからんだけどそんな気する知らん間にな その悲しみにひたる時間気づいたらそうなってる頭がぐるぐるして知らん間に半日過ぎて浸っても近づかれん空気 それが心のふるさとに感…