細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

何を恐れているのかーカフカの思い出

残ったのは説明のつかぬ岩山である。−伝説は説明のつかぬものを説明しようと試みる。それは真実の根底があって出てきたのだから、ふたたび説明のつかぬものとなって終了せざるをえないのである。 (カフカ『プロメトイス』)*1 大学時代、カフカを読んだ時、…

身体の使い方、その狭さ、可能性などなど

ブログを書かないのはあまり理由がない。理由がないが身体が凝るというのが一番の原因かもしれない。むしろ以前よりはよく歩いたりするようになっている。 身体の使い方やその癖はそれぞれあるのだろうが、それが恐らく関節や体を知らずに痛めているらしいと…

チャレンジする人を静かに応援する、恩着せがましくないまなざし―【読了】松井彰彦『高校生からのゲーム理論』

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)作者: 松井彰彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/04/07メディア: 新書購入: 74人 クリック: 736回この商品を含むブログ (43件) を見る深い見識を随所に感じさせる。数学の苦手な私でも読める。実例を分析…

対話

小泉義之『倫理学』(人文書院)とブーバーとロジャース『対話−解説つき新版』 (春秋社)を読了。前者は小泉義之による倫理学紹介である。倫理学 (ブックガイドシリーズ基本の30冊)作者: 小泉義之出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2010/10メディア: 単行本 ク…

ひさかたぶりの朗読ラジオ更新

ラジオ版細々と彫りつける : ボルヘスを読む上のケロログというweb音声投稿サイトで、ひさしぶりに朗読ラジオ「ラジオ版細々と彫りつける」更新です。 ボルヘス「創造者」からいくつか読んでみました。20分ちょっとあります。お時間があれば聴いてください…

【読了】山岸俊男・メアリー.C.ブリントン『リスクに背を向ける日本人』

リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)作者: 山岸俊男,メアリー C・ブリントン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/16メディア: 新書購入: 7人 クリック: 90回この商品を含むブログ (27件) を見る読了した。 山岸氏とブリントン氏の対談である。昨…

小沢一郎のニコニコ動画をみて感じたこと

小沢一郎ネット会見~みなさんの質問にすべて答えます! - 2010/11/03 16:00開始 - ニコニコ生放送 影が長くなり、秋から冬へむかうのだろう。今日は小沢一郎のニコニコ動画の記者会見をみていた。個々の政策にはいろいろ思うとこがあるのだが、こういう人が…

変な日記

人に言葉や条理を尽くして考えや思いを述べること。相手があなたを理解できないのは単に説明していないからということが大きいはずである。また単純に相手を知ろうとする作業がうまくできていない場合も多いだろう。自分を知ってもらうには相手を知ることが…

笑いが足りない

モンティ・パイソンのコントがたくさんyoutubeにあったんで見ている。 最近足りないのは笑いだなと思う。卑屈な笑いや、恐怖の笑い、暴力的な笑いは世にはびこっているが 頭を使った皮肉がきいた笑いというのが最近少ない。 モンティ・パイソンのこのネタは…