細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

出てくるもの、失せるもの

●出てくるもの家に帰ったらなつかしいものが出てきた。 それは知的障害者グループホームの世話人(正職員)時代の覚書ノートである。 メンバーさんのことは基本的にプライバシーなので言及できない。ただある時期は週三日宿泊勤務し、その上午前勤務を一回、…

十人のうち三人

これ見に行った→http://taoism-art.main.jp/index.htmlかなりシュールな世界で頭がくらくらする。妙見さん、安倍晴明、浦島太郎、お中元、七夕、こういった日本にもある習俗が道教の広がりの中に位置づけられていると知った。 気味の悪いような、愛らしいよ…

連続テレビ小説「つばさ」が終わった。

僕もこのドラマを注視していた。マナカナの次に始まったのだが、多部未華子、中村梅雀、吉行和子ら演技派を据え、話もよくできていたので、途中からずっと視ていた。多部さんは「鹿男あをによし」というドラマの再放送を見てから、ファンになってしまった。 …

5分以上

おまえ終わってるよと散々俺が呟こうとも 誰も終わるわけじゃないぜ 簡単に止めをさせるほど 奴らはやわじゃないぜ イライラしてくるとタバコをのみたくなるが 5分だけ我慢するぜ そうだ5分だけだ 俺のアホぶりがいくら さらけ出されても それで終わりって…

腹切り考

むかしなぜ サムライが腹を切ったのか そういう疑問が浮かんだ 浮かんだもののあまりそこからつながる気配が無かった 秋の夜に 男の子がなにやらいっている声がする すこしあけた窓のすき間から聞えたきり あとは なんだろう もう一度トライする 腹にはなに…

幼獣マメシバ

一昨日みた。テレビの地方局でまずテレビシリーズが組まれ、映画化された。犬と社会不適応の男(35歳なので僕と同い年)が、失踪した母を捜しに出るストーリー。僕は犬のかわいさとともに、男の心理があまりにも手に取るようにわかり、他人事とは思えなか…

最近読んだ本、読んでいる本

経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)作者: 芹沢一也,荻上チキ,飯田泰之,岡田靖,赤木智弘,湯浅誠出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/06/25メディア: 新書購入: 41人 クリック: 414回この商品を含むブログ (76件) を見るこの本は若い経済学…

朗読

こないだたまに行くライブハウスの店員さんが退職するので飲み会があり、あれやこれや楽しんでいるうちに、めずらしく「詩の朗読」をしてしまった。自分はまったく不慣れなのだが心が昂ぶりやったのである。石原吉郎の詩を3っつ読んだ。飲み会で読むのだか…

あしたはまるで

あしたになればいいな あしたがくればいいのにな あしたがこなかったらこまるのかな こまることはないけどずいぶん変なきもちだろうな そうおもうのはいつのことだろうな じかんをかけるだけかけて そらにはばたくものがあるだろうな しずんでいくのはこの俺…

2,3回抜けた空気

昨晩鶴橋で、昔の同僚と飲んだ。合格祝*1に佐野洋子の絵本「100万回生きたねこ」をいただいた。ちなみに、元同僚は僕と年の変わらない男である。 鶴橋に出かける前に、お金を下しに銀行に行こうとして、自転車に空気を入れようとしたら、入れても入れても…

宮武外骨『面白半分』より

明治から太平洋戦争後まで活躍したジャーナリスト宮武外骨。 政治批判もマメ知識も、いたずら書きもある。 こないだそんな本をいつも本を売りに行く古本屋で買ってきた。 いつも世話になってるというのもあるし。 (問) 俗に泣く児は育つと言うのは本当です…

秋もそろそろ

SPITZ"大宮サンセット"最近スピッツの凄さを再認識している。以前はなぜか苦手なときもあったのだ。 やっぱり草野さんは詩人じゃないだろうか。 つうかいきなりはじめにこう言い切って妙な感じにならないのがすばらしい。 「この町で俺以外、きみのかわいさ…

明治の人の社会活動

昨日大阪市立美術館に福沢諭吉展を見に行った。 未来をひらく 福沢諭吉 慶應義塾 創立150年記念蒸し暑かった。学問のススメの原版の記念スタンプがあり押して帰った。さて内容は非常に充実していた。こないだ内村鑑三の本も読んでいたので 大いに参考になっ…

介入についてのメモ

昨日の続き社会工作 - 細々と彫りつける 上山さんの引用していた斉藤環さんの「親切」についての論考を読んだ。 http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/saito/bungaku0202.html 「愛は負けても親切は勝つ」。これがヴォネガット最大のテー…

社会工作

2009-09-02 - Freezing Point いつも追いかけている上山和樹氏(id:ueyamakzkさん)のページだが、今回は久しぶりの更新だった。 上山氏のこのエントリの「青春リアル」は見逃してしまったが、どこかでアップされているか探してみたがなかった。残念である。…

衆院選 

小沢一郎の選挙戦術が相当うまくいったのだろうと思う。自分が献金問題で、一旦潔白を主張して後で代表を退いたのも意外と痛手を少なくした。 もちろん献金問題もその是非があるのだが、この国の政治も権謀術数で政敵を陥れる点で、いずかたの国とも変わりな…

1984

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/07/18メディア: 文庫購入: 38人 クリック: 329回この商品を含むブログ (323件) を見る最近これ読んでる。すごくいい。全体主義とかディスト…