細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

山下克彦さんが、拙詩を墨で書いてくださり、感動しました

インフルエンザになってから1週間を過ぎ、薬も飲みきって3日経ちました。そろそろ身体を慣らそうと、ギャラリーマーヤさんに。 現代美術家の山下克彦さんの個展に行きました。 墨を使ったダイナミックなアートです。 で、作品を見ると、作品の中に、詩を書い…

【詩作品】encounter

この世界の 終わることない騒がしさ に 耳を塞いでいる僕ですが それは聞こえ過ぎるからです もっと聞こえ過ぎる人もいる でしょうが なんでこんなにうるさい 脳みそ自体が さらにそこからカラダの中を刺激する 僕は苦しい なぜなら君の声が聞こえなく なる…

『シン・ゴジラ』『この世界の片隅に』がヒットする安易な「復興」ではなく、事実に立った茨の道を切り開け。

昨年大ヒットした『シン・ゴジラ』と『この世界の片隅に』は、前者は放射能汚染からの楽観的復興、後者は戦争と原爆を加害者意識ではなく、災害として過ごし戦後を迎え復興を始める映画として、私は見ていて、徹底的に批判しているが、賛同者は少ない。 前者…

毎日新聞日野記者が新年から8000ベクレル汚染土再利用問題で、環境省の過ちをスクープ連発

<規制庁>汚染土再利用、諮問認めず「環境省、説明不十分」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170109-00000007-mai-sctch #Yahooニュース「環境省は8000ベクレルの上限値などについて、放射線審議会への諮問を規制庁…

正月三が日を過ぎて、昔ながらの古本屋で、その主との会話

今日は2〜3ヶ月に一度のペースで立ち寄る古書店へ。逡巡し、上田三四二『この世この生 西行 良寛 明恵 道元』をカウンターへ。店の主人は年輩女性ここ四半世紀雰囲気の変わらぬ神秘的な方。「100円です」と言って 「この西行は…」 沈黙 「上田の西行は評判が…

「福島を元どおりにしてください」の意味を考える

被害者の「元の福島にできますか」「福島を(住んでいた町を)元どおりにしてください」という問いや要請は、それぞれの発話者により、それぞれの切実さが込められていたはずだ。だから、以下に書くことは被災地域外の大阪に住んでいる筆者が原発事故に危機…

【詩作品】割れやすい小さなコップとして

長い間が経った 私は少年からおじさんになった 幼馴染には 変わってないねと言われた 少年は この程度しか出来ない自分を 憎んだ この程度しか出来ない自分を 恥じた この程度しか出来ない自分を 呪った 確かに不自由であった 小さな割れやすいコップみたい…

【年頭に思う・社会を変えるとは】どこかに、あなたの支援を待っている被差別者がいるのではないのです。 私やあなたがある場合差別者で、別の場合被差別者なのです。

☆私が私であることそのものが価値であり抵抗 原発も戦争も弱者を殺すことも、それを駆動する国家の経済も、私たちが日々私が感じたことを否定し、自他を押し殺して適応しようとする営みそのものを根源に作動しているように見えます。私たちは私個人が生きて…