細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2010-01-01から1年間の記事一覧

続・限られた力で何ができるか−ICFの紹介というか自分の勉強メモ

承前 限られた力で何ができるか。 - 細々と彫りつけるの続きです。 ちなみに今桑田真澄投手の本を読んでますがトレーニングを変えるだけでなく自分のいろんなやり方を工夫したり大変な作業です。彼はスキャンダルでマスコミに叩かれたとき「死」まで考えたこ…

限られた力で何ができるか。

昨日上山和樹氏(id:ueyamakzk)のはてなダイアリーをブクマしたら、id:lotus3000氏よりIDコールを頂きました。 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20101214で、この問いについて考えてみたいと思ったのですがけっこう難しいです。 の…

イベント参加してみようかな

今日このようなイベントがあるらしく行ってこようかと思ってます。→世界の片隅で支援をつぶやく: 我が身の日常で支援を模索する イベントに行くのはひさびさで緊張しますが、マイペースでいきたいと思います。

何を恐れているのかーカフカの思い出

残ったのは説明のつかぬ岩山である。−伝説は説明のつかぬものを説明しようと試みる。それは真実の根底があって出てきたのだから、ふたたび説明のつかぬものとなって終了せざるをえないのである。 (カフカ『プロメトイス』)*1 大学時代、カフカを読んだ時、…

身体の使い方、その狭さ、可能性などなど

ブログを書かないのはあまり理由がない。理由がないが身体が凝るというのが一番の原因かもしれない。むしろ以前よりはよく歩いたりするようになっている。 身体の使い方やその癖はそれぞれあるのだろうが、それが恐らく関節や体を知らずに痛めているらしいと…

チャレンジする人を静かに応援する、恩着せがましくないまなざし―【読了】松井彰彦『高校生からのゲーム理論』

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)作者: 松井彰彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/04/07メディア: 新書購入: 74人 クリック: 736回この商品を含むブログ (43件) を見る深い見識を随所に感じさせる。数学の苦手な私でも読める。実例を分析…

対話

小泉義之『倫理学』(人文書院)とブーバーとロジャース『対話−解説つき新版』 (春秋社)を読了。前者は小泉義之による倫理学紹介である。倫理学 (ブックガイドシリーズ基本の30冊)作者: 小泉義之出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2010/10メディア: 単行本 ク…

ひさかたぶりの朗読ラジオ更新

ラジオ版細々と彫りつける : ボルヘスを読む上のケロログというweb音声投稿サイトで、ひさしぶりに朗読ラジオ「ラジオ版細々と彫りつける」更新です。 ボルヘス「創造者」からいくつか読んでみました。20分ちょっとあります。お時間があれば聴いてください…

【読了】山岸俊男・メアリー.C.ブリントン『リスクに背を向ける日本人』

リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)作者: 山岸俊男,メアリー C・ブリントン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/16メディア: 新書購入: 7人 クリック: 90回この商品を含むブログ (27件) を見る読了した。 山岸氏とブリントン氏の対談である。昨…

小沢一郎のニコニコ動画をみて感じたこと

小沢一郎ネット会見~みなさんの質問にすべて答えます! - 2010/11/03 16:00開始 - ニコニコ生放送 影が長くなり、秋から冬へむかうのだろう。今日は小沢一郎のニコニコ動画の記者会見をみていた。個々の政策にはいろいろ思うとこがあるのだが、こういう人が…

変な日記

人に言葉や条理を尽くして考えや思いを述べること。相手があなたを理解できないのは単に説明していないからということが大きいはずである。また単純に相手を知ろうとする作業がうまくできていない場合も多いだろう。自分を知ってもらうには相手を知ることが…

笑いが足りない

モンティ・パイソンのコントがたくさんyoutubeにあったんで見ている。 最近足りないのは笑いだなと思う。卑屈な笑いや、恐怖の笑い、暴力的な笑いは世にはびこっているが 頭を使った皮肉がきいた笑いというのが最近少ない。 モンティ・パイソンのこのネタは…

梅森直之編著『ベネディクト・アンダーソン グロバリゼーションを語る』光文社新書読了

ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)作者: 梅森直之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/05/17メディア: 新書購入: 47人 クリック: 569回この商品を含むブログ (104件) を見る第一部は2日間行われたアンダーソンの講演録…

恩師の死の後に

今日は通院日。それにしても風が冷たい日であった。夜は冷えるだろう。 診察では先ごろ15年以上も付き合いのあった大学の恩師が亡くなって、かなりショックだという話をした。主治医は「それは辛いね。しばらくは少し大変かもしれないけど時間とともに少しず…

で、なぜか

今日は日本史に先祖返りしていた。 日本国の原則 (日経ビジネス人文庫)作者: 原田泰出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/07/02メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 25回この商品を含むブログ (5件) を見る東と西の語る日本の歴史 (講談社学術文…

支離滅裂と具体的なもの

本をいっぱい読んでも、単なる知識まみれになるだけかなと思いながらも、渉猟しておるわけである。 生活の諸課題に対応するに、実は知識なんてそれほどいらんし場合によっては毒にもなるだろうとは思う。 自分は、実際抽象的なことをいっぱいいっておるがそ…

分け隔てない目

お世話になっていた出身大学の先生が亡くなり、ぼんやりしてます。 最近はよく外を歩き、読書もしています。 けっこうライトな本を読んでます。読了本。 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法作者: 橘玲出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/09/28メデ…

内声

他人は残酷だというのか君は残酷ではないのか私は残酷ではないか君は残酷なのか父が残酷であったら母は残酷ではないか君が優しさであるならあなたは優しさであろうかあなたが優しさならば父や母は優しさであろうか保証というのはいいか保証というのはないの…

等しさ

雨だからといって、それがいいかどうかはけっこう一概に言えない。 雨降りにすごくさみしいことも、燃え立つようなことも、平凡な出来事も等しくあるし、これまであった。 いくつもの音が複数の方向から聞こえてきて、僕はのんびりしている。 海獣のように。…

民主主義に必要な要件は本当はごくわずかである。あらゆる人が更地から考えるということである。

あまりうまく書けないがPTSDや心的外傷あたりについて考えたいと思っている。その中核には経験の語りがたさ、語れなさみたいなものがあるだろう。 つまりそれは発語すること、主張というつまり自分の考えや立場を表明するという政治的な身振りをたちまち困難…

なんか面白い先生だった。-水虫にかかるの巻

なんだかよく原因はわからねど、ものを書く気持ちを失っていたのである。というか、失ったというのはちがう。書く気持ちは絶えずつくられなくては消えてしまうのだから。暑いということもずいぶん大きい。けどもそんだけじゃない。たぶん書くものを誰に読ん…

いかんせん頭は固い

酷暑の中診察へ。親との関係についてあれこれ相談する。いろいろ参考になったのでまた然るべき形になればいいし、その時は書きたいなとか思うがいつになることやら。 私は精神分析や精神医学に特別詳しいわけではない。ただ、家族や身近な人との関係ほどこじ…

「サイテー」はサイテーか。

すこしおかしなタイトルをつけてしまった。 夜に蝉が鳴いているので困るのである。そういうこともある。しかしずい分前から、いいたいなと思っていることがある。 それは言葉にすると大げさなんだが、生きているのに、必要な条件はある。それは人間であれば…

愛するものが…-詩という境位の不安定性 

作品に、あるいは詩に固着することはできない。それは「新しい作品を作り続けなければならない」という当為を指すのではない。むしろ、詩は、詩と名指されるから不便なのだが、それ自体がその人が発語するという、当たり前でありながら、困難なことを行なお…

私たちは

私たちはいつも新人である。ベテランは初めて「ベテラン」をやるのだ。新しく来た人によって、つねにこの世界が更新されてしまっているという自明の、それゆえにおそるべき事実を私たちは意図的にか、作為なしにか忘却している。

マルクスの経済学哲学草稿メモ

経済学・哲学草稿 (光文社古典新訳文庫)作者: マルクス,長谷川宏出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/06/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (25件) を見る マルクスの経済学哲学草稿をかなり読んだ。あともう少しで終わるわけ…

恐るべき旅行記

このページを今日見ていた→KIDDofSPEED - GHOST TOWN - Chernobyl Images - Kidofspeed - Elena このページはエレナという女性が、チェルノブイリ原発事故で汚染された地域をバイクツーリングする記録であり、そこで撮られた写真から構成されている。ショッ…

台風接近中

ここ数日少し夏疲れがでてへばっていたが、昨日カラオケに行ったら元気になった気もする。 矢沢永吉や岡村靖幸、安全地帯それからもんたよしのりなど普段歌わないナンバーも歌った。全部ある意味強烈な動画であるが、歌はいい歌ばかりである。そういえばいつ…

ひとつ思った

私は本を書けばいいのかもしれないと思った。詩集は上梓している。とはいえ、意見や考えを述べることが重要なのだ。ただ、しかし一冊の本を書くのはすごく大変なことだろうと思ったりした。

【告知】CPMというwebマガジンに詩と評論を書きました。

私はこの酷暑に犬のように少しへこたれていますがみなさまはいかがお過ごしですか? 今回CPMというwebマガジンで、評論と詩作品を書かせてもらいました。目次の*のところをクリックすると記事のところに飛びます。 The Contemporary Poetry Magazine II: C…