細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新型コロナウイルス禍の衝撃を斜に構えたり、否認したりせず、真っ直ぐに受けとってみるためにー「危険派と安全派が騒いでいるだけ」という安易なリスク論的な「中立」から離れてコロナ禍の倫理的意味を考える

多くの人が、指摘しないことだが、しつこく指摘するのは、「コロナは嘘」などの言論は、トランプ前大統領のマスクや防護を軽んずる発言や、アメリカや日本のインターネット空間の右派などを通じ、世界大に拡散しているが、それは「コロナ感染被害者」を蔑み…

時間をかけて、感染対策で、危険性が著しく低下したのちに、はじめて人間は新型コロナウイルスがあっても日常が送れるといえるが今は世界中の多くの人が感染重症化し、ウィルス免疫を獲得した訳ではない時期に「感染対策よりも経済的なwithコロナ」は、犠牲が大きすぎる。いまなお収束時期は不確かなのだ。

「年単位、十年単位、時間はまだ不明の感染対策を重ね、人間の大半が免疫獲得しまた、治療も難しくなくなり危険性が著しく低下したのちのコロナとの共生」と「短期的に人間全体がウィルスの免疫が獲得できていない段階でのwithコロナ」を分けて考える必要が…

新型コロナ禍と優生思想的な命の切り捨て

普段から、高齢者、障害者、生活困窮者を「予算削減のため」と、つまりは、「お金がもったいないから切り捨てる」というような政策をして、それに多くの人々が賛同してしまう状況が背景にある。 だから、感染多発で、高齢者が入院できずに自宅で亡くなって…

「コロナは陰謀」や「withコロナ」の爆発的広がりと、新型コロナウイルスの蔓延と※追記あり

免疫力ブームなのかもしれませんが、一言。 確かに免疫が低下している人が感染や重症化のリスクが高いのは事実ですが、免疫の状態が良いから感染しないわけではないというのは、元気な若者や常に体調管理しているスポーツ選手も感染する事実から容易にわかる…

感染症法、特措法改正で望まれる方向は、コロナパンデミックの人々の暮らしや命を守るために行うべきで、コロナ禍で苦しむ人々を追い詰める罰則化のためではないーコロナ禍でもまた問われるこの国の「差別と排除」の形。

新型コロナウイルス感染症。 感染症法改正による罰則化について。 入院拒否罰則「受け入れがたい」 日本医学会連合が声明熊井洋美 2021/1/14 19:19 https://www.asahi.com/sp/articles/ASP1G6D18P1GULBJ019.html 入院を拒むのには仕事や家庭、周囲からの偏見…

厚生労働省が新型コロナウイルス感染症を「新型インフルエンザ等感染症」に分類する感染症改正を検討ー感染症法の44条の4には、特に必要な場合「新型インフルエンザ等感染症」を一類感染症とみなし、対策可能(法改正による罰則化等について1月18日の記事で批判を書きました)

この報道は確定かわかりませんがマスコミ各社が流していて、非常に重要なニュースです。 コロナ、新型インフル級に 政府、感染症法改正案2021.1.12 21:25 産経 https://www.sankei.com/smp/life/news/210112/lif2101120066-s1.html 新型コロナウイルス感染症…

コロナ軽視とトランプ主義と全体主義的な命の軽視(優生思想)に抗して

すぐ「命の選別」みたいな発想になるひとが多いがそういう発想と、「コロナは風邪」「検査抑制」は一体であろう。 コロナは「大したことない」といってしまえば、重症者、後遺症患者は切り捨てられてしまう、「検査抑制」といえば、感染抑制策である「検査と…

東京電力と政府は、拙速に海洋放出決定するのではなく、汚染水タンク増設が可能な敷地容量と敷地利用計画について、オープンにすべきだー東電が説明しないタンクの敷地が約2年分 満杯は2024年秋頃か(木野龍逸)Y!ニュース記事の衝撃

【福島第一】東電が説明しないタンクの敷地が約2年分 満杯は2024年秋頃か(木野龍逸) - Y!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/kinoryuichi/20201223-00213894/ 漁業関係者を含めて数多くの関係者が放出に反対し、また経産省のトリチウム小委員会の委員…

韓国ハンギョレのネット版記事によると、ロンドン条約加盟国会議で韓国政府が日本の福島原発汚染水海洋放出について、広く太平洋に影響するため日本だけで決めるのではなく、国際的な議論が必要と提起。カナダ、ロシア、中国の代表団は、韓国に賛同。

2020.1.8韓国ハンギョレ紙によると 韓国政府がロンドン条約加盟国会議で、福島第一原発汚染水の海洋放出について、日本の主権事項ではなく、国際的議論が必要と主張。アメリカとフランスは汚染水海洋放出は安全というが、ロシア、中国、カナダの代表が韓国代…

否定せずに生きる-過去のいじめ体験からコロナ禍まで

私はコロナ禍において、昔いじめられて苦しんだときのことを思い出します。「いじめられなかったら」という空想をするのも大変辛かったし、「いじめが終わったら」と考えても、生きている限り、攻撃されることはあるから、いじめの終わりを期待することにも…

感染抑制対策もコロナ生活保障・休業補償もやる気がないが罰則は導入する気満々の菅政権と小池都政、吉村維新府政下の緊急事態宣言

★命も暮らしも守る本気度が感じられず、罰則が追加される方向の緊急事態宣言 騙されてはいけないのは、菅総理、小池、吉村知事は、感染症対策という命を守る政策も、失業や休業の補償や生活支援という生活を守る対策も、両方本気度がないのであって、オリン…

【2021年頭所感】コロナ禍と原発事故において、自然災害のせいにし自らの対策責任をぼやかし、「一時的なものですぐ復興する」と過小評価し、場当たり対応ばかりで長期的な対策システムを作らず矢面から逃げ回る政府と産業界の、著しい既視感について

人間の命や暮らしを脅かすのは、地球上の人間社会の歪んだ仕組みである。 自らの仲間に私たちは首を締められ、共犯となったり、反発したりを繰り返している。脱出不能に見えるこの仕組みから一挙にのがれ得ないとしても、そのラフスケッチくらいは粗くても描…