細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【詩作品】かならずあると

魂に雨が降り 血を流す アジアの果て 濡れた路面から 湧きあがる香りに 変わることをおそれるなと 呼びかけられる 固い顔をして歩く 弱さを感じている うまくいかないことが あってもいい 残暑の中を泳ぐ ひとを分け隔てる 不機嫌な群れ 今日も明日も終末の…

右傾化と同化圧力に脅威を感じる感覚マイノリティのひとり言

最近天皇制ナショナリズムやネオリベラリズムにあまり免疫ない人が増えてる気がしています。 そのまま深めずに反安倍や反差別を一生懸命やっていて、天皇と安倍が対立してるとか、天皇がいい人とか、愛国とか売国とか思っちゃうのかもしれない。 それはナシ…

【詩作品】本当に理解できない

宇宙が生まれてから 恐ろしく時間がたったが まだ物は運動し 反応しつづけている 私たちの言葉や行為は そのかすかなコダマに すぎないのだとしても この罪深き手を ゆっくりと組むのだ 誰も一番ではないのに 王がいて 誰の許しもなく 奪う 小さな 小さな ご…

【詩作品】否定する力なんてないのだ

とおのいて 自分のまちがいに 気づかなくて たたずんで ゆうぐれから 暗やみに変わり 不安です 私たちの 内なる太陽は むせきにんですので この世界を あつい夏として 燃やしつくします いくつもの ライトが 近づいては遠ざかります ぴりぴり として 指が痛…