細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

そこで互いが「出会っていた」かどうかを-名越康文氏の記事から見えてきた倫理的な問い

精神科医の名越康文氏の3年前の週刊医学界新聞の記事医学書院/週刊医学界新聞(第2727号 2007年04月09日)非常に読み応えがあった。医療という世界が抱える矛盾を主に人である限り免れない「死」と「関係性」から説き起こしている。 名越氏自身が子どもの頃か…

僕は賢い

僕は賢いので、人類の中でもあまりに独異な存在なので、友達が出来ない毎日そう思っている近所の人に挨拶し自転車に乗っている知り合いの女の子にも手を振りとにかく精一杯社交的であるその努力が実らない僕は友達がいない友達ってのはいるんだけど、それは…

「心の文法」を読む―痛みの体験構造や、医療の背景にあるものを考えてみた

心の文法―医療実践の社会学作者: 前田泰樹出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/12メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (36件) を見る読了した。 これからごたごた感想を述べることにする。拙文お許し願いたい。なかなか感想がまとまらない…

危機とは

際限なさを断ち切り、世界の無限性に身をさらすこと。それが大事なのであって情報のシャワーを浴びるのは身体に良くない。世界は様々な資源から構成されている。 したがって、それを適宜様々な形で使ったり体験したりすることが大事なのである。私たちの世界…

誠実ないい加減さ

心の文法―医療実践の社会学作者: 前田泰樹出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/12メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (36件) を見るこの本を読んでいる。難しい。ウィトゲンシュタインのことが気になってきて論考をめくる。 論理哲学論考…

ご機嫌いかが・・・

日々病気ってものの、意味合いが変わっていってて、一日たりとも「これが病気だ」というようなものを捉まえきった気はしない。それは病気自体も生命の流動的な変化に呼応しているからだろうと思う。 ある意味では治ってしまってしかしその治ったということが…