細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

福島第一原発汚染水海洋放出の反対と陸上保管を提起する意見を首相官邸サイトに送付しました。

2015年8月東京電力と日本政府は「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と福島県漁連に回答しています。
全漁連自体が反対していること、それは本年菅総理と全漁連会長との会談でも変わっていません。
「関係者の理解」などありません。
福島県内だけでなく、全国的にも、反対の声があります。海外政府も懸念や反対をしています。韓国、中国、ロシア、カナダ、チリなどが、ロンドン条約会議などで、日本は、国際社会と議論すべきとしています。環太平洋国として当然の考えです。太平洋全体の海洋資源、環境への影響が考えられます。無視しないでいただきたい。強行すればオリンピックを前にさらに国際世論は日本に厳しいものになります。
数十年かけて、薄めた汚染水を流すというのは、地球環境破壊を食い止めねばならない現状に著しく反します。
福島県以外から出したらよいなどの俗論もありますがどこから出しても太平洋に放射性物質が流れます。
どこからも放出しないでください。
福島第一原発汚染水の海洋放出をせず、複数の報道で第一原発敷地には、タンクを保管できる場所が存在します。(河北新報、木野竜逸氏等の報道)ただちに、タンクを増設してください。いうまでもないことですが、タンクはきちんと地面に固定してください。
また、無理な廃炉計画のスピードだと思われます。チェルノブイリは500年廃炉にかかるといっています。特に現在、格納容器内の把握さえ高放射線量で困難です。ましてや、短期間で燃料の取り出しは無理です。
ですから燃料のとりだしを延期し、地元への賠償や支援を延長してください。
その代わりにタンクを増設してください。
また、建屋の耐震性を向上させてください。

汚染水が増える原因は建屋に地下水や雨水が流入することによるものです。
建屋の周囲を遮水を強化してください。

これまで、東京電力は、2018年の公聴会前にも7割のタンクでトリチウム以外の長寿命放射性物質が除去しきれていないことを隠していました。トリチウムだけでなく多くの核種が取れていないのですから事故前の基準すら満たしていません。ゆえに海洋放出など安全なはずがありません。「風評被害」のみならず、トリチウムやそれ以外の放射能の生物影響を真面目に考えてください。
国際社会に汚染物質除去技術を助けてもらうべきです。

公聴会でも、反対が多数であり、汚染水海洋放出について、この3年間先延ばしただけで、市民や漁業関係者、環太平洋沿岸国韓国、中国、ロシアなど再三、反対や懸念をしてきた国々を無視しています。
大変な禍根を残します。海洋放出をやめ、陸上保管を実行すべきです。

 

首相官邸ご意見・ご感想

https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html