1月27日(水)大阪府市がれき裁判判決@大阪地裁・2月7日(日)樋口健二講演会@大阪浪速区ピースクラブ
大阪で、放射能汚染問題に関して二つのお知らせがあります。
ひとつは裁判です。
重要な大阪府市のがれき裁判のお知らせ。
もうひとつは樋口健二さんの講演会のお知らせです。
いずれも知人友人が関わっており私も注目していますのでお知らせします。
まず2013年に行われた大阪市による東日本大震災のがれき広域処理に反対して起こされた大阪瓦礫差し止め裁判(差し止めは事実上不可能になったので、現在は行政の責任を問う裁判)が1月27日大阪地裁で判決を迎えます。
(もうひとつ大阪にはがれきを処理しなかったのに国から復興予算をもらった堺市にそのお金の返還を求める裁判もあります。こちらも現在進行中です。
https://www.facebook.com/makiko.honda.946/posts/1221706261256872 )
詳しい日程↓
この大阪のがれき処理については、沢田嵐さんたちと出した著書『日本が核のゴミ捨て場になる日』の中で、私が「浮上したのは民主主義の機能不全」という文章で、詳細を書いていますので、よろしければぜひご覧になってください。
以下は旬報社の立ち読みページと紹介ページです。
放射能汚染された廃棄物の処理に関してはいまだ問題は山積、指定廃棄物の処分場計画がいきづまっていること、放射能汚染された廃棄物のリサイクルが国によって画策されていること、福島県などには高濃度に汚染された廃棄物の焼却炉がどんどん建設されていること、そしてもちろん福島第一原発からいまだ漏えいし続ける汚染水、まだまだ広くホットスポットがあるということです。
それらの中で大きく問題になっているのは、放射能による被ばくのリスク、そして、処理・処分に関するリスク評価の不十分さ、放射能管理に関する考え方のいびつさ、これらについての政府環境省及び自治体の考え方の問題です。
そしてこの政府環境省のリスク評価に対して、この大阪がれき裁判において、琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬氏や明治学院大学教授の熊本一規氏、医師の松井英介氏らが科学的、学術的な徹底批判を加えています。
それゆえこの裁判の帰結は大事なものになると思います。
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次に2月7日(日)樋口健二講演会@大阪浪速区ピースクラブのお知らせです。
これは前回被ばく労働ネットワークの中村光男さんを迎えた集会の第二回です。
前回の報告は↓
樋口健二氏は原発被曝労働の写真取材の大ベテラン、第一人者です。樋口さんや堀江邦夫さん、元原発作業者の平井憲夫さんらの取材や証言なしに被ばく労働の実態は闇のままだったでしょう。
樋口さんは四日市大気汚染公害の時代から公害取材をし、原発労働の現場を激写してきました。また日本軍の毒ガス製造施設があった大久野島の写真集も出しています。
私は原発事故直後に原子力資料情報室の動画で樋口さんの講演を視聴し、ブログで報告したこともあります。
そのあと彼の著書『これが原発だ』も読みました。
樋口さんのお話はとても貴重なものと思います。