細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】寂しさに耐えられない・君を信じる

誰もが僕と同じ寂しさを感じているのだと

思っていた

寂しさに耐えられないのは僕だけだと

思っていた

そうではなく、僕のような寂しさは

どうもほかの人は感じていないか

意識していないようなのだった

 

僕は寂しさにとらわれているのだった

泣いているのだった

ありえない優しさを探し

ありえないと泣く

それは与えられませんと断られ

泣く

 

泣くことも疲れて

蒼白に歩く

泣くことも忘れて

ぼんやり歩く

 

ずっとそうだったから

君に正直に言えばよかった

 

君に言えなかった

いうと苦しめてしまうと

耐えていればいいと

耐えれるわけはないのだ

だから

生きている間は

聞いてくれる限り

君に言えばいいのだ

 

もはや持って回った言葉はいらない

高尚な何かは要らない

いきていくのだから

 

君に正直に言えばいいのだ

 

君を信じて