細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

毎日新聞日野記者が新年から8000ベクレル汚染土再利用問題で、環境省の過ちをスクープ連発

<規制庁>汚染土再利用、諮問認めず「環境省、説明不十分」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170109-00000007-mai-sctch #Yahooニュース
環境省は8000ベクレルの上限値などについて、放射線審議会への諮問を規制庁に打診。規制庁の担当者は、管理の終了時期や不法投棄の防止策など、具体的な管理方法の説明を求めた。その際、「管理せずに再利用するならクリアランスレベルを守るしかない」との原則を示した上で、「普通にそこら辺の家の庭に使われたりしないのか」との懸念も示したという。これに対し環境省が十分な説明をできなかったため、規制庁は審議会への諮問を認めなかった。」


新年早々、毎日新聞日野行介記者の、8000ベクレル汚染土再利用に関するスクープが相次いでいます。8000ベクレル再利用に不都合な議事録発言の削除が第一弾。

 

‪汚染土議事録:環境省、発言削除し開示 再利用誘導隠蔽か - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20170105/k00/00m/040/119000c
‪「削除したのは環境省が議論を誘導したと受け取れる発言。その発言から放射性セシウム1キロ当たり8000ベクレルを上限値とした汚染土再利用の方針決定につながっていた。」‬

 

今度は環境省が8000ベクレル汚染土再利用に関して、放射線審議会の諮問を原子力規制庁に働きかけたところ、「管理せずに再利用するならクリアランスレベルを守るしかない」と諮問を拒否したというのです。
つまり8000ベクレル拡散は放射線管理上認めがたいということです。一キロ100ベクレルまでしか不可能だと。

環境省は法律や政省令を見直してもらいたいです。
原子力規制庁環境省の外局で、一応見識を示したということになります。
しかし従来原子炉廃材の再利用は、コンクリや金属、ガラスなどに限られてましたし、再利用の実績はほとんどないわけです。
土壌はよいのか?
また、原子力規制庁放射線審議会は8000ベクレルまで焼却する現実をどう見ているのでしょう。
また、農水省は400ベクレルまで堆肥化することを認めていますが、いいのでしょうか?
農地はとうてい、放射線管理が不可能だと思いますが。

さらに汚泥など100ベクレルまで混ぜて薄めればセメントやコンクリートとして製造販売できてしまいます。この点もクリアランス基準の運用として疑問点があります。

 

放射線管理法令を、厳しい基準の方向で整理してほしい。

そして東京電力に賠償責任を負ってもらいたい。

払えないなら不動産、有価証券、施設を売却し、法的整理すべきです。
人びとを放射線管理上、健康上、慎重で厳しい基準の観点から、支援、移住権を与え、事故被害で不採算、事故隠しや、労基法違反の原子力事業者を解体し、所管の経済産業省を改組すべきです。
国が新たに廃炉放射線管理に特化した徹底管理すべきです。