細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

哲学

マルクスの経済学哲学草稿メモ

経済学・哲学草稿 (光文社古典新訳文庫)作者: マルクス,長谷川宏出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/06/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (25件) を見る マルクスの経済学哲学草稿をかなり読んだ。あともう少しで終わるわけ…

松岡正剛のポランニー評を読む

松岡正剛はK・ポランニーの仕事について大づかみにまとめている。http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1042.html以下は上記サイトの引用であり、ポランニーの著書「個人的知識」及び「暗黙知の次元」のポイント説明である。 このなかでポランニーが強調し…

やっぱり

レヴィ=ストロースの『野生の思考』あるいは『悲しき熱帯』あたりは読んでみないと、いろいろわからんことがある。もうひとつはメルロポンティをおさえる。そうしないと実存哲学の今日的な意味がわからない。もうそういうサルトルみたいな自分で自分を引き…

メモ:哲学における「人格」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%A0%BC person(英)、Person(独)などは、ラテン語のpersonaに由来する。その語源には諸説あるが、ギリシア語のπρόσωπον(prosopon:顔やモノの前面、仮面)であるとされることが多い。ラテン語ではさらに「〔演劇…

耳が痛むので

火曜日の昼間にこれを書いている。朝は晴れてたが曇ってきた。昨日は、四天王寺散策、べんてん古本祭だった。100円均一コーナーを物色する。新潮社の日本文学全集34「梶井基次郎・嘉村礒多・中島敦集」。三人のうち梶井基次郎と嘉村は昔よく読んでいた…

ひさしぶりにジジェク

スラヴォイ・ジジェクとの対話 「あれから40年、我々は今?」 前編 | Democracy Now! 昨年のアメリカ大統領選の最中にテレビで、自著の宣伝も兼ねて話す東欧の哲学者スラヴォイ・ジジェクの動画がある。皮肉や逆説や諧謔を駆使した、しかしある意味では単…

頽廃芸術と呼ばれて

戦争と芸術 クレー 失われた絵|NHK 日曜美術館昨日新日曜美術館の再放送でパウル・クレーやってました。クレーは好きな画家。 http://www.paul-klee-japan.com/paulklee/index.html ほぼナチスにより迫害を受けて、スイスで晩年絵を描き続ける。 興味深…

It's OK to be who you are.―森巣博「越境者的ニッポン」を読んだ

越境者的ニッポン (講談社現代新書)作者: 森巣博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (19件) を見る 森巣博の本は食わず嫌いで読んでいなかったが、今回直感がひらめいて読んでみたら面白…

一瞬先にどうあるかを想像する力を失いたくはない。

朝洗面で頭を洗い髭剃り。昨日は合評会でした。そのことを思い出していろいろ考えていた。合評について思ったこと。 「評価する/される」ということを考える。作品を評価するというのは一見してよく出来ているか、成果を上げたかで判断されやすい。しかし実…

あまりに雑にメルロ=ポンティについてざっくりざくざく

メルロ=ポンティ・コレクション (ちくま学芸文庫)作者: モーリスメルロ=ポンティ,Maurice Merleau‐Ponty,中山元出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 17回この商品を含むブログ (22件) を見るメルロ=ポンティコレク…