【詩作品】空前絶歌
空は大きいです 大きい空です
異常な空です 空は異常です この夕焼けの向こう側
に
キレイごとを言っても埋まらない距離
叫んで怒っても届かない向こう
空の向こうに
こんなに僕は悲しむということを終えて
ただ感情のない感情を生きた
自分から離れたかのような幼い張り詰めを見た
僕の心は侵犯され、突き破る草花の乱れに
僕は腹から血を流した
なぜ気づいてくれなかったか父母
この腹から流れる涙は
僕の一つの死を指している
僕が死んだとき
その痛みは鈍かった
なぜなら死んでいく神経には痛みはあまり感じられなくなっていく
手を伸ばす時
大空が見えた
風が大きく雲を流し
ものすごく大きな衝撃波とともに
百科事典を並べた大きな書架が倒壊した
秋から夏へ季節は逆に進行し
僕は死んだ形で
給食を食べさせられていた
こんなに悲惨なことがここにあった
その残骸を生きた
その その
残骸を