細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

ささくれがしおれるまで

夜になったらねむくなるのはすてきだ
きもちいいだるい感じなんだ
イライラして空気がビリビリしているなら
そのささくれがしおれるのを待つことだ

そのささくれが治まらないなら
それはかなり疲れてるってことかな
そんなときはどうすればいいか
怒りの行く先は簡単であったりして
簡単すぎてつまらねえからイライラするのかな

答えが見えるよりは
何かを誰かを裁くよりは
新しい問いかけの方に行く方がいいのかな
どんどん伸びていって追い切れなくなると
身体はあきらめて自足する
次の日の問いかけに向うために
布団に包まるんだ

ねむれねえ
なんかうまくいってねえんだ
ねむれねえ時間をつくったり
ねむらせない何かや自分がいるんだ
それは一日では解決しねえ
一生かかってもわからないかも

けどさ、とにかく今日だけの
それだけの仕事しか俺らはできねえから
無限に伸びたらここがどこかわからなくなる
だから限りがあるってのも
すげえことだなあ
疲れたら息を抜くしかねえなあ
それくらいおれらの身体は
うまい具合にひ弱に
できているのかもなあ

だからまあ布団はなるべく干して
風呂に入って
冬を生き延びるしかないのかなあ
そんなとき
身を投げる敷布
身にかかる掛け布の一枚もない
誰だろうそんな人のことが
なぜかシピシピと気がかりだったり