細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

読書

サマヨイザクラを読んで

サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 下 (2) (アクションコミックス)作者: 郷田マモラ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2009/03/28メディア: コミック購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (23件) を見る大変丁寧に予想されるであろう困難について絵解…

午後の活動。

午後は社会福祉士の登録申請書類を作成し、郵便局にもっていった。なにしろ手続き料4050円を振り込み、登録免許税を1万5千円分収入印紙に換えてそれもはっつけて送る。なんとも金がかかる。そのふたつを郵便局でやってたら、けっこう時間を食う。定額…

畑谷史代「シベリア抑留とは何だったのか」を読み終わって。

畑谷史代のシベリア抑留とは何だったのか―詩人・石原吉郎のみちのり (岩波ジュニア新書)作者: 畑谷史代出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 55回この商品を含むブログ (21件) を見るを読み終わった。石原吉郎を通…

購入本

昨日外出の折小さな本屋で。壁 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1969/05/20メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 136回この商品を含むブログ (164件) を見る 驚いたのは、石川淳が序文を書いている。しかもこないだのイスラエルでの村…

あまりに雑にメルロ=ポンティについてざっくりざくざく

メルロ=ポンティ・コレクション (ちくま学芸文庫)作者: モーリスメルロ=ポンティ,Maurice Merleau‐Ponty,中山元出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 17回この商品を含むブログ (22件) を見るメルロ=ポンティコレク…

労働と家族についてつれづれに(2)―ハンナ・アレントのこと

昨日は少しハンナ・アレントについて批判的に言及した。 家族、労働についてつれづれ - 細々と彫りつける しかし今日考えてみて、なぜアレントが労働を批判的に見るようになったのか考えないといけないなと感じた。そうしないとフェアではない。 人々が互い…

家族、労働についてつれづれ

昨日のエントリはうまく像を結ばなかった。なんかまだ不明の部分が多かった。http://d.hatena.ne.jp/ishikawa-kz/20090211またこんどの宿題にする。 自分はこないだ両親と両親の実家のある四国へ法事に行ったのだが、そこで以前よりは父や母の言動に左右され…

考えるための酸素

今日は雨です。昼頃から降ってきた。日曜日はすごく寒く雪も降ったのに、ここ数日暖かい。 ガザへの攻撃について僕はまったく無知だ。いろいろ話は聞こえるのだが何となく考えるための酸素が足りない。なのでそこのパレスチナ出身の発言者エドワード・サイー…

久しぶりに宮台真司の本を読みました。

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に作者: 宮台真司出版社/メーカー: 世界文化社発売日: 2008/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 124回この商品を含むブログ (131件) を見る昔の宮台真司はよくも悪くも暑苦しかった。『…

初日

今月3回社会福祉士国家試験の受験対策講座がある。今日は初日。寒いぜ!こないだ一月ぶりにボーリング行ったら145だった。3位だったのでしかも最終ゲームで抜かれたので悲しかったが、ボーリングの調子は上がってきている。 あとは家の人の仕事が大変な…

最近読んだ本

石橋湛山評論集 (岩波文庫 青 168-1)作者: 石橋湛山,松尾尊兌出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/08/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (22件) を見る昭和15年2月24日の「東洋経済新報」の石橋湛山の文章より。今日の…

副読本

国家試験勉強には中央法規のワークブックと成美堂の過去問を使っている。9日に中央法規の模擬試験を受ける。 しかし社会福祉法制や施策の転変は目まぐるしいため、副読本というか普通の書籍も読んでいる。ワークブックや過去問では流れとか仕組みの大まかな…

裁判員漫画、エキスポランドとうさん

昨日は勉強疲れを解消しようと、某所のソフトボールに参加。天気もよく気分すっきり。 今日はよく寝て寝覚めもよかった。部屋に掃除機かけて洗濯。空や空気が秋から冬へと移り変わる気配。 その後勉強をちょこっと再開。筋肉痛があり鍼灸整骨院へ。最近お腹…

横山秀夫『半落ち』読み終え

今日はダラダラしました。朝は銀行に行って、昼は横山秀夫『半落ち』読み終える。おもしろかった。様々な視点から梶警部の不可視の内面を浮き彫りにする。県警の強行犯係のトップ、切れ者の三席検事、野心ある新聞記者、再起を狙うドジな私選弁護人、自分も…

ぽえざる後日

昨日はポエムバザール。たくさんの人がくるので人酔いしたが久しぶりの人や様々な人と楽しく話すことが出来た。体調が去年よりはいいのと、受験勉強の日々からのちょっとした解放になったようだ。 いくつか詩集をご恵贈いただいたりしたため感謝の意味も込め…

メディカルの日

きのうは手塚治虫記念館に知り合いが行ったそうだが僕は連絡遅くていけず。けっきょく鍼灸院でマッサージしてもらい晩は精神科へ。勉強や仕事は「たのしいけどくるしい。くるしいけどたのしいの繰り返しですよ」と先生がいっていた。今後の進路を考えたり…で…

 みしまゆきおのえいれいのこえをよみました 

きみのわるいはなしのうえ じきてきに ぼくはうよくとおもわれるのではないかと しんぱいしますが、おどろくべきさくひんでした たとえばにほんのなしょなりすとのせいじかは みしまのこのほんをよんだら どうおもうでしょうか たぶん どうもおもわないとお…

読了本

クライマーズ・ハイ (文春文庫)作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/06/10メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 93回この商品を含むブログ (393件) を見る小説は映画といくつかちがう。以下はそのポイント。安西とのかかわり、秘密。また悠…

図書館でロマン主義と科学を

○継続で借りたもの*1 ルイ・アルチュセール「甦るマルクス」 柴田義松「ヴィゴツキー入門」 フッサール「デカルト的省察」 ○新規に借りたもの*2 「竹内好集」 武田泰淳「司馬遷−史記の世界」 松本健一「北一輝論」 湯浅博雄「聖なるものと永劫回帰」 関係な…

33年後の岡真史、おれ34歳

さいきん岡真史の名をネット上で目にすることが何度かあった。彼は12歳で投身自殺したという少年で僕より一回りくらい上である。かれが亡くなったとき、僕は1歳であった。 知り合い2人の日記で岡真史の名を見たのだ。それで妙に気になって、昨日本屋に岡…

今日読んだ本

春日武彦氏+平岡夢明「狂いの構造」扶桑社。春日先生は実践的というか身も蓋もない臨床現場での身も蓋もない知恵を披露する技術が高い。「病んだ家族、散乱した室内」(医学書院)や「はじめての精神科」は当事者・援助者への愛のある悪口?のさじ加減が絶…

以前某所で書いたものを貼ってみる(許せない時に−石原吉郎の言葉から感じたこと)

冒頭にまず詩人石原吉郎の言葉を置く。人間が蒙るあらゆる傷のうちで、人間によって背負わされた傷がもっとも深いという言葉を聞きます。私たちはどのような場合にも一方的な被害者であるはずがなく、被害者であると同時に加害者に転じうる危険に瞬間ごとに…