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【憲法改正是か非か】来月11月より衆参両議院の憲法審査会が再開されます。解散総選挙も噂され、憲法改正に向かうターニングポイントに来ました。


衆参両議院で、憲法審査会が開催されます。
憲法改正是か非か。国会での議論が始まります。
国会では与党多数であり、最悪の場合、憲法改正の発議から、国民投票に行く恐れがあります。

ただ、公明党や野党がどの程度自民党や維新の会と牽制し合うかによりそのスピードは変わってくるでしょう。また、日本人の半分は憲法改正に慎重な可能性はあります。
しかし、マスメディアが政権よりの報道を強いられた場合、与党有利で改憲が進む可能性があります。

また、自民党は、安倍総理の総理の任期の問題もあり、近いうちに解散総選挙を打ち、改憲に慎重な野党連合の共闘にバラツキがあり支持率が低いうちに、改憲に慎重な野党を打ち負かし、しかるのちに憲法改正の議論を進める可能性もあります。

いま、世の中で、出てきている改憲候補は、災害や国家の緊急時に政府が司法立法を上回る強権を持つ恐れがある緊張事態条項、自民党が念願する保守的な家族像を復活させ、家族に、社会保障や社会的義務の負担を負わせ個人の自由を抑制する恐れがある家族条項、最後に一票の格差が広がったことから合区が進んでいますが、合区は過疎自治体が議員を出すことが難しくなりますので、過疎自治体の代表権を残す地方自治条項などの改正案。
この三つが考えられています。
それと公明党民進党も慎重な憲法9条改正。

一票の格差問題以外は必要性が乏しいどころか、副作用もありオススメできません。
また、一票の格差問題も難しい問題ですから、さらに地方自治法公職選挙法の改正で対応できないか、様々な観点から検証すべきです。

また、自民党改憲案が大変に問題があります。
国会や社会においては、自民党が本当に民主主義を高め人権を高める意思があるのか、特に憲法についてかなり乱暴な議論をしてきた自民党憲法改正をさせてよいかが議論になってもらいたいところです。

 

以下憲法審査会開催をめぐる記事。


衆院憲法審査会 来月10日再開で各党合意
10月27日 17時40分
衆議院憲法審査会の幹事懇談会が開かれ、去年6月以降行われていない審議を、来月10日に再開させ「憲法制定の経緯」などをテーマに議論することで、各党が合意しました。
衆参両院は、与党と憲法改正に前向きな勢力が、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めていますが、衆議院憲法審査会では、安全保障関連法などの議論が行われた、去年6月以降、審議は行われていません。

こうした中で、27日午後、衆議院憲法審査会は、幹事懇談会を開き今後の審議日程などを協議しました。この中で、自民党民進党与野党の筆頭幹事が、来月10日には「憲法制定の経緯」などを、17日には「立憲主義などのあり方」を、それぞれテーマにして各党の意見表明と自由討議を行うことを提案しました。

これに対し、公明党は「立憲主義というテーマではすでに議論している」として、テーマを検討し直すよう求めたほか、日本維新の会は「憲法改正に向けて、各党が具体的な案を持ち寄って、議論すべきだ」と述べました。
一方、共産党は「国民が改憲を求めていない以上、今、審査会を開く必要はない」と述べましたが、最終的には、提案どおり審議を行うことで、各党が合意しました。
また、幹事懇談会では、憲法審査会に委員を出していない自由党については、要望があれば、自由討議への参加を認めることでも合意しました。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746541000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001

参議院憲法審査会の審議を再開へ
10月29日 4時31分
衆議院憲法審査会が、来月から審議を始めることを決めたのに続き、参議院憲法審査会も、ことし2月以降行われていなかった審議を、来月16日から再開させる見通しとなりました。
衆議院憲法審査会は27日に幹事懇談会を開き、去年6月以降行われていない審議を来月10日に再開させ、「憲法制定の経緯」などをテーマに議論することで、各党が合意しました。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161029/k10010748721000.html