文科系トークラジオLife5月24日放送分part3
続きを聞いた。
2009年5月24日「現代の現代思想」Part3 (文化系トークラジオ Life)
おもしろくなってきたな。
*メモとして…似た感じでも、かなり趣きのちがう言葉。
(ラジオの内容にちょくせつは関係ないが)
・コミットメント(by 村上春樹)
・アクセス(by 障害者権利条約)
・政治的に動く(by 東浩紀)
おそらく実効的に社会に働きかけることを指すのだろうが
それぞれ固有のニュアンスがある。
村上春樹が実は、責任に一番重きを置いている。それはおそらく心情的倫理的な責任概念のように思う。ヤスパースやレヴィナスの議論にも近い。関わる重みを引き受けるニュアンスが強い。
東浩紀は、おそらく自分の言論の実効性をメタの位置に立って懐疑している。ポストモダン的。(その実マキャベリズム?)
それ以前に障害をもつために参加の席につけないことを是正しようとして、そもそもアクセスできない環境や意識をかえようとするものとしてアクセシビリティの用語がある。
主に視聴覚障害や運動障害の当事者が操作しにくい道具や物理的環境、ウェブ、建築、交通機関へのアクセスしにくさを示唆えするバリアフリーの用語があった。しかし、実際参加する困難をその当事者の身に置いてどうすればよいかという方向にシフトしてきているように感じている。
このアクセシビリティに近い言葉として、アマルティア・センのケーパビリティがあるのかなと思う。参加の前提となる格差・障壁を問題とする指標として。
http://social-issues.org/community/node/25