最近見た地方局の映画再放送
KBS京都に映画監督・中島貞夫氏が映画紹介する番組があり、こないだは中島氏自らメガホンを撮った「狂った野獣」が放映されていた。それぞれに挫折や苦しみを背負った者達がバスジャック犯となる。そのバス走行の中での犯人と乗客、追う警察の様子が京都市バスやそのバス路線と思しき場所で展開される。しかしそのカーチェイス、アクション、それから人物描写、運命の交錯、それらが一体となって西武警察よりもハリウッドの大作アクションすらも凌駕するスケール感である。うまく撮れば狭い環境でもCGも何もなくてもここまでできてしまうのである。というか逆に手づくり感がその強度を高めている。驚いた。渡瀬恒彦、川谷拓三の両名優の劇画的な人物造りも出色。すばらしい!
http://www.videx.jp/detail/cinema/v_c_toeimoviecircus/ctoe0082_0001/index.htm
今日のKBS京都の放映は周防正行の出世作「シコふんじゃった。」である。久しぶりに見ても古びていない。しかも昨今の相撲騒動のかなりの問題点が暗示されているようでもある。この映画はほんとに相撲の技がきれいに見える。すばらしい。もっくん、今もあまり変わっていないかも。
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