惑い・AK47
惑星の惑と迷惑の惑は同じなんですよね。
迷惑って、迷惑かけられた方の心の動きの描写なんだろうか。
だって迷い、惑うって!
というわけで、スカイクロラのことを感想書いている知り合いもいるのです。が、惑うのですね。もうやっていないんだろうか。見に行くのがなんとなく勘で億劫です。
原作本を読もうと思いましたら、森さんの本はシリーズ5巻くらいあるのですね。飛行機ものも好きだし、文章も綺麗な感じですわね。しかし5巻ハードです。惑う。
こないだAK47をなぜか調べていたのです。youtubeにも発射画像がたくさんありますよね。AKは開発者がカラシニコフ軍曹。なんかAKの博物館まであったりするんですね。wikiを読んでますと、カラシニコフがドイツの突撃銃をみて、市街など接近戦で殺傷力の強い銃はないかと考えた。というのはカラシニコフ自身がドイツ軍との戦闘中撃たれているからなんです。で、作った。
構造がユニットごとだから分解して修理したりが簡単らしい。細かい部品が少ないから、部品の紛失も少ない。つまり持ち運び、分解が簡単。もうひとつはベトコンが泥の中に隠していたくらい丈夫。水洗いしたら撃てた!とか。
これらはカラシニコフの実戦経験から使いやすさを割り出して開発したから。
最大の特徴は、そうしてシンプルな構造だから、コピーをつくりやすい→大量に出回る・安いから資金の少ない集団でも買える。皮肉なことに貧乏人にマッチしてしまった。世界で最も人を殺した兵器とも言われているようです。日本は高い金で、アメリカから兵器を買っているのです。これも皮肉な話です。兵器も資本主義と同じような変遷と系列化があるのだなとため息が。。
これが大戦争から非場所化し局地化したパルチザンあるいはゲリラ的戦闘法というK.シュミット的な戦争の流れの変化にマッチしたということでしょうか。
旧共産圏に出回っているということから様々なルートをへて、とんでもない広がりを見せたAK。
ペシャワール会の伊藤さんもあるいはAKで殺害されたのでしょうか。。武装勢力にも話せた人たちが殺されるということ…
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パルチザンの理論―政治的なものの概念についての中間所見 (ちくま学芸文庫)
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