細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】その体に眠る朝日

こんなに

生きてください

奪いたい すべてを

奪いたい すべてを

遠いところに眠っている

その体に

眠る朝日

 

この私の

参らんとする その参らんとする

天の国は汚れた石の階段です

屈辱にまみれた旅人が

暑い日に焼かれながら

上ります

そのことを神も

あなたも

カゲロウも

歌もお気付きに

なりませぬ

 

朽ち果てようとする木々の隣で

腰を休める私

もういつまでも待てぬと申しております

ここで待つことは間違いかもしれませぬ

大きな鐘がなる時

すべての母が死者を迎えに立つ

 

どうしてこんなところで

奪いたい

すべてを奪いたい

その肉

血潮

すべてを

すべてを

【詩作品】積載する幻にて

私には示唆するものがない

伏蔵されているものがない

そのような私が私の形の言葉を話すだけで

あなた方が感じる反響は私には聞こえない

私は抱きしめるものがないために

高架下で風だとか通り行くものの残す音を聞いているだけだ

この世界はすべて高架下かもしれない

何がその上に走っているのかわからない

私の言葉がどんなまがまがしいものを載せているかわからない

積載量もわからない

あなたが私を重いと思っていても

私には何も見えない

私の言葉がどんな光り輝く幼な子を載せているかわからない

 

私の言葉が青葉で

露がどこに流れていくだろう

露の中にこの世の無限が寄せ集まっている

はじけ飛ぶ時のまぶしさに

来る夏の、走る姿を見る

古来からなぜか稲妻は走っている

真っ暗い部屋で稲妻を聞いているしかない

古びた石でできた小さな池に色とりどりの鯉が生きていた

その時は祖父も生きていたし

不安であれ、この世界は謎めいていた

今は死に向かって

あるいはいつ滅びるかと人類は考えて

人類が考えていることを考えている私自身のこれは

考えだが

消えていくものを載せていると思っている

古い文庫本の中に

私の性欲が渦巻いている

 

それはいとおしくなく

自分でも気味が悪い

扱うことができないので

自分が人間であることすら否定したくなる

何でも否定することが

人間の、意味のない贅沢で

意味を求める私たち自体が

とても贅沢で

その意味はないのだろうか

野党最後のチャンス!消費増税再延期で社会保障の削減を示唆する安倍総理に野党はアベノミクスで進んだ格差を是正し、社会保障政策を充実させる対案を示すべき

これが野党最後のチャンスだと思います。
これを単に叩くのではなく、野党は社会保障政策をちゃんと実行しますと、対案を示して与党との違いを!


社会保障政策「全てはできない」と首相 | 2016/6/4 - 共同通信 47NEWS http://this.kiji.is/111723184862201333


私は選挙戦術だけで言うのではなく具体的に格差が増大し、また高齢化の中で、介護医療年金は受けられるか、また賃金格差の中で非正規の方や私のような障害者で低所得者は、暮らし、子育て、医療、福祉政策インフラも弱く、社会保障政策に不安があります。
また、右傾化、保守化の中でジェンダー、障害者、国籍などマイノリティが苦しんでいます。

下の数字は格差増大で、一部の高所得層しか恩恵がなく、低所得者(たぶん年金受給高齢者)は未来への不安から消費を切り詰め貯蓄し、また、働いている世帯は教育、医療、福祉の自己負担増から、貯蓄がないのだと思います。

資産、所得の二極化進む アベノミクスの3年、細る中間層 | 2016/6/4 - 共同通信http://this.kiji.is/111735528899020280
参院選の経済論議では、アベノミクスへの評価とともに、景気を左右する中間層への支援策も課題に」

ゆえに、野党は格差是正の具体策を提示する機会です。

例えばこんな感じでしっかり提示する。

日曜討論(2016年6月5日)各党は何を争点に戦うのか。消費増税延期とアベノミクスは?「山本太郎発言」 http://togetter.com/li/983706
「個人金融資産、これ20%の分離課税ではダメです。総合課税にしていきましょう。お金持ちの皆さんにもしっかりと負担して頂きます」

ちなみにサンデー毎日も特集を組んでます。

参院選:もはやアベノミクスは完全崩壊! 最大争点は社会保障=ジャーナリスト・鈴木哲夫 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/sunday/articles/20160530/org/00m/040/011000d
参院選与野党の対決構図ができ上がった。『大企業を向く安倍政権』vs.『社会保障を第1に生活者を向く野党』だ。参院選の我々の公約は『社会保障』を優先する」


野党は政策調整、選挙連携、大変ですが、選挙民にわかりやすく、対案を示し、信任を得て、与党が圧倒的な状況から、議会内で与野党が拮抗して政策論議をし、危機的な経済、社会保障基地問題原発や災害対策を進めるべきです。

予算はオリンピックなどができるわけで、ないわけではないはず。

公明党を除いて、どの党も「参院選公約」のホームページ掲載はまだ!/野党は背水の陣で、与党に対抗する社会保障政策を提示すべきでは。

わたしは憲法改正阻止をずっと訴えてます。
それと、他のイシューに関心のある人からも票を獲得しないと、憲法改正発議を防ぐ議席を野党が獲得するのは難しい。故に社会保障で与党を凌ぐよう提案しています。

野党共闘は野党間の票の相殺を防ぎ、現有議席を維持プラスαが限界です。
政権は支持率が回復しているので、戦争法当時より野党は厳しい戦いになります。
つまり今のままでは現有議席すら維持できず、野党が敗北し憲法改正をされる恐れが高いので、野党支持者の方々は危機感を持つべきです。

何度も繰り返しますが、私は憲法改正に反対です。
そのためには野党が現有議席を維持し拡大しないと与党の憲法改正発議を防ぐことはできない。

しかしマスコミは政権よりで、選挙民の皆が戦争法や憲法に関心があるわけでなく、その方々の票を獲得するためには与党を凌ぐ経済社会保障政策が必要です。

庶民は、お商売や勤め人が多数。私たちのようにデモや集会に参加して声をあげるのではないが、アベノミクスがうまくいかず消費税がしんどい。
誰か代わりがいたら入れたいはず。
しかし野党が安倍政権に押され気味。
安倍は消費税増税延期し、仕事先や人間関係もあり与党に投票しかねません

悪いけど、野党支持者の皆さんは敗勢が濃く、正義感が空回りして、選挙民や安倍政権をバカにして彼らを侮ってしまっています。
敵を侮り勝てる戦はないのだから、いまから体勢を立て直してください。
投票までひと月少ししかありません。
これは最後通告です。

ある野党の国会議員の方にこのようなことをメールしたらおっしゃる通りといわれました。
選挙活動真っ盛りの国会議員がわざわざ返事をくださるのだからたぶん野党議員も情勢不利を感じているはず。
あとは野党支持者の皆さんが気づいて、野党をちゃんと動かしてください。

 

 

 

 

 

さてそれではマニフェストを見てみましょう。

 

 

6月1日。参院選、7月10日投開票(予定)まであとひと月強です。
マニフェストを見てみましょう。


と思ったら、「2016参院選基本政策」という形で発表しているのは公明党だけでした。
これでは各党間の政策論争を見て選挙民が判断することはできませんので早めに策定願います。

 

特に野党は安倍政権に反応したり選挙連携に時間を取られている間に、まだまだマニフェストの提示、特に野党間で統一された公約の提示が遅れている気がします。

 

野党の共通政策については3月あたりから議論が始まっていますが、民進党結成や統一比例名簿の難航、選挙連携、地方選挙や補選への対応、猫の目のように変わる安倍政権への対応でおくれているようです。ネックは共産党民進党の方向性のずれにあるのではないかとは思いますが志位委員長は共通政策の提示を諦めてはいないようです。

志位氏は記者会見で、「非常に重要な国政上の焦点となっている消費税の問題で、来年4月からの10%への引き上げに反対するという一点で野党4党の足並みがそろった。この点を政治的にきちんと確認したことは大きな意義がある」と指摘。「その他の共通政策について一致点をさらに積み上げ、野党共闘の中身を豊かにしていくことが確認されたことも非常に重要だ」として、経済、憲法、環太平洋連携協定(TPP)、沖縄米軍基地問題原発などについても、今後の協議の中でできるだけ一致点を積み重ねていく意思を表明

野党4党消費税以外の共通政策でも一致点を確認し積み重ね衆院選できる限りの協力具体化加速で合意! - 愛国者の邪論

〇野党

民進党の結党時の政策合意です。
ホームページ上にマニフェストはまだないようです。https://www.minshin.jp/about-dp/policy-agreement

民進党はこのページはいいと思います。

これでいいの日本? http://koredeiino-nihon.jp/ ‪#これでいいの日本‬

社民党です。
政策ページのメッセージは「“改革”と称して格差・貧困・不平等を拡大させ、“自己責任”と称して支援を打ち切り、人々に未来への不安を与えてきた自公政権による新自由主義。こうした流れに対し、社民党社会民主主義の理念で、まずは“壊れた”日本社会のセーフティネットを構築し、すべての「人」が、「人」として生き、安心して暮らしていける社会を作っていきます。」ですが、まとまった

選挙公約はまだのようです。

社民党民進党との統一比例名簿の調整もこれからです。

http://www5.sdp.or.jp/policy/policy.htm

ただ社民党ユースのPDFは悪くありません。
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/data/youth01.pdf

共産党中央委員会です。
まとまった選挙公約はまだ提示されていません。
保育奨学金問題への提言はあります。

http://www.jcp.or.jp/web_policy/

生活の党政策ページ。

小沢代表の声明談話が中心。マニフェストはまだです。
民進社民との統一比例名簿もまだです。

http://www.seikatsu1.jp/policy

※上記野党は政権公約ページがまだです。策定と発表が急がれます。マスコミは野党の味方ではなく、周知には大変な努力が必要です。

〇与党

自民党
特に政権公約はまだですが、メディアを最大限支配、活用してメッセージは浸透しつつある感があります。
目玉は秋の大型補正予算、給付金など。

https://www.jimin.jp/policy/

公明党。なんと2016年参院選の重点政策を発見。
「(1)収入アップの実現

同一労働同一賃金の実現、非正規労働者の待遇改善、最低賃金1000円に引き上げ、正社員化促進、能力開発支援

(2)子育て家庭への支援(負担軽減策を拡充)

子育て支援低所得者世帯の給食費補助、子ども医療費無料化の拡大、幼児教育無償化の推進、住宅支援、不妊治療への助成拡充など 」
https://www.komei.or.jp/news/detail/20160429_19884

〇与党よりの野党

おおさか維新の会

マニフェストはありません。
政策も橋下代表時代と特に変わりません。
https://o-ishin.jp/policy/outline/

日本のこころを大切にする党

バリバリの保守政党で、政策もそうです。
マニフェストはまだありません。

https://nippon-kokoro.jp/policy/

自民党公明両党が消費税増税再延期を決断。野党はより魅力的な政策で勝負せよ。選挙までラストスパート。

 福島みずほ (@mizuhofukushima)
2016/05/30 21:29
消費税延期は、消費税の中止ではない。君殴るの3日後にするよと言われて喜んではいけない

消費税増税再延期。
福島さんだけでなく野党各党の代表的な反応だと思います。
しかし、喜んじゃう人が自民党公明両党に投票してくれると見込んで安倍さんは延期を決断したのでしょう。
筋が通っていないのは批判しなければなりません。アベノミクス失敗。財源論、経済観測すべて無茶苦茶だから。
ただ国会は閉会するし、安倍さんは嘘をつくのが平気な人ですから、はぐらかすか開き直るかして、選挙をむかえます。
卑怯でも安倍さんの選択は選挙に勝つという意味では、非常に合理的ではあるのです。
しかも安倍さんのアベノミクス失敗を消費税増税再延期は意味するものではありながら、今日明日の生活が心配な庶民の民意にかなってはいるので、庶民に自民党に投票してしまう人が多く、忙しかったりご高齢で病気がちであったりする方々の情報がテレビなど限られたソースに頼る人々をバカだと一概に切り捨てられません。
だからこそ安倍さんはメディア支配を強めているのです。

ゆえに他方で野党はより魅力ある公約を提示しないと選挙民はどこに投票してよいかわかりません。
消極的ながら自民党に投票してしまうでしょう。
無党派層や保守層は野党共闘に否定的な人も多いので、野党はやはり政策で自民党に勝つしかありません。

野党が消費税を下げるかやめるか公約したら野党に支持が集まるかもしれないし、もしその公約が難しいなら累進強化と低所得者社会保障負担の削減が対案になるかもしれません。

生活が苦しい選挙民に具体的なメッセージを届けたほうが選挙に勝つのではないでしょうか。

オバマ大統領がオスプレイに案内されて広島に降り立った日に

オバマ大統領は演説とパフォーマンスの達人ですから演説を巧みにするでしょうし、また広島の被爆地に降り立つはじめてのアメリカ大統領だということは評価します。
歴史は一歩ずつしか動かないということもわかります。

ただ、オバマ大統領はいくつかの点で非常にまずいと思います。これは日米の関係や今後の平和の追及に暗い影を落としたと思います。
オバマ大統領にのしかかるものは、つまり今の世界の戦争構造そのものです。
それはオバマ大統領のかすかな良心をはるかに上回るもの。

2つ例を挙げます。

オバマ大統領、とんでもないやり方での被爆地訪問です。今日テレビで見たらオスプレイに大統領ヘリは先導されてました。
「大統領専用ヘリ(マリーンワン)で中部国際空港に移動し、大統領専用機(エアフォースワン)に乗り換えて山口県岩国米軍基地まで向かい、そこから再びヘリで広島市内の旧広島市民球場に降り立つというのだ。」
またあんな事件が沖縄であったのに、よりによって海兵隊に訓示しているんです。

米大統領広島へ:オバマ氏発言は数分間 平和公園訪問後 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160519/k00/00e/030/210000c
「大統領が山口県岩国市にある米軍岩国基地にも立ち寄り、海兵隊員を激励する計画」

オバマ大統領は、広島の被爆地を訪問する一方、日本政府の求めで、伊勢神宮参拝したり、また、沖縄の事件にも頑なに、在日米軍基地の見直しをしようとしません。
これは安倍総理オバマ大統領が、日米同盟を揺るがせないよう合意している事実を示します。
オバマ大統領は、広島の被爆地を訪問した歴史上はじめてのアメリカ大統領の名を手に入れた一方、在日米軍を見直さない、また被爆地を本当にはあまり大切に思ってはいないということを示してしまったと思います。
これを容認したのが日本政府であり、日本社会だとなるのを、私は懸念します。
更に強く言うなら
オバマ大統領と安倍総理は、沖縄と広島という先の戦争で傷ついた場所をむしろ踏みつけている感がある。
戦後民主主義の核が一見何の変哲も無い言葉と態度で致命的に無視されています。

オバマよ、安倍よ、あなた方には自分の政治的立場、利害が大事なんだろうかとも感じます。
なんたることよ!これが職業政治家というものか。

また、私たちも沖縄と広島を守れずに来たことをシカと知ろう。
今後の世界の支配者に取り、戦争の傷跡が邪魔でしか無いという凄惨な事実を覚えておきましょう。
今日は広島という地の象徴的威力が破壊された日かもしれない。
しかし、それは、いつかくる日だったのかもしれぬ。

私たちは覚えておきましょう。
再び始め直すために。

歪みが無いものを求めているのではありません。歪みを認識するところから始めるしか無いのです。

エマヌエラ・アンドレオリ/ウラジーミル・チェルトコフ監督作品『サクリファイス 』

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昨日視聴。一部YouTubeに流出したのをみたことがあるが、全部は初。チェルノブイリ事故処理作業者=リクビダートルの実話インタビュー。
本人と家族の証言。

ロボットは放射線で故障するため、爆発後の事故処理に、人間が投入された。彼らは、粗末なマスク、手作りの防護服で、放射能汚染された現場に、事故から人々を守るという名目で投入された。その数、100万人。

爆発して散らばった黒鉛や燃料破片を手づかみで処理を命ぜられ、数分以内に爆発して穴が空いた原子炉に黒煙や燃料破片を投げ込んだ。あるいは、汚染された地域を除染した。
粗末な装備で、強く汚染された現場に入り、大量に被ばくした。
被ばく線量は改竄されまともな手当もなく、表彰状だけで国からは見捨てられた。

医師でさえ見たことがない、慢性の謎の病気、突然左手、左足が麻痺、ついには仕事中に意識を失って解雇される男性や、身体中に無数の病気を抱え、倒れて、障害者になり、最後はまさに肉体崩壊と呼ばれる病気で亡くなる。
あるいは突然死。
映画に登場する妻によると、子供達も病気がちである。
チェルノブイリ事故現場の石棺内には無数のウラン燃料片が埋まっていて、湿度が上がったり、石棺が劣化して、再反応や周辺への汚染が拡大しないよう監視が続けられている。
悲惨な物語