細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

改めて集団的自衛権容認の解釈改憲に異議

集団的自衛権容認の解釈改憲は、憲法違反という結論 しかありません。「いろいろな意見は大切にしなけれ ばいけないが、いつまでも議論していてよいわけでは ない。一定の時期に結論を出さないといけない」 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014062402000104.html

日本国憲法は、憲法前文や9条で明らかなように、戦 争のない平和な世界を建設するために、交戦権を放棄 するとうたっています。 押し付けの憲法であるという意見もありますが、歴史 をきちんと振り替えれば、日本人の中にも平和や人権 を重んじた憲法草案を作成した人が複数います。

現在、日本は、個別的自衛権の行使だけは認めており ますが、これは相手国の先制攻撃から自国を防御する のみです。防衛省や外務省のサイトにも書かれていま す。 新ガイドライン策定のために、日本の国是を歪めるの はどのような理由でもよくありません。 集団的自衛権は、同盟国を攻める第三国を攻撃するこ とで日本も戦争に巻き込まれる危険をはらむ点で、も はや自衛権といえず、憲法で禁じられた交戦権です。

憲法は国家の根本規範です。この書かれたものを書か れていない方向に読み替えるのは憲法破壊です。

日本はすでにアメリカや国連の様々な軍事作戦に資金 的に参加してしまっています。日米安全保障のためな のかもしれませんが、安倍政権はアジアとの関係を悪 化させオバマ大統領にすら批判されています。

いま必要なのは、解釈改憲でも軍事拡大でもなく、ア ジアとの外交的な関係の修復であり、原発事故の対策 です。 被災者を救わずアジアとの敵対的ムードをつくり、さ らには海外での武力行使に参加することは滅亡の道を 早めるだけです。