細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

僕たちは偽物に替えられてしまいます

君の人体は残酷な全体主義
僕は完全に日々を削られる囚人です
とてもわかりやすい
ありがちな囚人です
死ぬまで生きろといわれて
新しい通りの植え込みに優しい母を
連れ出して
僕の経験が倒されていくのです

僕は忘れがちになりました
毎日健康に行きたいのですが
寝ることも食べることもすでに永遠に
不安です
僕は死ぬまでは生きろらしいから
永遠ではないかもしれませんが
寝ることも食べることもすでに不安です

不安をいうと隊長に叱られますから
心配とか懸念とか憂慮といいます

新しい君の人体は残酷な全体主義
中に僕の生存には関係ない
カラフルな道具ばかりで
僕は正確にいきようとするから
間違いしかない生活を送ります
間違いしかない生活には
すでに間違いがありません
君に触るための言葉さえありません
新しい情報機関だろうか

君に人体は残酷な全体主義
夢想する未来の経済秩序は
ただ、僕らの血潮と交わらず
むしろ僕らの血潮は新しい貨幣です
死にたくなったら
替えられてしまいます
偽物に替えられてしまいます
君のいう偽物や本物などというものは
ないと
公報機関が指示をしてきますが
僕は
狂気の真ん中より断言したい

僕たちはいつも偽物に替えられてしまいます

偽物に替えられてしまいます

僕たちは

すでに

僕は死ぬまで生きろといわれていますから
頑張ります

但し偽物に替えられてしまって
その時の僕が話す言葉の
今の僕とのちがいがわからない

僕たちは偽物に替えられてしまいます