細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

排外主義的に新型ウィルスを中国だけの病気のようにみなし対岸の火事と扱うのではなく、日本政府は早く日本国内の感染実態調査と感染者の治療支援を行うべきだ。

人々は、排外主義に煽られて、新型ウィルスを中国だけの病気のようにみなし対岸の火事と扱ってしまっています。

本当は日本政府は、日本に居住する人がどれくらい新型ウィルスにかかっているか、今すぐ調査して、治療をしなければなりません。

そもそも調査しなければ、感染が日本国内で増えているのか、増えていないのかわからないわけで、調べもせずに「心配しなくてよい」というほうが乱暴なのではないか。
調べて、心配するほどでないならそれでかまわないわけです。

調査を政府がしないから、中国への排外主義的言説がおさまらないともいえるのではないでしょうか。


政府は非常に鈍足で、調査をなかなかやらずに、マスコミは、クルーザーばかり写しています。

もちろん、クルーザーの乗客の安全と健康は大切なのです。ですから、どんどん船内で拡大している状況は大変危惧されますし、あのやり方は人々をとじ込めているようにも見え、ベストのやり方なのか。 

またそもそもあのクルーザーや武漢からの帰還者ばかり取り上げ、国内外にいるまだ明らかになってない感染者の方々を見ないような報道姿勢や政府の姿勢も問題があるようにおもえてなりません。

こういう矮小化というのは、原発事故の時にも起きました。
ごく小さな範囲だけ汚染されたから、首都圏は安全なのだと。
実際はそうではありませんでした。

しかし、そのように、「汚染範囲が小さい」とか、「新型ウィルスは中国の病気」と印象操作していけば、日本政府は初動調査の遅れや対策の遅れを批判されずに済んでしまうのです。
私はそのようなことを原発事故を調べるなかでけっこう気づいたものです。スピーディーの隠蔽なとがそうです。

新型ウィルスのせいで、仮に病気になったとしても、今のところは「よくわからないし、調べてないからわからない。不安にならないで」で済まされてしまう。
しかし病気にはその病気に必要な療法をみつけねばなりません。

実態がわからないまま、とにかく大したことないとオリンピックはやり抜いてしまおうというようなことを考えているのかなと思うくらい、報道や政府の対応は、ゆっくりです。

繰り返しますが、大したことある病気かそうでないかは、公正透明な調査をし、検証を受けねばなりません。
原発の業界に痛いことをいわない専門家ばかり呼ぶ原発関係の会議のようになってはだめです。

そして、当たり前の措置なのですが、やっと日本政府はコロナウィルスを感染症法の二類感染症に指定する改正を行いました。
もっと早急な指定をしていただきたかったものです。

「2019年12月以降、中華人民共和国湖北省武漢市において、肺炎患者の発生が複数報告され、患者から新型のコロナウイルス(2019-nCoV)が検出されています。
2020年1月28日には、この新型コロナウイルスによる肺炎について、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定する政令閣議決定されました。(2月1日施行)

 
参考:指定感染症・検疫感染症とは

指定感染症とは既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、感染症法上の規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるもの」

http://www.iph.osaka.jp/li/070/20200206161132.html

感染症

第1条  この法律は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関し必要な措置を定めることにより、感染症の発生を予防し、及びそのまん延の防止を図り、もって公衆衛生の向上及び増進を図ることを目的とする。

(基本理念)

第2条  感染症の発生の予防及びそのまん延の防止を目的として国及び地方公共団体が講ずる施策は、保健医療を取り巻く環境の変化、国際交流の進展等に即応し、新感染症その他の感染症に迅速かつ適確に対応することができるよう、感染症の患者等が置かれている状況を深く認識し、これらの者の人権に配慮しつつ、総合的かつ計画的に推進されることを基本理念とする。

(国及び地方公共団体の責務)

第3条  国及び地方公共団体は、教育活動、広報活動等を通じた感染症に関する正しい知識の普及、感染症に関する情報の収集、整理、分析及び提供、感染症に関する研究の推進、感染症の病原体等の検査能力の向上並びに感染症の予防に係る人材の養成及び資質の向上を図るとともに、感染症の患者が良質かつ適切な医療を受けられるように必要な措置を講ずるよう努めなければならない。この場合において、国及び地方公共団体は、感染症の患者等の人権の保護に配慮しなければならない。

 2   国及び地方公共団体は、感染症の予防に関する施策が総合的かつ迅速に実施されるよう、相互に連携を図らなければならない。

 3   国は、感染症に関する情報の収集及び研究並びに感染症に係る医療のための医薬品の研究開発の推進、感染症の病原体等の検査の実施等を図るための体制を整備し、国際的な連携を確保するよう努めるとともに、地方公共団体に対し前2項の責務が十分に果たされるように必要な技術的及び財政的援助を与えることに努めなければならない。

(国民の責務)

第4条  国民は、感染症に関する正しい知識を持ち、その予防に必要な注意を払うよう努めるとともに、感染症の患者等の人権が損なわれることがないようにしなければならない。

(医師等の責務)

第5条  医師その他の医療関係者は、感染症の予防に関し国及び地方公共団体が講ずる施策に協力し、その予防に寄与するよう努めるとともに、感染症の患者等が置かれている状況を深く認識し、良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならない。

 2   病院、診療所、老人福祉施設等の施設の開設者及び管理者は、当該施設において感染症が発生し、又はまん延しないように必要な措置を講ずるよう努めなければならない。

(定義)

第6条  この法律において「感染症」とは、一類感染症、二類感染症、三類感染症、四類感染症、指定感染症及び新感染症をいう。」

http://www.kanazawa-med.ac.jp/~mri-cfak/yobou.html

これから、やっと調査や治療が法律に基づいてできる体制を保健所や病院は取れるのです。(二類感染症では強制的な隔離入院はしないのですが)

野党は新型インフルの時のやり方を参考に迅速な指定はできるし、当然憲法など変えなくてもよいといっていました。

私は新型コロナウィルスの被害がひどいか思ったよりひどくないかわかりません。
なぜなら、中国政府の情報が混乱してるだけでなく、さらにひどいことに日本政府はこれまで日本国内の調査をしてこなかったからです。

ポツポツ出てくる情報では例えばafpbニュースなどは下痢や嘔吐もあるといっていました。

 

新型ウイルス、排せつ物からの感染示す兆候 下痢の患者ら見逃し? 論文 https://www.afpbb.com/articles/-/3267339 @afpbbcomから
「中国人研究者らが米国医師会雑誌(JAMA)に発表した論文によると、中国湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)にある病院の患者138人のうち14人(10%)が、発熱や呼吸困難といった症

 

状を示す1日または2日前に下痢や吐き気を訴えていたという。

 英サウサンプトン大学(University of Southampton)のウィリアム・キービル教授(環境衛生)は英サイエンスメディアセンター(Science Media Centre)に対し、「2019-nCoV(新型コロナウイルス)は、尿にも排出される重症急性呼吸器症候群SARS)のウイルスと同様、非定型の腹部症状のある患者の排せつ物で発見されており、このことは感染力の高いふん口感染(排せつ物を介した経口感染)を示唆している」と述べた。

 新型ウイルスがSARSと同じコロナウイルスであることを考えれば、ふん口感染の可能性は科学者にとって全く驚くべきことではない。」


呼吸器障害による血中酸素濃度の低下と、胃腸障害による体力や体内水分量の低下が合わさると、体が病気に抵抗する力が弱まりますから、悪化するのかなとか、胃腸症状があるなら、感染機会はさらに増えるなとか、これは私の単なる推理です。
みなさん、鵜呑みにせず、自分で考えてください。

さて、ウィルスにしても何にしても、どれくらいの人がどのような症状になっているかわからない限り、症状の重い軽いの判断、治療の方針なんかできるわけがないのです。

中国の断片的な情報を見て思うのは、既知のウィルスではないので、かなりてこずっているという感じです。
既知でない、未知の現象は、誰でもてこずるわけで、私は対岸の火事のように笑う人の気持ちがまるでわかりません。
中国と日本では国家体制の違いもあり、私たちが知らない様々な事情もあるはずです。
もちろん、日本政府は、原発事故の時に情報を隠蔽したわけですから、中国政府を笑う資格などあるはずもありません。

そして、今、安倍政権下の日本政府は文書を隠蔽、削除、改変し続けています。

こんなことで、通常の政府業務が適切に機能するはずがありません。
 

私たちは実態のわからないまま、中国への排他的感情に目を曇らせ対岸の火事のように見ています。

日本国内の人々に感染の恐れがあるなら、水際作戦から、つまり単なる検疫から国内の本格的な対策に重点をうつさねばならないはずです。

そして、今回感染症法の改正で
「指定感染症」に法律の扱いが変わり、「新型ウィルス」としてではなく、既知だが実態不明のウィルスとして頭を切り替えて、政府は迅速な調査と治療法の検討に入る必要があります。

それをきちんとやって、被害を日本政府がごまかさないように、私たちはウォッチする必要があるでしょう。
実態がわかり次第日本政府は情報を公開していただきたい。

でないと、手洗い、うがい、マスクなどの一般的な感染対策で済むのか、もっともっと大きな政府レベルの大規模な対策が必要な疾患なのかわからないのです。

ただ、胃腸症状などが報道で指摘されていることから、感染機会は多そうで、また重症化させないために、しっかりした療養は必要なのではないかと思ったりします。

おそらく、何にしても、栄養と休養はしっかりとる、体を冷やさないということは大切ですね。

放射能汚染された土や水を環境中にばらまくのは、原発事故をなかったことにしたい企業や国家に都合が良すぎることに、より多くのかたに気づいていただきたい

福島第一汚染水を、国や東京電力はどうしても、世界の大空や太平洋に、薄めてばらまきたいようである。

 

その中に内在する論理は何かを考え、わかりやすく解明し、打破せねばなるまいと私は考えた。

いろいろ調べてきたが、もはや、原子力推進業界には耐えがたい誤魔化ししか感じないからである。

 

例えば、太平洋に海洋放出するというやり方に対し、韓国、中国、ロシア、チリなどの国々が懸念を表明しているように、これは世界の環境生態系に未知の危険を付加するものだ。

つまり、福島沖から放出しようが、大阪湾へと放出しようが、どうせ太平洋に出るのだ。

これは日本だけのもんだいではないということがあまりに指摘されないで日本の世論は推移している。

内向きの身勝手な議論で環境を汚染してよいのか。

日本近海の水産物や海洋環境への影響を考えれば、どこの湾から出しても日本近海を流れ、国内的な「助け合い」「絆」の意味すらない。

 

大量の水でうすめたら問題ないという。

これまで幾多の公害物質が薄めて(巧みにある時点の基準のみを形式的にすり抜け)

世界に放出されてきた。

例えば二酸化炭素などの温室効果ガスはそうして、どんどん放出されてきた。

世界中のプラントから。

どうなったか。

地球の気候を危機的に変化させたので

ある。

今も、産業界は、薄めてばらまく「希釈拡散」ばかりやって、環境を危機においやっている。

このやり方は限界だ

だから若者が立ち上がったのだ。

 

今回日本政府と東京電力原子力産業界は、事故で爆発した炉心に直接かかりトリチウム以外も除去に失敗した水をまた、ろ過器にかけ、水でうすめてばらまきたいというのだ。

彼らは「塵も積もれば山となる」ということわざを無視している。  

温暖化ガスや様々な大気汚染物質がそのように環境や人を蝕んでいる。

その例外に放射能がなるといいたいようだ。しかし、無毒化不能なのが放射能なのだ。

原発を爆発しないようにしていなかった国と東京電力が爆発させ、仕方なく水をかけていたのである。まず水を減らし水棺以外の方式を考えねば。

もちろん炉内の状況によるが、汚染が外部に放出される量を減らさねばなるまい。

不始末な汚染水を太平洋にぶちまけるなど、無責任のきわみである。

汚染水も汚染土も、いったん除去したのに、こんどは害がないといいだす。

支離滅裂で泥縄式である。事故の責任から逃避したいのである。 

しかし未来のない大企業や取り繕う政府より人間やうみのいきものの命が大事なのだ。

 

様々な科学者や市民団体、漁民は広大なふくいちの敷地にタンクを作り、減衰をまつあいだろ過技術を開発せよとこえをあげる。

経産省のアルプス処理の小委員会の委員も、敷地について空きがないか追及していたのである。

敷地や東電関連施設への用地確保についての議論が深められたとは言いがたいのではないか。

それを力業で、昨年末のどさくさに、大気放出か海洋放出と押し出そうとしているのだ。

 

 

 

根本的な間違いは、明らかな、事故の負の産物である汚染水を薄めてばらまくということ。 

有害物質を薄めてばらまいて一番痛むのは、もっとも小さな生命単位である、食物連鎖の末端の生物や、分裂し続ける私たちの体内の一つ一つの細胞、それがよりあつまった放射線感受性の高い個体だ。

つまり、動物の子ども、遺伝子が放射線の被害を受けやすい大人の個体だ。

 

放射線感受性の研究は行われており、その差異は大きい。子どもだけでなく、大人にもそのような人はいる。

したがって薄めてばらまいても多くきずつくひとや生き物がいる。

そのような被害を平均化することはできない。

アレルギー体質や喘息があるひとは、大気汚染でより大きい影響をうけるということは、科学的に様々な調査がある。

それとおなじで、薄めてばらまいても被害はけして均等割りにならないのだ。

不公平そのものだ。

さらに、より小さな弱い生命が傷つけられた場合、未来にわたっての生態系が破壊され、生態系全体が存続できなくなる。

 

これは、ナショナリズム的で、他の解決法を阻害し、生物個体差を無視した政策だ。また汚染したものの責任を回避し、被害者に負荷を与えるやり方だ。

原子力政策や不正な産業文明は、弱肉強食で自己責任的な風潮にあぐらをかいているのだ。

汚染土や汚染水の環境への希釈拡散政策をやめ、日本政府と東京電力は、環太平洋諸国の人的技術的支援を借り、汚染水の希釈拡散を回避すべきだ。

 

オリンピックに向けて放射能大丈夫政策の一貫として、汚染水をばらまく方向にもっていきたいのだろうし、暑く東京湾の海水の問題もある。

オリンピックが国や企業の強者ロジックを補完するものであることに、日本市民が声をあげることをのぞみたい。

【詩作品】もや・もや

ひび割れた心を 支えながら歩いている 銀行から3メートル進んで もう歩くのが嫌になっている 巨大なスピーカーが ザクロのように ツブツブを出しながら 万人の万人に対する 闘争に追い込んでいる 私は かけらを散らしながら 無表情を気取っている

いつまであと何年 削れていくのか

今日幾人もの人が 流されていった

距離が取れない 昼寝をする

やるべきことが わからなくなっている

夕方ぼんやりしている いくらか頭痛がして いろいろ手につかない

夜になる

私はあふれてきて 張り詰めて 持て余している

これ以上また 愚かなことはしたくない 滅びつつある世界では 愚かなことだけが なしうるのだろうか

私たちは歴史を忘れて システムを捉えられなく なっているとSNSに 投稿する またひとりフォロワーが減り 暗い画面から 笑い声が聞こえてくる

わかったふりをしていても 滅びは避けられない

夜の風は ヒロイックではない モヤモヤしていて 生ぬるい 秋なのに

天皇即位の日から考えたこと、その断片

安倍総理がバンザイし、自衛隊が祝砲を打ち、罰金刑を受けた米軍人、軍属が恩赦される天皇即位。

これだけで、天皇制が何なのかって、明確にわかると思うのですが。

しかもアマテラスに拝んでるんです。 「天皇がアマテラス神の子孫で日本は神国だから戦争して勝てる」と言って、戦争して、アジアを破壊したんですが。 単なる一個人が神を祀っているのではなく、戦前は神聖不可侵の国家指導者であり、戦後は日本国の象徴として規定される天皇がアマテラスに祈るのです。

しかもそのアジア侵略について裕仁だけでなく、地位を継いだ明仁徳仁にも、正式に被害者に対し戦争責任を認めるということはありません。

「いたましい戦争」「深い反省」「平和の誓い」などの言葉は、それゆえ責任という「応答関係」をもちません。

私を含めた日本人もまた天皇の戦争責任を社会全体で明らかにしていくことができないままでいるという事実を見る必要があると思います。

東京で即位式に抗議していたデモ参加者数名が逮捕された。ひどい。

警察は今回史上最大級の警備体制を敷いているという。 天皇即位関連の予算は100億を超える。 批判の声を封じるのは、その体制が不正だからではないか。

これだけの警察力を投入してしか挙行できなかったとも言えるかもしれない。

天皇即位の翌朝、テレビで司会者がインドのカンニング対策で、ダンボールをかぶせて横を見えなくするというのをバカにして笑っていた。‬ ‪ダンボールの上に寝かされた避難者をしり目に、天皇がアマテラスに拝むのを万歳するこの国の惨状を、ダンボールをかぶらずとも直視しないあなた方が一番愚かだ。‬

さらに日本が恐ろしいのはそのダンボール敷きの避難所にすら入れてもらえない野宿者や、差別されたり、ハラスメントを受けるので入りにくい障害者や女性やLGBTQの人々がいることだ。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

陛下 へいか

古く中国で、天子の称として用いられた語。「陛」は階段をいい、陛下は階段の下というのが原義。臣下(家来)は天子に直接奏上することはなく、階段の下にいる護衛の者を通して行ったことから、この語が天子の尊称となった。「殿下」も天子の敬称であるが、これも階段の下というのが原義である。  日本では、陛下は天皇太皇太后、皇太后、皇后の敬称とし、殿下は古くは「てんか」とも読み、皇太子以下の皇族、諸王、さらには拡大されて摂政(せっしょう)、関白、将軍の敬称としても用いられた。なお、高位高官の人に対する敬称の閣下も、原義は高殿の下の意で、転じて天子や大臣など高貴な人のそばを意味した。[宇田敏彦]

https://kotobank.jp/word/%E9%99%9B%E4%B8%8B-623837

陛下とは階段の下で、臣下が上奏(意見を述べたり報告したり)することをいう。 私たちはまだ階段の下にいるのですか。 人間には上下はないのではないですか。

天皇制のことになると、まったく批判的なことが言えなくなってしまう。 それが言論の自由がない状態です。 イヤミでいってるのではありません。 この社会の民主主義を心配していってるんです。 このままでは本当に戦争になっても誰も文句が言えなくなるでしょう。

日本の民主主義、一人ひとりが問われています。

天皇は「日本国」や「日本国民統合の象徴」と言われる。 天皇制を批判したり反対したりするだけで右翼には「非国民」呼ばわりされ、警察にはひどい規制を受ける。

そのような形で天皇の存在が議論をしてはいけない、恐ろしいものとなっている。 天皇や総理大臣の気持ちや人柄の問題ではなく、この国は天皇の戦争責任を問わず、政教分離や性差別、障害者差別、身分差別などの批判に応えずに来た。 私はそのような状況がこの社会に様々な問題をもたらしていると思う。

何しろ「日本国の象徴」らしいので。

このように地位に過ぎないものを象徴として考えることができるのか、無理があるのではないかとも考えたりする時がある。

天皇は何十億の税金でご馳走や儀式をやって良くて、他方、生活保護もらったり、障害年金もらったり、被災者や原発避難者として生活支援されることに対しては、大衆や政府から「税金のムダ使い」と石を投げられる。アジアの民衆が戦時賠償を求める声にはさらなる非難という日本国の論理。‬ ‪ 非道極まる。‬

かつて裕仁死去の時、あからさまな自粛の一方、これは変だろうという言葉が多少メディアでも流れたのを記憶しているが、今回はとても少ない、 野党の国会議員が礼服姿をツイートしたりしている。 何も考えない人が増えている印象がある。 安倍昭恵氏の服装がどうこうと、安倍夫妻の悪口に終始し、その矛先が異様な格式を強調する天皇制に向かわない人も多々いる。

女系天皇にしたとて、「女性が後継を生むように強いられる」構造は変わりません。 女性の尊厳や生まれてくるこどもの尊厳を傷つけながら、家制度は持続するのです。 やはり天皇制は廃止しかないということになります。

このような制度を維持する限り、不公正な家制度は続き、女性やLGBTQのような多様なセクシャリティジェンダーへの保障は進みません。

天皇即位抗議のデモに参加した日は、警察が早く歩けとうるさく、大変苦痛だったが、体調は悪くならなかった。

しかし、SNSやテレビをチラ見する度に、天皇制の問題を理解しない様々な言葉が目に入り、怒りと悲しみでたまらなかった。 母親にその気持ちを話し、気分転換をはかった。 それから昨夜は頭痛がしてきて、夜も気持ちが落ち着かなかった。 頭痛薬を飲んで寝たが、寝不足だった。 今朝未明に雨が降り始め、天皇即位騒動の影響と、激しい長雨で、頭痛が起きたことがわかった。 二度寝した今朝、夢を見た。

人殺しの怪物のような人間が私や私の仲間を追い詰めてくる。 隠れ家の窓やドアを閉めて潜むがここは危ない。 それから、巨大なスーパーに逃げる。 ゲームセンターに、その殺人者がいる。

殺人者は無邪気にゲームをし、一緒にゲームをしようと近くの女に呼びかける。

何人かの人が殺人者の姿に気づき騒ぎになる。

騒ぎが大きくなる前に、私は光が差しこむスーパーの広い廊下を走る。

しばらく走って野外に出てさらに走ると、破壊されたトイレがある。私はそのトイレで死んだふりをして隠れようと思い立ち、息を潜めて隠れている。

どうしても天皇制を批判的に話題にしたらまずいという自粛の心理があるみたいですが、そんなに言いにくい仕組みってのがまず私たちから言論の自由を奪ってんじゃないかと考えてみて。

天皇制がなぜ批判されるかわからないという方は、この記事を手始めに読まれてみると良いでしょう。 私たちは問題がある仕組みの問題を見ないようにしているだけだと思います。

「基調講演した篠崎美生子教授は、昭和天皇の死で自粛の空気に染まった平成への代替わりと比較し、「生前退位により死を介在させなかったため違和感が生まれにくく、考える機会が奪われた」と指摘。国民以外を疎外し、世襲で成り立つ天皇制は前近代的とした上で「この制度を社会がなぜ保持しているのか考える必要がある」と投げ掛けた。

 参加者による自由討議では「学生たちにも神聖な存在と受け止められ、批判が許されない空気がある」「税金が投じられている皇室の在り方を議論できないのはおかしい」といった意見が出た。「大学を休みにするか否かもしっかり議論し、問題点をあぶり出す必要があった」との声も上がった。

 法学部2年の女子学生(20)も休日扱いに違和感を抱いた一人。「天皇家の行事でなぜ大学が休みになるのか。多くの人は自分の生活に影響がないからと天皇制に疑問を持たずにいるが、そんなことはないと実感した」

 大学で勉強するまで「平成の天皇しか知らず、過去の戦争責任が問われる存在だとは思いもよらなかった」という。「アジア侵略の加害を生んだ歴史があり、女性が平等に扱われないなど天皇制への疑問は多々ある。広く受け入れられているといわれるが、問題点に気づいていないだけではないか」と話した。」 ‪「議論ないのおかしい」 明治学院大で天皇制考える催し 神奈川新聞https://www.kanaloco.jp/article/entry-203732.html

【福島第一汚染水海洋放出問題】ロンドン条約(廃棄物海洋投棄規制)の締結国会議で韓国政府に加え中国やチリ政府代表も懸念を表明。議長は日本政府に情報公開を求めた。

海洋投棄に関する国際的な規制を定めたロンドン条約の締結国会議で、韓国政府が日本政府の福島第一原発汚染水の海洋放出に関して議論を提起。

中国やチリ政府代表も懸念を表明しました。 議長も議論の継続と、日本政府に情報公開を求めました。

韓国海洋水産部「中国・チリも『日本福島汚染水』の海洋排出に懸念」 中央日報日本語版 2019.10.10 14:14 https://s.japanese.joins.com/jarticle/258446

「ロンドン国際海事機関(IMO)本部で開かれているロンドン条約及びロンドン議定書で、中国とチリが日本の福島原発汚染水の海洋排出の可能性に対して懸念を表明した。これまでこの問題を国際的に公論化しようとしていた韓国の立場としては「援軍」ともいえる同調国を得たことになる。

10日、韓国海洋水産部によると、これまで当事国総会では福島原発汚染水処理問題がロンドン条約及びロンドン議定書内で議論する問題ではないとみなされていた。当事者である日本やIMO事務局などは該当イシューが海上での投機などに関するロンドン条約及びロンドン議定書ではなく、国際原子力機関IAEA)で議論するべき事案という立場を示してきたためだ。

しかし、今回の当事国総会では、中国とチリがこの懸案に対して懸念を表明し、当事国総会で引き続き話し合うべきだという立場を表明しながら雰囲気が変わってきているというのが海洋水産部の説明だ。

特に今回の総会では、環境関連の非政府組織(NGO)であるグリーンピースも「国際社会が共同で解決策を模索していくべきだ」と提案して韓国側に力を加えた。「福島原発汚染水排出計画関連の懸念と質問」文書を提出したグリーンピースは、日本の原発汚染水処理に関連し、海洋排出の可能性を懸念しながら、日本の原発汚染水処理システム(多核種除去設備、Advanced Liquid Processing System)が効率的ではないと指摘した。

これに対し、ガーナ出身のプレムペ議長は「福島汚染水処理問題を議題化できるかどうか、議論の余地はあるものの、日本側が情報を透明に他国に公開しなければならない」と述べた。

だが、日本はこの懸案は当事国総会で議論する対象ではないという従来の立場を維持した。ただし、今月9月、日本国内の外交官を対象に提供していた原発汚染水処理現況に関する情報を提供しながら「日本政府内で原発汚染水処理方法が決まっておらず、進行状況を国際社会に引き続き知らせる」という立場を表明した。」

維新の市長が大阪湾に持ってきたらとか、規制委員長や、前環境大臣も海洋放出せよの大号令です。 しかしそもそも東京電力のデータでは、汚染水タンクに貯留されている約7割の水から、トリチウム以外にも、複数の放射性物質が基準値超えています。

多核種除去設備等処理水のデータ更新等について 2018年11月30日東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/011_02_01.pdf 多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第11回)‐配布資料 https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/011_haifu.html

つまり、「十分に除去されたトリチウム水に過ぎず薄めたら放出できる」という日本政府や維新の市長の主張は、科学的データに基づいているとは言い難いものです。 私の主張ではなく、東京電力のデータがそうなのです。 これに基づいて経産省の多核種除去設備処理水に関する委員会は陸上保管を含めた検討を始めているのです。

なぜ政府高官や維新は、実際のデータに基づかず、安全だと主張をするのでしょうか。私は理解に苦しみます。

考えられる理由は(ありえないことですが)①東京電力のデータを知らないか、②間違って解釈しているか、③無限に薄めて放出できると決めつけているのか④そもそもデータの存在を無視しているのか。

①は松井市長以外は政府の大臣なんですからデータを知らないまま主張をするのはあまりに責任感がありません。 ②ストロンチウム90、報道では最大1万9909倍。 5〜10倍は約20万立方メートル、10〜100倍は約16万立方メートル、100〜19,909倍が約6万5000立方メートル。 間違って解釈しようがありません。 結論を勝手に決めて安全安全としているのではないか。

再処理を繰り返したりしても莫大な時間がかかります。 これを希釈したりしてすぐ出せるように言うのはあまりにも数字を軽く見過ぎています。 陸上保管して、減衰を待つべきです。 その間に新たな濾過技術を開発すべきです。

トリチウムも1000兆ベクレルとあり、軽く見て良い数字ではありません。 他の核種を含め総量としてどれだけか東京電力経産省は、データを公表すべきです。 汚染物質として管理するなら、濃度だといくらでも薄めて外に出せてしまいます。 それは大変危険です。

スリーマイル廃炉予定74年、チェルノブイリは核燃料除去に500年以上、日本政府と東電は廃炉を焦りすぎではないでしょうか。まずは汚染水を保管管理し、被ばくを低減した廃炉スケジュールの再考が必要ではないでしょうか。

日経はこのように書いていますが

福島第1「敷地拡大は困難」、処理水保管で 経産省: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50235990W9A920C1I00000/ 「小委では海洋放出など5つの処分方法を検討中だが、地元などから風評被害への懸念が出ていて、決めきれていない。東電は27日の小委で仮に海洋や大気に放出する場合、風評被害を抑制するために第三者による水の分析や異常時の放出停止などの対策をとると説明」

しかし、朝日新聞はこう報じています。

汚染水タンク、更に増設も 満杯の見通しは変わらず:朝日新聞デジタル

東京電力は26日、福島第一原発の処理済み汚染水をためるタンクを、従来の増設計画で限度としていた容量以上に増やせる可能性があることを明らかにした」

つまり、本当はタンクを増設できる場所はあるということです。

さらに、無理で拙速な核燃料取り出しは、高線量すぎて作業員に負担です。

さらに今後も水棺にこだわるなら水の量が増え、さらなる惰性的な海洋放出が行われかねません。

東電と経産省があまりにも異常なスピードで廃炉作業に入ろうとしている。それは原発を維持できるという神話を維持するためにはやく敷地をさらにしたいからです。 しかし作業を焦らねばタンク用地を確保することはできるのではないでしょうか。

スリーマイル原発では、福島第一のように爆発していないのに、2041年廃炉にするのです。今から約42年後、事故から数えれば、74年後の廃炉完了です。 福島第一よりゆっくりです。

スリーマイル島原発が運転終了 60年かけて廃炉へ:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASM9P2FPVM9PUHBI00C.html 「1979年に事故を起こした2号機は、溶けた燃料はほとんど取り出されているが、1号機の運転停止を待って廃炉にする予定で、建屋や冷却塔は残っている。2号機を所有するファーストエナジー社は2041年に解体を始め、53年に終えるとしている。」

福島第一原発廃炉に向けた取り組みは、数々の困難にぶつかりながらも着実に歩みを進めています。今回はロードマップ改定のポイントと、燃料デブリ取り出しの今についてご紹介します。 #廃炉 #福島 #エネ庁広報 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/fukushima/roadmap.html

ロードマップによると2021年に核燃料を取り出し、その30〜40年後に廃炉完了としています。 三機も爆発して汚染水さえ制御できていないのに、あまりにも焦りすぎではないでしょうか?

鋼鉄製シェルター正式稼働 チェルノブイリ #日テレNEWS24 #日テレ #ntv http://www.news24.jp/articles/2019/07/12/10464629.html

チェルノブイリ原発は原子炉が水蒸気爆発しました。石棺の傷みが激しく、さらなる放射性物質の飛散を防ぐため、やっとシェルターが今年完成。

2012年の記事

チェルノブイリ廃炉の教訓、日本人初の研修: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXNZO45266450S2A820C1000000/ 「「放射線防護の考え方のALARA(as low as reasonably achievable、合理的に実行可能な限り低く)の原則を繰り返し聞かされた。働く人の被曝低減を最優先で考えているのがよくわかった」

「核燃料の取り出しも、3号機からの作業は終わっており、切断してコンクリートの保管建屋に入れている。保管場所は原発敷地から1キロほど離れた場所にあり専用鉄道で運ぶ。放射性廃棄物の保管もそうだが、一連の作業は遠隔操作で作業員の被曝を極力抑えている」

「事前に訓練をしてから本番作業に入るのでは時間がかかるのは確かだが、被曝をできる限り少なくして作業を進めることは、長い目で見れば廃炉の実現に不可欠なことだ。チェルノブイリで働いている人たちの表情は明るい。ALARAの原則を徹底すれば『(危険を顧みない)ヒーロー(英雄)は要らない』とも聞かされた。福島でもALARAの原則を広げていくのが大事ではないか」」

放射線防護が必要であると強調されています。 拙速な廃炉は危険です。

核燃料除去に「500年」 チェルノブイリ事故32年 - 読んで見フォト - 産経フォト https://www.sankei.com/photo/story/news/180426/sty1804260012-n1.html 「【キエフ共同】旧ソ連ウクライナで1986年に起きたチェルノブイリ原発4号機の爆発事故から26日で32年を迎えた。原発の解体、廃炉の立案を行うチェルノブイリ原発のドミトリー・ステリマフ戦略計画部長(41)は共同通信に「原発の核燃料除去まで500年以上かける方策が現実的」との見通しを語った。」

チェルノブイリ廃炉担当者は500年が除去に必要だと述べています。

日本のケースは、三機がメルトダウンし、爆発していますから、爆発していないスリーマイルよりはやく廃炉できるというのは、かなり無理があるのではないでしょうか。 何故そう考えるか。 高線量下で作業員はかなりの被ばくを強いられ、放射性物質の飛散の制御もかなり大変です。 なにしろ地下水が流れていることもあります。

廃炉を焦らず核燃料の取り出しを焦らず、ではいけないのでしょうか? まず水棺している今の方法では汚染水が増えてしまいます。

まず核燃料取り出しや水棺を見直し、その間に、汚染水の保管、地下水流入の制御が大事だと思います。 経産省や東電以外の識者が安全性と放射性物質や汚染水の外部への放出を避けるための方策を考えてもらいたいと切に願います。

このままでは海が汚れ、作業員は被ばくしてしまいます。 海洋放出と作業員被曝、様々な汚染の放出による環境放出、これらを最大限防いでもらいたい。 私は国や東電に対しこのように考えます。

私は原発事故を憂慮する一人の市民に過ぎません。 本当は専門外の出過ぎた考察に過ぎないことはよく理解しています。 だから本当は、もっと賢明な専門家のより、被ばくや汚染に考慮した廃炉方式を考えてほしいのです。 しかし、国や電力会社は焦って廃炉するために、海洋放出も辞さず、海外の政府から反対されても聞き入れません。 もっと国際的視野が入ることを望みます。 また、私は一人の精神障害者であり、社会福祉士の資格を有していますから、人々の健康や環境汚染を何より心配しています。 私自身健康の大切さを自覚するからです。 そのような私の真直な思いをまずお汲み取り願いたいと思います。 よろしくお願いします。

本当に考えねばならないのは、福島第一原発の事故処理をいかに行うかであり、私たちはその本質課題から目を逸らされてはならないー汚染水海洋放出議論の手前で

汚染水海洋放出が福島県でもそれが例え大阪湾であろうと危険なことだ。 まずトリチウム以外に除去されていない放射性物質が明らかになっている。 除去できるとしていたのに、除去されていないことが東京電力のデータで明らかになり、昨年来朝日新聞共同通信が報じている。 また、ストロンチウム90やヨウ素129、ルテニウムなどの厄介な放射性物質の基準値超えの存在が明らかになると、昨年開かれた経産省の多核種除去設備処理水に関する委員会は紛糾し、漁連や環境団体などの頑強な反対で陸上保管も検討課題になった。

これらの経緯を踏まえない、安全という放言が松井市長や規制委員長まで出ている。除去しきれていない複数の放射性物質が明らかになっている。 日本人も世界中の人々も誤魔化されてはいけない。後世に禍根を残す決断となり兼ねない。 それどころか次に述べるように海外の政府は安全ではないことに気づいて、日本政府に抗議をしている。

海洋放出。海はつながっている。どこで出そうとこれは助け合いにならない。日本の海の安全だけでなくむしろ国際問題に発展する。韓国政府が反対しているのだ。報道ではロシア政府もすでに反対表明しており、両国とも、日本が海洋放出以外の処分保管方法を思いつかないなら相談してほしいと言っている。

海外の政府が真剣に言ってくれてるのに、日本政府はこれらを袖にしている。 推測するに福島第一原発の状況が深刻であることを知られたくないのだろう。 オリンピックまで、あるいは終わった後に海洋放出したいのかもしれない。

しかし、大事なのは、汚染水を海に出すかどこで出すかという話ではない。 出すか出さないかどこで出すかに矮小化されているのが変。

溶け落ち、原型を無くした核燃料の上に直接注がれた水。これを安全に処理した実績は人間の歴史でもほとんどないに違いない。 ALPSという除去装置は何度も故障し、複数の放射性物質が基準値を超えている。基準値を超えないが含まれている放射性物質もある。 これは処理に失敗した水なのだ。だから海に捨てず、タンクに貯めてきたのだ。 出すか出さないかという議論以前に常識で考えれば、あらゆる手段資金を投入して、タンク用地を確保するのが国と東電のつとめである。 大阪よりはるか近くに、福島第二原発がありこれは稼働していない。

本当に考えねばならないのは、福島第一原発の事故処理をいかに行うかであり、私たちはその本質課題から目を逸らされてはならない。 本質課題から逃れるための海洋放出は許されない。

まず大事なのは、水を注入し続ける限り汚染水は増えるから、また場当たり的に海洋放出と言いだすだろう。 そんなことでいいのか。 まず水を注入するのではない冷却方法を考えなくてはならないのだ。 石棺式などがあり得るし、爆発したチェルノブイリ原発が採用している。

しかし石棺式は取りたくないのかもしれない。廃炉して片付けることができなくなれば、原子力事故の負の遺産が永続化し、原発維持が不可能になるのを望まないのかもしれない。 汚染水すらどうにもならずに海に出すというのに、アンダーコントロールなど言えるはずはないではないか。 この誘致の言葉も事実とちがいすぎる。 原発の大事故ですでに東京電力に多額の資金が注ぎ込まれている以上、全然アンダーコントロールではなく、原発国策は維持可能ではない。

さらに溶けた核燃料を取り出すために汚染水タンクの片付けを急ぐと言っているが、焦って溶けた核燃料を取り出すのは高線量すぎる。 端的に言って作業員の生命を考えて推奨できない。 ウクライナ政府も爆発した原子炉に残存する核燃料デブリを片付けていない。決死隊となるからだ。 それどころか老朽化した石棺の上に、放射性物質が飛散しないためのシェルターをかぶせている。 これがチェルノブイリ原発事故33年後の姿、スリーマイルも事故から40年経った今年やっと廃炉の方針ができた。 スリーマイルは爆発していないが、計画通り行くと事故から80年弱で廃炉という。 つまり三機もメルトダウン爆発した原発を抱えた福島第一が40年廃炉とはあまりにも焦りすぎだ。

結論を言うと、汚染水海洋放出も含めすべての不始末の元凶は、国と東電が廃炉を焦りすぎているからだ。 しかしそれでは作業員の被ばくを含め、様々な環境保全を無視した無茶な廃炉作業となるだろう。 作業は慎重を期し、廃炉作業員含めた様々な人や環境に影響を及ぼさないやり方でやらないと廃炉作業は持続できない。 廃炉作業を焦らなければ、海洋放出ではない、より適切な陸上保管と処理技術の検討に時間がさける。 その前に原子力発電業界が倒れると言われても困る。 業界ではなく人間と命が大事なのだ。 そのために最大の資金を国と東電は使うべきなのだ。