細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】うずくまって

さびしいよ さびしいよ

鉄、星、月影、くさ、くさ、くさ

川、この流れの果てに

思いっきり僕という存在の

拡散させたミスト、この夜にいっぱい広げたいのだ

どうしてかわからない

 

そこで遊んでいる男の子と女の子は

あるいは女の子同士なのか誰なのかくちづけを

しようとしているのは

くちづけが寒くつらいのか

外でくちづけするのが

寒いこの世の中なのか

近年なのか

この世の中全部を旅に出せばいいじゃないか

この世の中全部を草原の宿場にすればいいじゃないか

 

乱暴か どこからか

どこからか

乱暴か そこに嫉妬があるか

もういいんじゃないか そんなに

こだわらなくても

こだわっても

こだわっても

いいじゃないか

お前はお前で

いればいいじゃないか

いてくれよ

いてくれよ

どうしても

もういいよ

迷い続けたんだから

泣き続けたんだから

働いてめまいをし続けたんだから

 

もういいや これどうしたんだ

月夜

月夜

月夜

うずくまって 犬

うずくまってこの道のそばで

朝日を待って