細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

イスラム国人質事件では日本の平和主義が本物であるか偽物であるかが試されている

人質事件への日本の対応は二つしかない。それはイスラム国の犯行声明でも、アメリカのオバマ大統領の一般教書演説からも明らかだ。
①アメリカの言う通り対イスラム国戦争に加担する流れに乗る。
②アメリカの言うとおりにしないで、独自の中東平和外交をする。
ここはターニングポイントなのだ。


安倍晋三首相にイスラム国の人質を解放するため辞任しろとの声もhttp://news.livedoor.com/article/detail9704372/
日本が集団的自衛権を発動するときになって、はじめて安倍総理の方針を変えさせなかったことを悔やむか悔やまずに正当化する人が多数出るだろう。原発事故の時のように。



「大げさだなあ」「大丈夫だよ」「心配しすぎだよ」「心配しすぎておかしくなっているよ」とカナリアの悲鳴を打ち消しながら地獄の底へと突き進んでいるのに「思ったより悪くないじゃん」「あれおかしい?いやなんともない」といい、そして社会がゆっくり傾いていく絵を想像しました。



一貫して警告を発する人間の言うことを否定しておいて、あとでこっそり個々人で対応する、せざるをえないことになり、ゆえに国策が全く変わらないか悪い方向に向かっていくのが止まらない。




ブラック企業を批判するということまではあるが「うちの会社はまだまし」「しんどいけどなんとかなる」「世の中こんなもの」といって、仕事をやめたり労働運動をしたりなんらかの新たな取り組みをやるということをしないので、全体として労働社会の悪化はとまらない。


自分が海外にいって、そこが一定程度治安がよくない国だけど気をつけてるから大丈夫と思っていたら、いきなり後ろから殴られて車に放り込まれて山奥に連れていかれて、「日本政府が言うことを聞かないとお前を殺す」といわれナイフをつきつけられるところを想像したらとても「自己責任」とはいえない


地下鉄サリン事件が起きたときに「自己責任」とかいったやつがいただろうか、あれは国内テロだ。国内テロで毒ガスかがされた人間は「自己責任」ではないが海外で武装集団に拉致されたら「自己責任」か?どっちも「自己責任」じゃないだろう。犯人が悪いんだよ。当たり前だろうが。馬鹿もの。


日本がいくら武装して強い国になってもテロは防げないどころか、アメリカみたいに世界最大の軍事国家で、同時多発テロが起きたんだ。イギリスだってフランスだって同じだよ。全然武装に意味がないことがわかるだろう。腰抜けといわれても武器を振りかざさないほうが相対的には強いんだよ。


俺の友達と本当にフィリピンの山奥に連れていかれたやつがいる。それはただのせこい商売に騙されそうになっただけなんだけど、そんなでもめちゃくちゃ怖いし、日本でもそういうことはある。いじめ、カルト集団、不正に巻き込まれる、性暴力いろいろある。いい加減気づけ。

えー安倍さんがそんな怖い人なわけじゃないじゃんとか言う人がいるとすればそれもどうかしている。オバマ大統領が当選した時、彼がアフガン駐留を続けたり、シリアやイスラム国を攻撃するような男に見えたか?でも国家のトップも企業の要請を断れない。だから選挙で賢い奴を選び監視し続ける必要がある

オバマ大統領は正義のヒーローみたいな顔をして出てきた。みんなブッシュにうんざりだったし初の黒人系大統領なので選んだ。しかし彼だって軍事侵攻作戦にサインする。そういうことなんだ。アメリカ人だってがっかりしているかもしれない。オバマより賢くない日本の総理が何をするか保証はできない。



現在の日本の総理は、オバマのように一応人権をわかっているふりができるわけでもなく、メルケルのように爆発した原発から学ぶこともない。それどころか、米英の戦争モードに合わせて集団的自衛権改憲を進めようとする人間です。残念でしたね。原発も動かしたがっています。



自分がひどい目に遭っているのをごまかして生きているからといって他人の幸福を奪おうとするな。そんなことしても何の意味もないんだ。

       (閑話休題



そらまあ、日本政府の立場で考えるとしたらだ。僕らはあなた方に悪いことをするつもりも、敵になるつもりも全くないから、人質を返してくださいと言えれば一番いいんだがなあ。



「米英のようにあなた方や中東の人民全てに日本政府は刃を向けるつもりはこれからもありませんから人質を返してください」と安倍がはっきりいうように促せばいいんだよな。


安倍さんはちゃんと全ての中東諸国はおろか、どの国にも攻めていくつもりはありませんと明言したらいいよ。そしたらイスラム国の側の非が明らかになるよ。


安倍さんは「俺は戦争をしない。アメリカの手先になって君たちの頭の上に爆弾は落とさないから人質を返して」ってはっきり宣言してよ。早くしてよ。みんな安心できないんだよ。



日本人も中東諸国のみなさんも、安倍さんはアメリカの手先になって戦争したらどうしようと心配してるだけなんだよ。安倍さんがそれはない。絶対しない。だから人質を返してといえば、なんとかなるよ。そのためには辺野古も強行したらダメだよ。全部世界にバレていくんだよ。


安倍さんはタカ派イメージ気取って肩肘はるからダメなんだ。結局危機が起きても判断できないでしょう。安倍さんは、僕は戦争をしませんアメリカの仲間になって中東諸国を攻めることはありませんとわかりやすく世界中に発信してよ。早くしてよ。


あんまりお金は相手に渡したくはないけどさ、彼らが人質をころすというんだったら、金を渡すしかないよ。理屈が通じないんならね。だけど安倍さんが僕は戦争を今後しません中東諸国に爆弾を落としませんとはっきり言って、向こうが納得するようにちゃんといったらいいよ。まずそれを言うべきだよ。


安倍総理が今後戦争をしないし、中東諸国に爆弾を降らせることもないし君たちが困ったときはお金や毛布や食糧をきっと届けます!とはっきり言えばいいよ。今すぐにやってよ。そして今後日本国民にもごまかさずにそれを実行してください。



なんで、安倍さんは日本に帰ってきちゃったんだよ。パレスチナやトルコにいって、僕は戦争をしない、アメリカとともに爆弾を落とさない、困ったらみなさんを助けますだからみんな人質解放のために協力してといえばよかったし、今からでもいってよ。



明快に日本の平和主義を安倍が話せばいいだけだ。安倍がちゃんと理解していたら、世界に向かって、僕は戦争をしませんといえるし、戦争をしないことは国連憲章でも憲法でも書かれたちゃんとしたことだ。安倍が軍事主義をとらないと宣言しなさい。それを国内外で確実に履行しなさち。



安倍も今の日本人も、憲法の強みと弱点を認識してないから、中東諸国でもどこでも戦争をいたしませんと明言できないし、例えしていても全く信じてもらえなくてこんな事態を作っちゃうんだよ。恥ずかしがらずに、平和主義を確認したら良い。平和主義はイデオロギー関係なくそうすべきだ。


日本人も安倍に絶対に戦争をさせないと強く誓う必要がある。そうしないと人質は無事に戻せない。


日本人が安倍に平和主義を貫徹させるよう、働きかけ、あきらめることのないように、中東諸国の人々に約束し、人殺しは私たちもしないからあなたたちもしないでといえるときに胸を張って人質を返してくださいといえる。

人質事件は、日本人と日本政府の、平和主義が身のあるものか形だけのものかをみる試金石だ。平和主義を身のあるものにするには行動と言葉が一致せねばならない。戦争をしない、中東諸国にもどこにも、力のかぎり刃を向けないとはっきり言える勇気がいる。




憲法とは字面ではない。それを守り、育てる世の中の営みあってこそだ。実践する、そうすると相手も信頼してくれる。日本の平和主義への信頼は揺らいでいる。日本政府と日本人は実際に信じてもらえるように私たち自らを再構成するくらいの意気がなくてはならん。平和が一番厳しいんだ。




私の言いたいのは平和主義を言行一致で、ちゃんと述べてスジを通す外交をするということ。日本政府にそうさせるように日本人は発言し続けるということです。それが日本国憲法の「不断の努力」の意味。



これしかない「日本は今後とも敵味方の分け隔てなく行う「人道支援」に徹することを改めて内外に宣言するしかないと思う(水面下の交渉と併行しながら)。

それは憲法9条をいただく日本の国是だから「テロリストの脅迫に屈した」ことにはならない」 http://sun.ap.teacup.com/souun/16449.html





対テロ戦争」の憂鬱
http://toriiyoshiki.blogspot.jp/2015/01/blog-pst.html?m=1



そうだ。これは練習問題ではない。本番なのだ。「二人の命の危険が迫っているのはもちろんだが、「平和」を国是としてきた日本の国家ないし社会のあり方が
かつてないほど大きく揺さぶられていると感じるからだ。」 http://toriiyoshiki.blogspot.jp/2015/01/blog-pst.html?m=1