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細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

九州電力は太陽光発電すら供給過多に。ならばなぜ原発再稼働する必要があるのか?

このニュースにはおどろきました。
九州電力太陽光発電が多くなりすぎて買い取りを中止するとのこと。

「土地が安く日照時間が長い九州は、 太陽光発電が盛んだ。九電管内の太陽光発電の 出力は7月末時点で339万キロワット。九電 は2020年度に600万キロワットになると 見込むが、足もとではそれを上回るペースで増 えている。九電のピーク需要は1500万〜1 700万キロワット程度で、太陽光発電の割合 は今後高まる可能性が高い。」

原発はイランどころか、太陽光すら余っています。唖然とします。
もう事実上の脱原発じゃないですか。

確かに太陽光は、天気によって電力供給量が変動し、送電設備に一定の負荷がある発電方式で、そのせいもあるでしょう。
自然エネルギーも功と罪があります。
環境負荷もありすべてバラ色ではありません。

しかしそういう高度な議論の前に
単純に電力は足りまくっています。

ならばなぜ九州電力原発を再稼働するのか理解できません。
石油などの燃料費の高騰がいわれていますが、火力発電の燃料の輸入が劇的にふえてるのでもないらしく、通貨の変動でたまたま高くなっているだけのようです。
ならば、これは、政府の通貨や金融政策の問題でありエネルギーとは関係ありません。
また、中東が軍事危機になりやすいとの指摘もありますが、ホルムズ海峡を通らない地上の石油パイプラインも設置されましたし、もっと近い国々と関係改善を安倍政権がすれば、遠くまで買いに行く量は減ります。なぜ安倍政権がエネルギーの購入先のリスク分散をしないのかもよくわからない。

温暖化については、心配です。が、原発はエコではありません。
原発は海水温度を上昇させ、ウラン採掘工程や稼働、使用済み核燃料、放射能汚染など
稼働時も事故時も廃炉以降も環境汚染源です。

また、日本社会は311以降猛烈な省エネルギー社会になりつつあり、これは日本人が原発事故で目覚めたからです。
つまり、原発から再エネに移行するという問題でもなく本質はエネルギー消費の低減です。
福井地裁は指摘するように原発事故は人々の人権を破壊し続けています。

つまり再生エネルギーが足りていて、日本全体の省エネルギー化が加速する中で、電力会社や政府が再稼働するのはまず、自分たちの経営や権益維持のためだけです。

つぎに原発立地自治体の雇用問題になります。しかし安倍政権ももう二年間。事故からは三年です。政府や地元政治家はなぜ立地自治体に原発にかわる新たな雇用対策をしなかったのでしょう。政治家の能力や行政の方針、業界の意識のずれが原子力からの離脱を妨げています。

なぜか。それは福島第一原発事故があまりに過酷な被害で、原子力村全体が、原子炉の不良債権化や賠償問題から逃げたくて、無理矢理原子力を安全だというアリバイを作りたいから再稼働するとしか思えません。
海外に原発を売るのも原子力不良債権化が国内では自明になり始めているからだと思います。
あまりにも情けない話です。

九電、再生エネ買い取り事実上中断へ 太陽光発電急増で 朝日新聞デジタル 9月20日
17時6分配信

九州電力は、民間業者などが太陽光など再生 可能エネルギーで発電した電力の受け入れを一 時「保留」として、事実上中断する検討を始め た。九州では太陽光発電が急増し、電力の安定 供給に支障が出かねないためだ。九電は7月下 旬に一部の離島で受け入れ中断を決めたが、そ の範囲が九州全域に広がる可能性が出ている。

民間業者や個人が太陽光や風力などで発電し た電力は、国の固定価格買い取り制度(FI T)に基づき電力会社が買い取る。自然エネル ギー普及のため買い取り価格は比較的高めで、 民間業者が相次いで太陽光発電などを導入して いる。

なかでも土地が安く日照時間が長い九州は、 太陽光発電が盛んだ。九電管内の太陽光発電の 出力は7月末時点で339万キロワット。九電 は2020年度に600万キロワットになると 見込むが、足もとではそれを上回るペースで増 えている。九電のピーク需要は1500万〜1 700万キロワット程度で、太陽光発電の割合 は今後高まる可能性が高い。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140920-00000027-asahi-bus_all