集団的自衛権の国会閉会中の閣議決定はフェアではありません。集団的自衛権について本質的に問えば、その行使容認は現憲法下では不可能なはずだ。

昨日は今国会会期内は閣議決定をしないと聞いていたので気を抜きかけるとこでしたが、とんでもない。
野党や市民の追及をかわそうと、閣議決定を国会が閉会してから行おうとしています。
これはフェアではありません。

「集団的自衛権」閣議決定、７月４日で 調整 ７月中旬に閉会中審査 政府方針 2014.6.19 05:00

政府は１８日、集団的自衛権の行使容認に向け た憲法解釈変更を含む安全保障法制整備に関する 閣議決定を７月４日に行うことで調整を始めた。 今国会会期末の２２日までの閣議決定については 公明党内の調整が進んでいないことから断念する が、安倍晋三首相が７月６日から豪州などを歴訪 するため期限を設けることにした。ただ、公明党 内の調整が順調に進めば、閣議決定は最短で６月 ２７日になる。

http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/140619/plc14061905000007-s.htm

集団的自衛権行使容認巡り与党内調整へ NHKニ ュース http://nhk.jp/N4Dw6QsD

海外で武力行使すると日本は戦争当事国になりま す。それを原則的に確認せず小手先で可能にする のはよくありません。

見てください。全国で反対があるのです。

集団的自衛権をめぐり - 朝日新聞デジタル http://t.asahi.com/f1kd 「 安倍政権が進める集団的自衛権の行使容 認に反 対する集会を連合北海道が１８日、 札幌市中心部 で開き、約１千人（主催者発 表）がデモ行進 」

Reading:元防衛官僚 集団的自衛権行使容認に懸念 NHKニュース http://nhk.jp/N4Dv6Qlq 「集団的自衛権は、たとえ僅かであっても行使を 認め れば、憲法９条をなくすのと同じ結果をもた らす」

集団的自衛権行使容認 地方議会 意見書次々/自公 の足元から異議
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-06-19/2014061901_02_1.html

解釈改憲は、憲法 を恣意的に運用し憲法を骨抜きにしかねない。ま た、政府は個別的な自衛権と、外国への武力行使 を、自衛権という言葉を使って境目をなくそうと しているようにとれます。これもよくありません 。
なぜ、集団的自衛権を容認する必要があるのか、 海外の軍隊を同盟国のためとはいえ攻撃すれば他 国の人を殺害し、日本が敵指定されます。日本政 府はそんなつもりはなかった。と言い訳しても手 遅れになりかねません。
また解釈改憲よりは明文改憲の方が手続き論的に は理解しやすいがそもそも市民は憲法改正を望ん でいるのかも疑問です。私は安倍総理が集団的自 衛権にこだわる理由が不可解ですし、公明党がそ こをしっかり問わないのも遺憾です。
私は解釈改憲はダメと考えます。ま た明文改憲の必要性も国民的な合意がないと考え ます。従って安倍政権の集団的自衛権の小手先議 論は破綻していると思います。破綻したものを容 認すれば国が傾くでしょう。