細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

キエフ病院の子供たちー原発事故がもたらしたもの


イタリアの医療従事者がキエフで子供たちの重症の疾患に医療支援をしている様子です。
人口は減少しているのに、子供たちの重症の障害は減っておらず被曝の影響は明らかではないかとはっきりおっしゃっています。
障害による死亡率もきわめて高いようです。延命する割合は一割だそうです。
イタリアのこの団体の支援でなんとか頭蓋骨を切断する電動式カッターを始め高額の手術器具は揃ったものの、まだまだ薬剤や物品は不足しているようです。

また、日本ならばこのような事態を見せないでしょうとも述べています。ウクライナはお金がなく、情報統制をしている余裕がなく、被害実態が流出する。また、ウクライナ政府もすでに自分たちでは金銭的物理的に手が負えないので積極的に国際社会にデータを公表しています。

患者の家庭は貧しい人々が多く、財産をはたいて治療を受けに来ている。チェルノブイリから100キロ圏内の患者が多いようです。
最後にインタビューに答えている病気の子供の母親は1986年生まれで、チェルノブイリ事故発生当時、赤ん坊だった人です。母親が内部被曝をしているのだと思われます。
彼女と同年代の母親も病気の子供を抱えている女性が多いとおっしゃっています。

支援が必要な状況です。
そして、日本でもこのような状況に備えて、汚染地域にいる被災者に様々な支援が急務だと思います。