細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

2012・9・19大阪市会民生保健委員会傍聴記

2日前に市会を傍聴しました。橋下の言動で頭痛がして当日は帰ってからぐったりし
昨日は1日休憩していました。


以下は正確な書き起こしではありません。委員の正確な発言の再現ではなく要約であり、気になった点のメモ書きですので委員の質疑の順もバラバラです。正確な発言については市会の議事録を閲覧されたり大阪市会の動画を確認されるようお願いします。



橋下市長は共産党北山委員の「付帯決議を必ず履行するか」と聞かれ「議会決定なので、行政として履行します」といいました。
どこまで信じていいかわかりませんがすこし前進
です。

あと橋下市長との質疑応答で気になったのは
自民の加藤委員が「此花区の説明会で此花区民に特別な負担を強いるから特別な予算を組むと聞いたがこれは何か?」と聞くと「此花区でガレキを焼くのは負担であるから夢洲にメガソーラーを建て稼働した収益を何かの形で此花区民に還元するよう局に指示をしている」
加藤委員が「では例えば私の選出の区は、よそに施設が出来てトラックの交通が激増して大変困ってるがそういうものにも負担に対する見返りがあるということなのか」ときくと
橋下市長「そのケースはないです」
加藤委員「ガレキ焼却埋めたてが安全ではないから此花区に特別な配分をするということなのではないか」
橋下市長「安全性は確保されますが自民党さんもよく市民の安心をいわれるがその心理的なものに配慮をするのです」

細かい記述の間違いはあるので、委員会動画か議事録で確認してください。
いっぱい突っ込みどころがあります。
このメガソーラーの話は大阪市の環境施策課に確認したら工期も場所もがれき埋立とかぶるのです。大阪ひかりの森プロジェクトといいます。
日経もさすがに驚いたのか記事にしています。

がれき受け入れの此花区、予算優遇 橋下市長が方針
2012/9/20 2:12


 大阪市橋下徹市長は19日、市が受け入れを決めた東日本大震災のがれきの埋め立て地となる同市此花区について、「住民に心理的な負担を与えている」として、同区への予算を優遇する考えを示した。

 同区では、住友商事を中心とした事業者が、標準家庭約3000世帯分に相当する規模のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を今秋に着工する予定。同市は事業者から収益の一部を得て同区の予算に充てる方法を検討しており、今後、事業者と交渉する方針という。

 橋下市長は「がれきの安全性は問題ないが、心理的な部分で住民に負担をかけていることに配慮した」などと説明した。
がれき受け入れの此花区、予算優遇 橋下市長が方針 :日本経済新聞

またみらいの小林委員が「焼却処理は危険なのではないか。特別に遮蔽して埋め立てればよいのではないか」に対して橋下市長は
「それは小林議員は民主党ですから民主党は政権党ですから僕にいうのではなく国に堂々と提案されればよい。私は岩手県から頼まれている。だからするのである。助けを求められればするのが当然ではないですか」

小林委員は「助けを求められればするのは当然ですが広域処理への疑問が出ているから議論しています。市長はまず足元の大阪市民の声を聞き彼らの安心を守る立場をとるのが大切ではないですか。市長はガレキ賛成の市民でいっぱいだというが反対もあるし、私の地元は西成で地元のひとも助けたったらええという方もいます。しかしそういう方に様々な情報がいって考えているのかこの間の政府や自治体の説明が十分じゃないから不安です。
それともうひとつ助け合いというとき大事なのは相手と自分が呼応してはじめてできることです。被災地が助けを求めている。それは助けたいのは私もまったく同じです。では何でも引き受けるではなく、大阪市の現状でできることはなにか。ガレキではなく様々な支援のあり方があり大阪市はこれならできるということをもっと考えてほしい」

あとは小林委員がテレビで反対する立場の方と市長や行政が討論会をすれば?
という質問には
「僕は公開討論お受けしてもよいがテレビ的に実現が難しいのでは」というので
小林委員は傍聴を取材しているテレビカメラやスタッフに向かって
「マスコミの方々本当に重要な課題ですので考えていただけませんか」とお願いしていました。
共産党の北山委員も「広域処理賛成とは異なる専門家のいけんを聞くなり討議をもっとすべきではないか」と聞くと
「専門家の見解を聞くときりがありません。ですから国や大阪府の検討会議の意見で決めました」
北山委員「原子力事故で国の安全神話が信頼を失った。そういう認識が市長にあったから府で検討会議を開いたのではないか。しかしそれにも市民の強い不安や疑問が出ている」

他たくさんポイントはありましたが
自民の太田委員が北野議員と北港処分地に視察に行った話をし、相応に陸地化しているがケーソンの間から所々土が流れている。埋める場所から離れているが修復はしっかりやってほしい。やはり不安が残る。またガス抜きの管が刺さっていてこれはガレキ焼却灰を埋めるところにはたてないことを質疑で確かめ、しかし焼却して有機物が分解したはずなのになぜまだメタンガスを抜かないといけないのだろう、またガレキ焼却灰を埋めたあとは刺さないのは確かに安心だがしかしメタンガスはたまらないのか不思議だといっていました。

公明党の土岐委員は作業員や周辺環境への粉塵などの飛散について質疑してました。

加藤委員の質問で明らかになったのは
大阪まで運送する業者は電子公告入札で選定され搬入する港は舞洲・夢洲地区10月7日に港湾関係者への説明会が行われるということです。


またメガソーラーの話は住友商事大阪市が進めている大阪ひかりの森プロジェクト此花区の湾岸一帯はかねてから住友関連の工場がたくさんありました。で瓦礫は環境局施設管理課で、メガソーラーは環境施策課エネルギー政策グループです。http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000176666.html

最近また疲れがたまってきておりPCでの作業も
肩こりや目の疲れが来るので
少し控えようと思っています。
ではまた。