細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

 みしまゆきおのえいれいのこえをよみました 

 きみのわるいはなしのうえ じきてきに ぼくはうよくとおもわれるのではないかと
しんぱいしますが、おどろくべきさくひんでした

 たとえばにほんのなしょなりすとのせいじかは みしまのこのほんをよんだら どうおもうでしょうか たぶん どうもおもわないとおもう けれど それでいいのだ 
 あらすじ かわさきくんというめのみえないおとこのこがきむらせんせいとこうれいじゅつをおこなうのです でも すぴりちゅあるのひとのはなすこととちがって れいは しょうわてんのうへの うらみつらみばかり いいたてたりします。また、かわさきくんは あまりにすごいれいをよびだしたため しんでしまいます。 
 ににろくじけんのしょうこうも とっこうたいのせいねんも ぼくたちはてんのうをあらひとがみとしてしんじたたかったのに てんのうはかみでもなんでもないといいきって あくまでこっかげんしゅとして そのときどきにげんじつてきなたいおうをしたことにおこっています。
 
 このほんが ふつうでいううよくとかなんとかというわくで はんだんできないのは てんのうをいちおうは しんじ たたかったひとたちと てんのうじしんのすれちがいをひょうげんしているからです
 てんのうを かみと あがめて たたかったとしても どうにもならなかったというげんじつがてーまです それに もちろんぼくもこたえなんかないし みしまも といをだしつづけるだけ 
 なんか こうれいじゅつのあいだ かぜがふき とんでもないへんなふんいきになっているのに みょうにさめていたり あつかったり みしまのふでじたいにのうたんがある 
 みしまじしんがかいているあいだじゅう かみさまなんて うさんくせい とか いや でもそういうきょうきやじょうねつじたいには いみがあるのかもと ゆれうごいていたからではないかとおもいました だから よむひとも ちょっと いごこちのわるい きぶんになるかもしれない

 きっと ぼくのぶんしょうをよむひとには しゅうきょうに あれるぎーのあるひともいるとおもう ぼくもかみさまとかなんとかは ちょっとどうなんだろうというぶぶんと でも ひとのなかにある こんとろーるできない しょうどうや よくぼうは それがなければ ひとがいきるいみがない とも おもうのでした
 

英霊の聲 オリジナル版 (河出文庫)

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