細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

政府が障害者雇用率未達で水増し。もちろん政府は責任を負い、是正すべきだが、この社会全体にはびこる障害者排除を考えよう。というかこの国はやり直さなあかん。

職員「法定雇用率がまた未達です、、」 課長「いい案があります。メガネのものは障害者に」 部長「おまえの名前も入れとけよ」 局長「辞めた職員も入れますか」 官房長「それは角が立つ。死人がいいよ」 事務次官「大臣に相談したら適当にやっといてだって」 全員「御意」

こんな政府腐ってるとしか言いようがないが、この社会全体の傾向が凝縮してこうなったんでないか。 受け入れているフリはしていたがそれが破綻した。 しかし、そもそも官民ともおそろしく法定雇用率が低い。 やはり背景に苛烈な差別があるように思えてならない。

オレが泣きながら障害者年金申請の申立書書いたとき、日本国は死人を障害者雇用の水増しに使っていた。

オレが医者に来年は年金や手帳がなくならないか不安で必死に症状を説明するとき、日本国はメガネを障害者雇用の水増しに使っていた。

善人は障害は個性さとか言いながらブルースは加速してゆく。

民間は法定雇用率が未達なら制裁金があるというが、特例子会社にしたりして隔離したりしているし、なにしろ国自治体は2.5パーセント、民間だって2.2パーセント。 ひどいのに変わりない。 年金や生保を取ろうとしたら、甘えだと国や右翼や無知な連中はいう。

善人は障害は個性だといいブルースは加速していく。

障害は単なる個性ではなく、単なる不便でもない。社会と私がぶつかる面に生まれ、内外に浸透するさざなみである。 それは私たちをいつか必ず変革する。

簡単に解決の糸口は見つからないだろう。

それどころか私たちの社会の「当たり前」こそが問われているのだ。