細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

もんじゅは8月30日から廃炉の第一歩核燃料取り出しに入りますが、経過を見るとトラブル続き。心配です。

なんと明日30日から核燃料取り出し!

もんじゅ30日から燃料取り出し http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/686446 @fukuinpmedia さんから 「模擬訓練で、28日までに計9体の燃料に見立てた制御棒を水プールに移送し終える。3班体制で3回ずつ作業を確認し、今後の支障になるような大きなトラブルがこれまでのところない」

こないだトラブルがなかったでしょうか?遡ってみます。

これ以降日時を遡りますので、そのつもりで読んでくださいね。

19日のこれはトラブルでは?

燃料の取り出し訓練で警報、中断 もんじゅ: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34326320Z10C18A8CR8000/

「警報は19日午後1時半すぎに鳴り、同2時20分に作業の中断を決めた。作業中に密着していなければならない燃料出入機と別の装置との間に隙間ができ、内部の空気が漏れた可能性」 「もんじゅでは7月以降、出入機の警報が鳴ったり、作業を監視するカメラのレンズが曇ったりするトラブルが相次ぎ、訓練を始められなかった。機構が当初7月下旬に始めるとしていた使用済み燃料の取り出しも延期した。訓練が順調に終われば8月中に取り出しを始めるとしていた。

訓練は操作員ら計25人が3班態勢で実施。出入機で貯蔵設備から制御棒を取り出し、付着した冷却材の液体ナトリウムを洗浄した後、ステンレス製の長さ約4.5メートルの缶に収納。19日の警報は、洗浄した制御棒1本を缶に入れるための作業中に鳴ったという。順調なら、収納した後、缶ごと水で満たした「燃料池」に入れてこの日の作業を終える予定だった。」

制御棒を燃料棒に見立てて洗って缶に入れてという作業みたいですが、そこで警報が。

実は 8月24日にも燃料池が汚れてないのに、汚れたと警報が。 警報よくなりますね、、

もんじゅ敦賀市)の使用済み核燃料を保管する「燃料池」の水質浄化装置で異常を知らせる警報が14日に鳴り、浄化装置の運転を停止したと明らかにした。燃料池には約10年前に取り出した使用済み燃料2体が入っているが異常はなく」 もんじゅ:異常なし 燃料池浄化装置、警報で一時停止 /福井 mainichi.jp https://t.co/9pYRJg7Mm4?amp=1

遡るといろんな人がもんじゅ燃料棒取り出しに懸念を述べていました。

8月10日福井県原子力安全委 「使用済み核燃料の取り出しに向けた作業状況を確認した。機器などのトラブル多発で取り出しに向けた工程が遅れている現状に、委員長の中川英之・福井大名誉教授は「過去の点検で見つけられた不具合もあり、反省するべきだ」と強調した。」

原子力機構に「反省を」 もんじゅトラブルで専門委 sankei.com https://t.co/nzZ07qSOuQ?amp=1

中身はわからないんですがものすごく根本的に怒られてます。 これ燃料取り出し予定の30日のたった20日前、、

有料記事なんで読めませんが地元の不安も

福井)もんじゅ廃炉 燃料取り出しに課題 不安の声も 八百板一平2018年8月25日3時0分 朝日新聞デジタル asahi.com https://t.co/k2UyWpD7cQ?amp=1

もんじゅ 原子力機構、県と敦賀市に謝罪 工程延期で /福井 毎日新聞 2018年8月4日 地方版 https://t.co/LbCrKftgov?amp=1

不具合が5件相次ぎ 7月の取り出しを断念。

もんじゅ不具合続き陳謝 原子力機構 監視カメラ曇り警報も 福井県敦賀市に対策約束  http://fukunawa.com/fukui/38236.html 「 敦賀市役所では荒井眞伸・敦賀廃止措置実証本部副本部長が、片山富士夫副市長に報告した。片山副市長は「一連の不具合の対応にスピード感が足りない」と批判。「警報がずっと鳴り続けるのではないかと市民は不安になる。しっかりと点検、確認をすべきだ」と求めた。

 機構によると、燃料に見立てた制御棒を洗浄し、ステンレス製の缶に封入する際、何らかの原因でカメラが曇り視界が悪くなった。乾燥空気を吹き付けて曇りを防ぐ対策を取り1日に確認作業を実施したが、曇りを抑えることはできなかった。さらなる改善策の検討には時間が必要としながらも、8月中の燃料取り出し開始工程は変更しないとした。

 この確認作業中に、制御棒をつり上げるつかみ具の異常を知らせる警報が一瞬鳴った。つかみ具に付着した冷却材のナトリウムが開閉に影響した可能性があり、点検して原因を調べる。

 不具合が5件相次いだことから、機構は現場に不具合対応の支援要員2人を追加配置。燃料出し入れ設備メーカーの富士電機は、保守担当の部長級社員ら3人を追加派遣し13人体制とする。実際の操作を担うチームは交代要員7人が加わり、32人3班体制となる。」

7月30日中日 敦賀市長もお怒りでした。

もんじゅ作業、遅れに苦言 敦賀市長「見通し甘いのでは」福井 https://t.co/hObzZQZetO?amp=1

「日程ありきで進めるのではなく、立ち止まって遅れてもやるのが皆さんの安全につながる」「もんじゅでは細かいトラブルが続いてきた。事前準備をしていることがあまり伝わってこない」

7月30日

県知事もお怒りでした。

知事がもんじゅ作業遅れに苦言 機構や国の体制強化求める:福井:中日 https://t.co/UgwQOLiJ4l?amp=1 「七月下旬の開始を予定していた燃料取り出し作業が、相次ぐトラブルで八月に延期されたことについて「ちゃんとやってほしい」と、日本原子力研究開発機構監督官庁文部科学省へ苦言を」

まあ福井県知事と敦賀市長の怒りは早くせよというお約束的な? しかし地元自治体の首長も、もんじゅのトラブルには気が気でない。 当然です。第一危険な上、廃炉する前からほとんど一度も正確に作動しなかったのですから、、、

ミス続きで延期決定は7月24日でした。

もんじゅ:核燃料の取り出し、8月以降に延期へ -毎日 https://mainichi.jp/articles/20180725/k00/00m/040/085000c 「8月以降に延期される見通しとなった。日本原子力研究開発機構は7月下旬に取り出しを始める予定だったが、燃料を取り出す出入機の設備に不具合が見つかっていた。機構は年内に100体の燃料を取り出す計画」

7月14日 遅れることはないといいつつ24日には延期発表したのでした。 原研の不透明さもまたかという。

毎日 「燃料を取り出す専用機器に冷却材のナトリウムが付着して固まるトラブルが起きたと、同機構が原子力規制庁に報告した。同機構は今月下旬に燃料取り出しを始める計画で、今回のトラブルで計画が遅れることはないと説明」 https://t.co/tZQyKmpg4J?amp=1

6月8日日経

ナトリウム抜きとり方すらまだ未定? まさか廃炉も場当たり?

もんじゅ廃炉 30年かけ4段階で: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31490280X00C18A6TJN000/

2047年度まで30年をかけ、4段階に分けて廃炉を完了させる計画。最初のハードルとなるのは、核燃料の取り出しと原子炉の冷却に使った液体ナトリウムの抜き取り」

これも有料で読めませんが、液体ナトリウム移送したら発火しそうですねたしかに、、

ナトリウム無害化、敷地内で 市民団体ら要請 /福井 毎日新聞 - 2018/07/12 https://t.co/pBXSVcorKg?amp=1

使えないのに金はかかったんですよね、、

5月11日

会計検査院廃炉もんじゅに1.1兆円 費用さらに増加も - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180512/k00/00m/040/094000c

「「保守管理の不備が廃炉につながった」と総括。少なくとも1兆1313億円が投じられ、研究の達成度は16%だった」

3月28日福井新聞

これは根本的な問題です。 ナトリウム視界悪くてみえないので超音波でやるしかない。 液体ナトリウム漬けの核燃料を超音波で確認しながら取り出しという世界最高難度の、、、

「取り出し作業中は燃料がどのような状態なのか、目視では確認できない。このため超音波で確認する方法を検討している。」

難関もんじゅ燃料取り出し計器頼み 不透明ナトリウム目視できず | 原発 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE fukuishimbun.co.jp https://t.co/ZmmuexsJDz?amp=1

この3月13日の規制委の了承もひどいです。 冷却材の液体ナトリウムの取り出しかたもわからないのに計画を了承するわけです。 帰り方のわからない旅行計画みたいなもの。 日程ありきすぎます。 これまでの原子力とおなじ。

規制委:もんじゅ廃炉計画了承、認可へ  - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180313/k00/00m/040/029000c 「 この日の会合で規制委は、原子力機構が7月にも着手する燃料取り出しについて「ほぼ未経験のこと。作業員をしっかり教育し、着実に廃炉を実施する力量を身につけてほしい」などと指摘した。

 原子力機構は昨年12月に廃炉計画を申請。47年度までの30年間で廃炉を完了させる計画だが、原子炉容器内の核燃料に触れる液体ナトリウムの抜き取り方法が決まっていないなど課題も残っている。【鈴木理之】」

3月からざっとみてきましたがもんじゅ廃炉には、当面ナトリウムは目視では中が見えないので、超音波で確認しつつ燃料取り出さなきゃいけない。 またナトリウムの抜き取り方も決まっていないのに30年で廃炉できると計画し、国は了承してしまった。

また、3月以降7月までミスがあり、延期され、ミスがまるでなかったかのように8月30日から始めるというのも不可解。

核燃料は、放射能の塊です。 液体ナトリウムは、空気に触れると激しく燃えるので、少しのミスも大惨事になりかねません。

ナトリウムは水とちがい透き通ってないから超音波ソナーでみているわけです。 警報がよくなるのがわかりました。 見えないからぴったり入れるのが大変なんでしょう。

しかしやるときも行き当たりばったりで発電せず、廃炉するときもナトリウムの取り出し方すらまだ未定。

心配です、、 関西にいる私は特に不安です。 なにより技術の不安定、液体ナトリウムの空気に対する反応性の高さから爆発しないかも、もちろんですが、原研の不透明さ、国の行き当たりばったりさが。 ナトリウムの抜き取り方が決まるまで廃炉作業は見合わせるべきだった。 しかし、早くしろという圧力があったのかも?わかりません。

書いてて怖すぎて、杜撰で疲れました。 おやすみなさい。