細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

安倍総理、安倍昭恵氏の名前を決裁文書から削除。公文書の意味、国会の意味を破壊するもの。総理辞職か?民主主義を初めからやり直すべき。

とうとう安倍総理と妻安倍昭恵氏の名前が財務省の決裁文書から消されていたことが判明。 改ざんされていた。

「いい土地だから進めて」と昭恵夫人 | 2018/3/12 - 共同通信 https://this.kiji.is/345771712820479073財務省の調査結果によると、書き換え前の文書には昭恵首相夫人から、いい土地ですから前に進めてくださいとのお言葉をいただいたと、森友側が発言していたとの記載があった。」

「安倍首相の名前記載部分も削除 2018/3/12 13:54 ©一般社団法人共同通信社

 決裁文書では籠池泰典前理事長を「(保守系団体の)日本会議大阪に関与」と紹介し、関連の日本会議国会議員懇談会を「副会長に安倍晋三総理らが就任」と説明した部分も削除されていた。」 https://this.kiji.is/345792397018481761/amp?__twitter_impression=true

安倍総理は、かねてよりこう話して来た。

さすがに、安倍総理の責任が問われないわけにはいかないはずだ。

自民党の幹部政治家や安倍総理は決裁文書の改ざんはどの程度の問題と認識されているのか。

現場の官僚だけが自殺したり辞任したりしている。

麻生財務大臣は開き直る。

自民党の幹部は「訂正」程度の認識なのだという。 「文書書き換え 「改竄ではなく訂正」 自民幹部「問題なし」冷静

森友文書 2018.3.11 07:17 ツイートする いいね! LINEで送る 森友学園をめぐる経過 森友学園をめぐる経過  財務省が学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書に書き換えがあったと認める方針を固めたが、自民党幹部は「改竄(かいざん)ではなく訂正はあったようだ。そのレベルだ」と語った。」 http://www.sankei.com/economy/news/180311/ecn1803110006-n1.html

これは聞き捨てならない。疑問でならない。

単なる「訂正」ではない。

決裁文書とは、文書を作成した担当者が関連する上司すべてにチェックしてもらいオーケーのハンコをもらったもの。

つまり、役所はすべて確認済みである。 事業や事務の報告などの文書である。

これを国会に提出する前に直すのは、書いた答案を、提出前に参考書を見ながら間違い直しした後、教師に提出するようなもの。 これではテストの意味がないように、国会も意味を無くすし、行政文書も信用性はゼロである。

安倍昭恵と書いていれば、国会で総理が辞任を迫られるから、安倍昭恵安倍総理の名前を消したと。 つまり国会の追及を逃れたいからなら、これは役人だけでなく安倍内閣が不利だと思ったから改ざんしたと思われて仕方ない。

代議制民主主義の破壊であり、行政官僚制の自殺である。

役所は、行った事務や事業つまり仕事を書類にして記録し保存する。 律令制の時代からある基本中の基本。 「文書主義」と呼ばれる。

近代はこうして税金を使って行われる役所の事務事業を記録して残しておくことで、役所がなにをしているか、してきたかを省庁内で共有している。 役所が適正な手続きと検討を行ったかあとから明らかにできる。 行政が法と正義に則り、事務事業を執行しているか、明らかにできる。 以下は内閣府の資料である。 文書の作成保存の意味が語られている。

その文書を市民が開示させ、確認できるようにしている。 その文書特に決裁文書が改ざんされてしまうと客観的な意味を持たなくなってしまう。 市民が、国会が検証できなくなる。

この国がゼロからやり直さねばならないと私が思うのは大げさではないと思うのだが。

最後に平成20年11月4日 公文書管理の在り方等に関する有識者会議 最終報告「時を貫く記録としての公文書管理の在り方」から、公文書について意義を語ってもらいます。

「【公文書の意義】 民主主義の根幹は、国民が正確な情報に自由にアクセスし、それに基づき正確な 判断を行い、主権を行使することにある。国の活動や歴史的事実の正確な記録であ る「公文書」は、この根幹を支える基本的インフラであり、過去・歴史から教訓を学ぶとともに、未来に生きる国民に対する説明責任を果たすために必要不可欠な国民の貴重な共有財産である。」