細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

高橋優「少年であれ」を聴いた

https://www.youtube.com/watch?v=F-cnuj7XIlU

奥田民生の「息子」を聴いた時に感じた、人間に対する優しさ、励まし、洞察に近いものを感じて、ふつうに感動した。 ふつうに感動した自分に照れて恥ずかしくなった。 でも、よかったと思ったから書いた。 ふと書いてみたかった。

説教臭くなりそうだが、人に命令したりするのではない。自由を歌っている。

自分は詩を書いているが、なかなかこうは書けないだろうという、素直に率直に吐き出された言葉には裏返すような鋭さがある。

優れたフレーズがいくつもある。 「僕なんか生まれなきゃよかったの? 傷付いた心が言うそう思わせるのが奴らの狙いだ 負けるな少年よ 心を休めることすら 許してもらえなかったんだな」

「抱えきれない痛みは 抱えなくて別にいい 無理に苦しむ必要がどこにある? 」

「生まれてきた意味ならば 後付けでも素晴らしい 風にあおられ せせらぎに身を任せ 学べる少年であれ」

ご本人が悩んで考えて編み出した言葉であり、認識なんだろう。そうじゃないと書けない言葉だろうと思う。 中島みゆきとか井上陽水もそうで、暮らしている中でふと感じた発見をつぶやくように、そっと置くように書くのが優れた歌の詩なんだろう。

斜に構えず直球で書いてしまった。

暮らしって思うより深いな。