細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】暗い顔

なんでもないことで 傷つくから 生きにくいや 感情がバラバラで ドキドキするから 人間のフリしたら 最低人間になってる気がするや

雨の駅でみている 車両は雨を跳ね返す 鳥が鳴いて空が光り出している もうすぐやむだろうか

家に帰れば寒い気持ちで スマートフォンをまたみている やっぱり弱音しかないや 自分を傷つける記憶しか タイムラインには見えないや

ずるい人を叩いて 溜飲を下げている 俺もずるいのに ずるいことを認めるフリして ええかっこしいするほど 小賢しいんや

不安で核分裂が 繰り返されて 核ミサイルが世界に有り余ってる みんなで 不安を打ち消しあうために みんなで核保有して いれば みんなで仲良く滅びるだろう 俺だって 他人ごとじゃないや 明日死ぬかもしれないし カラダの中で 核爆弾 ちかちかちかちか 鳴ってるか

暗い夜だなあ 暗い夜がいいや あんまり明るいのは 怖いや 暗さに包まれて 暗い顔と見つめあってる

なんも見えなくなる前に 暗い顔をみてやる

俺の間抜け面は明るい

暗い顔をみてやる