細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】向こう側から来る奇跡

愛そうとするわたしの体が再起動する時 スピッツやらプライマルスクリームやポリスを聞いているようで 音楽を聴いているとわたしがガラスであることを思い出す

全くわたしったらガラスみたいなんです 中身丸見えで壊れやすい 石川さんあんまり変わってないよ そうですか 変わってないよ そうなんですか わたしはなんなんですか 規定してください 無責任な だけどあなたはわたしに 見えないから わたしは決められない あなたが最初の言葉を話してください

神であるらしい外側や向こう側で 外側や向こう側は 謎だから神です あなたの気持ちも神です

放射線の作用も神です

あなたという光は見えない あなたは光という名前ではない 明るいはずなんです とてもただ

角ばった石ころから 放射線が放たれている

放射線を放つ粒の一つ一つが 私たちの命を刻み 細々と彫りつけます あなたもわたしも それで傷ついているのだわ

あなたがつかんだ命を わたしが支え わたしが落としかけた命を あなたが拾いたまわれたのだ

動けない檻の中で 戦が焦げついている

あなたが壊れたらどうしよう わたしが見当違いでないなら これ以上あなたは 心と身体を傷つけてはならないのだ

向こう側から来る奇跡 あなたを応援しています そこにいて そこにいなくても あなたを応援しています

雲が秋の空に流れ 核の炎が静かに世界を覆う 無事はないとしても 無事でいてください

河原で石を拾って 亡くなった人を思います わたしは石に近いのです 草や水と輝いて

いつになれば あとどれくらいなら

げんきでいてください げんきで 摂理に逆らいながら 互いに流れに逆らう

たぶんまた会える きっと空はきれいです