細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】励ましあう鼓動

夜に冷えた風がまじり

夏の終わりかもしれない

自転車の光の筋が私を通り過ぎていく

 

離れていても

励ましあうこともできる

違いがある 違いがあるので

悲しいと思ってきた けれども

励ましあうことができる

違いによって

互いを高め

違いが互いを美しくし

いつか出会う

 

夜の星がこの惑星の緩やかな滅びを

照らす

あの発電所が爆発して

この世界は終わっているんだと

あらためて身に染みた

 

身に染みた時に

目覚めた人が

手を広げ、これまで生きてくれた人に

感謝している

風の音が流れる

枯れ果てた滅びの世界で

次々と人が倒れていく

その悲しみを

歌にしなければ

生きていけない

 

どこにいても

励ましあえる

滅びゆく美しい星で

ひたむきな汗が流れる

私たちが壊してしまったこの星の

私たちのあり余る罪

ゆるやかに数千年の滅びの時間の中で

この終わりの一秒一秒が

私とあなたの

鼓動です