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細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【ヨガ体験】死んだフリのまなざし

まっすぐに静かな

優しい空虚の中で

と書いてみて

少し考える

 

ヨガのポーズにシャバ・アーサナという

ポーズがある

手を軽く広げ、足を広げて寝る死者のポーズだ

目や顔が大地に溶けて沈んでいく

死者のポーズをやるうちに

頭の中に人の姿が浮かぶようになった

その人は

暗闇から降りてきて

私の顔の横に立ったり

同じように寝転がり

しばらくすると

飛び立っていった

 

そのことが気になって、ヨガもやっている

ヒーラーに聞いたら

それはその人物が私にメッセージを伝えようと

しているのだと言った

ある時ヨガの先生にそう伝えると

先生は「ヒーラーの方はそういうかもしれませんね」と言い

私は「もっと内的なイメージなんかなあ」と

呟くと

先生は「いや、メッセージかもしれない」

と話した

 

私は何のメッセージかもわからないし

そもそも私のもとに来ているのは誰なのか

話して意味があるかもわからないので

置いておく

それは単なるイメージだったりするだけなのだが

私ははっきり人の顔が頭に浮かばない方

だから

不思議な感じがしている

 

私は欲望とか肉体には混乱する方である

むしろ欲望とか肉体があることに

困惑しているかもしれない

しかし40にもなり

もはや人間としての業は

認識しなければならない

体をよく知らないと病んでしまう

体はイメージであり同時に実在だ

人間は、様々な人に支えられているから

シャバ・アーサナをして

死者の位置に立つことで

生きている私が誰に何につながり

支えられているのかみえるのかもしれない

 

私の体をよく認識すること

その私を見ている誰かがいること

それは死者となって

体の力を抜くことでなし得るのだ

人に会っても

私が朗らかな死者のように

構えずに人といられるようになるために

私は静かに寝転んで

今日も死んだふりをするのだ