細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】空はいつまでも静かに私たちを見ている

私はうわすべりして

仲間がうまく探せない

人間の仲間を探しても

なかなか溶け込めず

落ち着かない様子で

しゃべっている

 

違う惑星で生まれたことにしようか

しかし私は星から来てない

どこから来たのか知らないが

私はここにいたのだ

 

しゃべりすぎる言葉で

私の正体は分散する

分散して

小さな粒の無数の私は

世界の終わりを

見ることができない

私を見て

声をかけてくる

誰かがいる

 

あなたが私の仲間なら

空はいつまでも

静かに私たちを見ている

真剣に考えても

答えなんかない

あちらとこちらもない

 

ずっとずっと

太古から

多分

答えなんかない

 

逆さまの言葉を言いながら

確かめられるのは

その時その時の

つながりだけだ

 

別にいい

それでよい