細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】私は私に嘘をつくな

私は私に嘘をつくな

ごまかすな

存在しない希望を

ねつ造してはいけない

復興だって原発事故だって

どうにもならないと

そこから始めなくてはならないと

私は言っていたはずなのに

希望を求めてしまう

私は

単なる寂しさに耐えられない

肉体がある限り寂しいから

死に憧れた子どもの頃もあった

 

私はもう40年以上生きて

綺麗なものも綺麗なものがそうでないことも

綺麗と決めつける人間の罪深い悪習も

知ったから

死に憧れることができない

 

ただ生きたいと言ってみたんだ

それを愛したいと書いたら

誰かが褒めてくれたんだ

だから私は

生きたいと願おうと

生きたいは深いなって

生きたいはすぐ消えるこの命を

知っているから

それでもなお単なるマシーンかもしれない私が

生きていることに

意味を見つけようとしている

 

希望なのかな

 

あなたに近づこうとして

近づけないと

思う

公園は白い砂でできていた

どこに行っても

私は私であり

あなたのところへ

行けないから

私は存在が牢獄だと思う

だけど

何もかも終わって

街が燃えていく前に

汚れた海が全てを覆う前に

あなたに会いたい

ありのままのあなたに会いたい

演技をしない

優しさが単なる炎である

あなたに会いたい