細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】同じおびえ

愛されるという慢心があり

愛を見逃してしまう

本当はここに愛はない

あるとしても

愛という言葉で済ませて

優しさが見えていない

毎日トボトボ歩いている

そんなクニのそんな町である

 

真面目に生きることに向き合うことは大変で

生きていたら自然に

生きることに

向かい合ってると思ってしまう

体が心とつながっているときに

本当に何気なく生きられるから

何気なく生きることができないでいる

そんなクニのそんな町に

冷たい雨が降る

 

僕はあなたと同じおびえを持っています

おびえているから

本当に僕はあなたのおびえから

あなたの優しさを

救い出したい

おびえを受け止めたら

優しさもわかると思いたい

あなたのおびえの背中には

大きな優しさの場所がある

 

僕が途方に暮れながら

あなたを見つめるしかないとき

僕は泣き崩れそうなほど

この場に立っているのが

不思議です

 

心配をかけてしまう

どこにあなたがいるのか

考える

 

わからない

電車が空間を切り裂く

冬です

いつ春になるだろう

あなたのクニと

僕のクニは

命というつながりしかない

 

あなたを愛する理由

罪深い毎日に

生意気な僕が揺れている

愛するの意味を探すために

愛するに似た何かを

しゃべっている

口から草や花が咲き乱れる

言葉は溢れて

意味を保てない

 

そのことが空間をふるわせる

寒い寒い冬

ひどい風邪になりましたが

ちゃんと治りました

 

ご無事ですか

どうぞご無事で

 

僕には

いま僕が見えず

あなたが見えない

暗闇の中で

僕の体を揺さぶってほしい

頼りない

頼れないのかわからない

あなたと同じおびえが

僕にあるから

あなたに会えたのかも

しれない

気を取り直す