細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

虐殺器官に加わらないためにーファシズム短観

松井知事のあの発言。彼は、府知事である。大阪府の健康福祉行政のトップである。正直資質を疑うというレベルはもう過ぎている。
辞めてもらいたい。謝罪したって、考えが変わらないのは知っている。
橋下といい松井といい、単なる差別扇動者だ。
私たちもずいぶんなめられたもんだ。

40過ぎて金も仕事もない私。
10年以上働いてもいない。とりあえず障害者年金を受給しているが、他に何もない。親はまだ元気。しかし今後福祉切りが強まれば、私も親もどうなるんだろう。
だから体くらいはマシにしておこうとフィットネスやったりはしてますが。

安倍政権やら維新やらが、人間が生き辛くない社会を作るのではなく、弱者は速やかに自分から消えるように仕向けているのはよく知っている。問題はそのような政権や政治家ではなく、それを選んだり選ばなくても同質な意識で弱者を追い詰める殺伐たる人々の意識である。
だから憂鬱なのだ。

競争社会で生き残ろうと、他人を蔑み蹴落とすあらゆる人々の意識が、この国が生き残るには財政を切り詰めて、弱者は消し、国を愛して強くなるしかないと考えてしまう大半の人の意識が安倍政権や維新を支えている。
身内だろうが誰だろうが抱えきれないという悲鳴だけではこうなるまい。もっと酷薄だ。

問われているのはあなたや私が思う社会や人間とは何かということに他ならない。その課題から逃げて誰を叩き、誰を笑い、誰を憎み、また誰と愛しあったって、もうおしまいなのだ。
課題から目を逸らしたら最後私たちは虐殺器官に一体化するだろう。