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細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】なんて広い

体が凍りつく

間違った祝福である そもそも

祝われる謂れはない しかし その不機嫌な面はやめよう

ここにいることがもし、予定外なのだとしても

資格がないとしても そも

資格なんてないのでしょうよ

誰にも

 

この壁の向こうの夜空に君がいるように

不幸の 東屋である 廃屋である まだ

遮る壁があるから良い

私の耳や目を貫いて 君が来るときに

痛みしかないような気がするのに

この痛みは川のように下っていく ゆだねられた

ああ 川って 何でここのそばにある 汚れを受け止めるんだろう

私はとても弱い

弱くて図々しい 体の奥に 放棄された故郷がある

どこで

どこにおいて生まれたなんて

誰も気にしてない 気にしてないのに この場所には

古い系図があり 永遠に無根拠なのに

いつからか この場所が始まっている 君を

迎えに行こうと財布を持った時 鍵を落とし

鍵を拾い締めた 扉のこちら側の

外の

暗闇の地図が なんて広い