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細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

現憲法から理念的に後退したらそれは憲法改正ではない。憲法改悪、憲法体系そのものの破壊

題名に書いた通りです。

いくらGHQが原案を出したものとはいえ、憲法がうたう戦争阻止、立憲主義主権在民三権分立、個人の尊重、基本的人権の尊重法治主義、国際協調主義、普遍的な民主制の原理の強調は、20世紀の世界戦争から導き出された歴史的教訓です。

それを憲法に書いてあるわけです。

 

憲法前文でも、改憲派が狙うような行き過ぎた国家主義、自民族中心主義は必ずや国際協調を破壊すると断じられています。

これもナチスや大日本に対する反省があったからだろう。

 

また、人々が主権の担い手であるという面、象徴天皇制という不可解な条項は気になりますが、人々の平和と公正な社会の実現には、国家の暴走の抑制が必須であるという認識は注目すべき点です。

 

もちろん古いとか文句はたくさんあると思います。

しかし現憲法の理念より後退したものは憲法改正とはいいません。改悪であり破壊です。

 

安倍総理や橋下維新からは良い改憲案が出てきそうな気配はない。

 

国家を強くする、伝統を大事にする、家族を大事にするなどは、あえて憲法に書きこんで守らせようとした瞬間に立憲主義や権力の抑制原理が死にます。

 

憲法は人々の権利実現をめざすもので、これはワガママではありません。

むしろ国家や社会が不当に人々の願いを押しつぶす時に悲劇はおきます。

 

また、憲法は道徳とは違う普遍原理を書くものですから。

 

 

そもそも私たちはこの憲法を十分に大切にし使い切り役目を果たさせたといえるのか。憲法が70年間果たしてきた役割と限界はなんであったか、丁寧に検証をして、改憲するのでしょうか。
私にはそう見えません。