細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

なお

水の、上に
飛行機が、なんで飛んでいるんでしょうか。

問いかけてなお息切れてしまう。
ああ、ちょっと待ってよもう。


いつまでも追いつかないでいる、その存在を
なお愛することさえできずに
ただあるようにしかあることができない。
あることの恥ずかしささえ
当然至極であるかのように
表情を変えず


激しく泣いているかもしれない心は
その心がわからないでいるかもしれない私の
私の表情や動作はなお未完成なここを生きざるを得ない。
今を
今を
今の不恰好さを。

なお
なお